本田秀夫「子どものココロ」

親から虐待を受けた子どもたちには、高い確率でこころの問題が生じます。幼児期から顕著になる場合も多いのですが、

学童期から思春期にかけて問題が深刻になる場合もあります。成人して以降も、何らかのこころの問題が持続することは、しばしばあります。

愛着の形成不全には二つのタイプ

乳幼児期の子どもが親から虐待を受けると、「愛着(アタッチメント)」という心理機能の形成に異常をきたしやすくなります。

愛着とは、養育者など特定の人に対する特別な情緒的な結びつきのことです。自分の欲求を満たしてくれ、そばにいるだけで安心感を得られるような、

いわば「心の安全基地」のような存在があることによって、子どもは安定した情緒発達をとげることができると考えられています。

本来なら安全基地になるはずの親から暴力を受けたり、罵倒(ばとう)されたりし続けると、愛着形成はうまくいきません。

虐待が原因で愛着形成がうまくいかない場合、幼児期以降の対人関係において、大きく二つのタイプの問題が起こり得ます。

その一つは「反応性アタッチメント障害」です。抑制傾向が強いタイプで、「楽しさや喜びを他者と共有しようとしない」

「嫌なことがあっても他者に慰めを求めようとしない」「用心深くて他者をなかなか信用しない」などが特徴です。

もう一つは「脱抑制型対人交流障害」といい、対人距離が近すぎるタイプです。知らない大人にも警戒せずに近づいたり、過剰になれなれしく言葉をかけたり、ついて行ったりします。情緒的に不安定なタイプです。

これらの問題があると、同世代の仲間と安定した交流が難しくなるため、集団生活のなかでトラブルが生じやすくなります。

ネットの反応

1.
とは言え、躾をする気のない親が多すぎるのも事実。
特に低学歴の親に多いのは事実。

たとえ玉の輿のセレブモドキでもそこは同じ。
学校教育って大切です。

2.
コレを全ての虐待された方々に当てはめよう みたいな事が間違ってる!
同じ きょうだい で 同じ虐待経験をしても その時受けた虐待に対しての感情が全く違うのは事実。私と私のきょうだい が そうだから。
3.
私は、この二つの類型では前者で、人になじみにくいタイプになる。

殴られたことはあるが日常的ではなく貧しくても衣食住と教育は維持されていた。逆に絶対に大学教育までは受けさせてくれたと言えば聞こえはいいが、父の望む国公立大学学部しか受験できなかった。

父の考えでは受験=合格だったので怒られるのが怖くて勉強していた。

気に入らないことがあるとよく玄関先で水を浴びせられた。母は決して父に逆らわず、父の指示通りに娘たちにはバケツの水を運んできた。男の子に対しては竹刀か木刀だった。

中学生で近眼になったときに「俺の血筋はそんな悪い血ではない」と言われた。

親と同じ言動を自分もしてしまいそうで(連鎖が怖くて)結婚につながりそうな交際を避けていた時期もある。最終的に遅くなってから結婚はしたが子供は産まなかった。

話し合ったことはないが三人姉妹の誰も子供を産んでいない。姉たちも怖かったのかもしれない。

4.
>愛着の形成がうまくいっていない子どもたちが、複雑性PTSDへと移行していくことは珍しくありません。

いや、愛着の形成が不全でも、複雑性PTSDの診断要件となる「出来事」がなければ、複雑性PTSDにはなりませんよ。

5.
虐待によって自分をコントロールできない人間になってしまう、
そこが問題の単著であって解決に道は遠い、

しかし虐待を受けながらも健全な大人になった人は、自分をコントロールできないという自覚を持っている、それがあるから抑制できることも多い、

自分を客観的に見ることを訓練してほしい、

6.
だからどうしろってんだよ。
7.
虐待や毒行為は引き離すかそれ以上の力で押さえつけるかしないと止められない、場合によっては養育費だけ払わせて子供を親族の家で保護する事も検討すべき
8.
>「人をなかなか信用しない子」も「過剰になれなれしい子」も…親から虐待された子どもに表れがちな「愛着形成」の異常

こうなるのは親の虐待だけが原因のすべてとは限らないから。自分の子どもの問題として悩んでいる人も自分自身の問題として悩んでいる人も、まずは原因を調べることから始めてはどうだろうか。

悩み苦しむ、怒り狂う、嘆き悲しむ段階は必要だが、原因が分かってからそうしたほうが建設的だと思う。

9.
私は、2歳頃には早く靴を履けなかったりで母親に毎日のように叩かれ罵られました。
非常におとなしい性格や金髪に近い髪や目の色と白い肌で、近くに住む従兄弟達にも毎日のように虐められ、髪の毛を掴んでプールに顔を沈められていました。

子供心に、本当の子供じゃないのかなと思っていました。
父親からも、殴る蹴るや教科書やランドセルを外に投げ捨てられ一万円を渡して裸足で放り出されたりで、母親には髪の毛を掴んで柱に頭を打ちつけて、テーブルごと食事をひっくり返すことは何度もあります。

私は親に全く褒められることなく育ちました。
いつか大きくなって仕返してやると泣きながら寝ました。

大人になった今も、父親は私と一切口をきかず目も合わせず存在自体を無視します。
私は、自己肯定感が非常に低く自殺未遂で二度と元の体には戻らず、不安障害になりました。

