ネットの反応

大丸梅田店の「ミチカケ」の生理バッチなんかもあったけど、こういうのは大っぴらにされてもね…。

生理を理由に甘えたいのかと思う人もいるだろうし、しんどさや辛さを伝えたいならそれこそ個性なんて言わずに医学的見地から発信して欲しい。

生理痛で保健室に行ったとき、「頑張りなさい。治れば楽になるんだから!」と保健の先生に言われた。「そうか、治れば楽になるんだ・・」と思いながら教室に戻った。

「治れば楽になる」なんて、お笑いじゃあるまいし、言う先生も大したものだし、納得した自分も自分である。この間抜けぶりは私の個性ではあるだろう。

男性だが、うちの職場なら、生理痛なら有給使わなくてもちゃんとした特別休暇がある。
だから、「生理」って原語のまま言わなくていいから、腹痛でとか言ってくれれば配慮はする。今どき、生理痛で休むって聞いて文句言う奴は時代錯誤。
「個性」っていうのは何か違和感を感じる。

「個性」という性格的な表現をしてしまうと、「ワガママ」という印象も拭いきれないから、表現としては適切ではなかったかも。

でもだからといって、一件目のコメントみたいに口汚く罵られるほど、花王に責められる原因があるとは思えないけどね。

まぁ先般も某百貨店でイベントが催されてたけど、なかなか日本で生理をオープンにしようと思ったら道のりは険しいかもね…。

キレイな女優や可愛らしいアイドルが薄手のひらひらしたスカートや真っ白いパンツスタイルで、「多い日も安心」とウキウキ楽しそうに外出するコマーシャルを見たら、生理の苦痛や苦労を知らない男性やまだ経験のない子どもたちは、そんなものとしか思えないでしょう?

生理をそういうイメージにしてガンガン流しているのが生理用品のメーカーなのに、「個性だからとお互いに理解し合おう」ってすごく虫のいい話だと感じる。症状の重い生理は個性ではなく疾患です。

個性だとかいろいろ言う前にまず「教育が正しくされてない」という問題がある。
女性も自分自身の体について正しく知る機会がない。生理も含む、性教育(男性についてのそれも含め)が、学校教育で全くといっていいくらい行われていないのがいろいろなジェンダー問題、人権問題につながっていると思う。

個性ではなく医学的な問題です。生理が重いひと、生理自体は軽いけれど、痛みと負担は倒れるほどの場合もあります。自分は後者でしたが、生理自体は軽いため女性にも理解されないこともあり、ことに男性には全くでした。

個性ではなく医療の問題が隠れていることは多々ありますので、個性という言い方は止めた方がと思います。

単なる生理現象でしょう?

タブー視するなって言っても一定の配慮は必要。例)会食中にクソの話はタブー。

体調がすぐれない場合に仕事を休むのは避けられない。が、その分の皺寄せは確実に発生する。その不利益を被った同僚にまで笑って流す事を強要するのもどうかと思う。

お互い様であるが故に、その時その時でキチンとフォローしておくのが吉。

生理を特別視しているのは逆にプロジェクト側だと感じるし、その威を借りて権利の如く振る舞う層も出てくるのが問題を複雑化させている気もする。

花王はやっぱり大手企業だから、月経困難症でチャンスを潰されたり勉学に支障をきたしたりした経験のある社員がほとんどいないんじゃないかな。

みんな優秀で、それなりに生理とうまく付き合って、人生なんとかなってきた人達。Twitterで生存バイアスって言葉を使う人を見かけたけど、まったくそのとおりだと思う。生理の個人差をキャンペーンで扱うのに、医療専門家の意見を一切入れなかった時点で「ああ、生理に振り回された経験のない人達なんだな」ってのが分かる。

悪意は無かったんだろうけど、痛みや薬代や治療費で苦しんできた女性たちにとっては「生理用ナプキン作ってる会社がその程度の知識しか無いのかよ!」って感じで、失望が怒りに変わったんじゃないかな。

私も正直失望してます。まずは女性同士で理会しあおうって……まだそのレベルで止まってんの?って思った。

何でもそうだが。

個人の抱えている悩み事を「厄介事」と捉える、「人への関心の持ち方が根本的におかしい」輩が、この手の話題になると問題を引き起こす。

どうすればその悩みを解決できるのかという問いかけをしていることすらりかいせず、ただ否定するだけでそこでまるで何もなかったかの様に事を終わらせる。

今回の花王の問いかけに対しても、炎上という結論にしたのは、そういう輩によるもの。

今の日本人は議論という者ができない。


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