安倍晋三首相(63)=自民党総裁=は12日の山口県下関市での講演で、自身の政治姿勢について「国家、国民のために何をなすべきか。その大義の下で行政を公平につかさどる。これは首相として当たり前の責務だ」と訴えた。9月の党総裁選に立候補する石破茂元幹事長(61)が森友・加計学園問題などを念頭に「正直・公正な政治」を訴える構えで、首相もこれを意識した形だ。首相の政権運営や体質を巡っても前哨戦が始まっている。
首相は講演で、森友問題で妻昭恵氏の、加計問題で親友の加計孝太郎・加計学園理事長の関わりが問題視されたことについて「国民の目線に立てば、私の妻や長年の友人が関わっていたのであれば疑念の目が向けられることは当然で、意識が必ずしも十分ではなかった」
とこれまで同様に反省を強調。「慎重の上にも慎重に政権運営に当たらなければならない」とも語った。
「安倍1強」と言われる政治状況に関しては「ふるさとの皆さんが一番分かっている通り、私は極めて融和的な人間だ」と笑いを誘い、「強権的なやり方なんて長続きしない」と石破氏の指摘に反論した。
一方、石破氏は12日のTBS番組で「政策は全ての人に公正であらねばならない。政府は正直にものを言っているか。証拠を書き換えたりしていないか。
はっきり言えば、えこひいきがないかだ」と述べ、首相の政権運営を問う姿勢を改めて示した。12日夜には、石破派以外で唯一石破氏を支持する参院竹下派について「党への危機感があると思う」と記者団に語った。【川辺和将、竹内望】
引用元:https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180813-00000061-mai-pol
みんなのコメント
膿を出すとある日言いましたが、いつ出すのでしょうか。総裁選を前にした今では決して出さないのがこの人のやり方。
未来永劫、出さないかも知れませんが。とにかく、政治と人事の方法が酷すぎる。次政権の処遇をチラつかせて対立候補や自党の同僚に脅しをかけるなぞ、国民相手どころか政権内でも民主主義の崩壊状態ではないですか。無知な主導者による独裁政治、日本は怪しい方向に舵を切りつつあるのが恐ろしいです。