フィギュアスケートの競技会、げんさんサマーカップは12日、大津市の滋賀県立アイスアリーナでジュニア女子のフリーなどが行われ、12歳の中学1年生、吉田陽菜(はな)=名東FSC=がトリプルアクセル(3回転半)を成功させた。フリーの演技冒頭で跳ぶと、若干こらえ気味になったが着氷した。フリー104.38点、合計155.35点をマークし、順位をSP7位から3位まで押し上げた。
8月の国際大会、アジア・トロフィー(バンコク)で初挑戦してから3度目の実戦でついに成功した。出来栄え評価(GOE)では加点がつかなかったが「練習ではもっといいアクセルが跳べていた。そこは悔しいが、降りられたのは自信につながる」と話した。
トリプルアクセルの練習を始めたのは今年3月。6月の終わりに初めて成功させ、練習での成功率は「調子がいいと70%」。浅田真央さんや16歳の紀平梨花(関大KFSC)を参考に取り組んでいる。
昨年は、ジュニアの一つ下のカテゴリーの全日本ノービス選手権Aクラスで優勝した。滑りにもスピードがあり、潜在力を感じさせる。
2022年北京五輪時は16歳。現行のルールではシニアに参戦できるのは15歳以上だが、今年6月の国際スケート連盟の総会で年齢制限引き上げの動きがあり、国内のライバルも多い。先を見すぎることなく、一歩一歩ステップアップしていく。【福田智沙】
引用元: https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180812-00000044-mai-spo
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