でも私は、誰かを傷つけたくありません。

10.
愛情を注いで育てたつもりでも、何処かしら曲がってるでしょう。それの程度が違うだけです。
とやかく言うんじゃねえよ。
11.
完璧な人間がいないように完璧な親もいない。
多かれ少なかれ誰しも心に闇を抱えてる。

だから子供を持ちたくないという意見もある。
暴力、虐待は論外ではあるが立派な大人と毒親は紙一重かもしれない。

12.
虐待など受けて育ち、成長過程の境遇も良くなかった(友達関係も含む)子はパートナーを選ぶ・決めることにおいても確実に悪影響が及んでいます
13.
他人を信用したり、共有する事は難しい事ですね。30代半ばになって苦労していますが、こんなふうに育ったので、仕方が無いと思って生活しています。
14.
恐いのは
親自身が気づいていない
人から言われても納得しないこと
15.
こういう大人、わりといますね。

16.
虐待いじめパワハラ等は

ひどさが増す程
期間が長い程

心を壊滅的に破壊し
人格をも変貌させてしまう

人格障害は
それらによる
後天的な場合も多い

その連鎖を止められるのは
遺伝子を残さない事

すなわち
子供を作らない事です

17.
子供の相手がうまい人がうらやましい
私は子供との信頼関係を築くことができなかった
何を言っても反発される
18.
親が他人を信用していないので、その子が人を信用しなくなるのは当たり前でしょう。

親はやたらと自己責任と言い、不信者はすぐに通報する。そんななか育てられたら、他人に慰めを求めなかったり、周囲と何かを共有しなかったりという子が育つのは当たり前でしょう。

親自身がマスコミや政府の振る旗に何の疑問も抱かずなびいているですから、子供が脱抑制型対人交流障害になるのは当たり前でしょう。

19.
子は親を選べない。
家族と他人は違うからね。

家族・子供には、必要以上に叱責する。
感情が抑えられないと言うのは、良く分かるんですよね。

20.
今は親に感謝しているが、幼少期は嫁姑問題抱えた母が病んでて自分もその影響でまあ酷い目にはあっていた。その影響からか今も人をしっかり信用できん。だがそれも個性と割り切れるレベルだから良いと思ってる。

人間不信も個性の一つ。そんな自分を好きならいい。理解者だけ見て、浅はかな連中には心の中で唾を吐く、そんな生き方で十分。

21.
最近はPTSDとか色々言うが、人を分類するのが学問だと勘違いしている。全く何もない人なんていないのではないのか?自分は何に分類されるのか?皆戦々恐々としている。

自分がどこかのグループに分類されて、安住の地を見つけてヤレヤレ?最近の精神科はおかしくないのか?人類のためになっているのか?と反省が必要でないのか?私は精神科医ですが、

22.
自分の鬱憤を子供に向ける親は問題外だけど。
子供を余りにも気に掛けすぎるから、自分の思い通りに行かずに手を挙げる親もいるからね。
子供など放っておくのが一番。

ご飯も呼ばれてすぐ来ないと、おかず等無くなるし。
朝も起こさないと、寝坊して遅刻。

それでいい、自分で分からせるようにする。

そして、聞かれたら、素直に教えてあげればいい事。
素直に聞く子ではなく、素直に聞く親になりましょう。

23.
いっそのこと子供が生まれたら 同じところで同じように育てれば良い
24.
>「人をなかなか信用しない子」「過剰になれなれしい子」
虐待された子どもたちに、この表現が目(耳)に入らないようにしていただきたい。
私がまさにそうです。

家庭の異常さは薄々気づいていて、小学校に入れば先生に相談できる。

でもいきなりそれを話したら引かれるから、ある程度仲良くなってからと考えていたのですが、
相手には馴れ馴れしいと映ったようで、

「用もないのに来るな」とも言われましたし、
どこかでこの記事のようなことを目にして、「いけないことなんだ」と
一気に距離を置くようになった記憶があります。

その後は人を信用せずに今に至ります。

虐待を受けている子どもは、周りに気を使ったりせずに
助けを求められるような環境を望みます。

25.
パパとママが君をだめにする、、、
フィリップ・ラーキン
26.
愛着形成に親からの虐待は無関係では無いと思う。ただ、虐待は 暴力 暴言、ネグレクトだけではないというのが難しいところで。

おまえの為を思ってを装い 全て自分の思い通りになるように 過干渉してコントロールするのも虐待ではないかと、、、。

ていうか、自分のケースなのですが、母子家庭で育ち、なおかつかなりの過干渉で育った私は、その過干渉を母から愛されてると思い、母の期待に応えなきゃと 全て母の理想通りに生き、結婚しても 一日連絡が取れないだけで、毎回物凄い叱責をされ、

されても それが当たり前で自分が悪いと40過ぎても ひたすら謝っていた私は 母が亡くなって ようやく愛されていたのでは無かったと気がつきました。はい、そんな私はもちろん愛着障害で、他人の愛が全く信じられません。

親からの健全な愛情は どれだけ子供の精神の安定に繋がるのかと思わざるを得ません。

27.
誰にでも馴れ馴れしく知らないおじさんにもベタベタする子は、保育所に朝から晩までフルタイムで預けられてる子に多い気がします。

母か保育士か区別つかない頃から保育所通いが原因か分かりませんが、普通母と信頼関係があれば1週間から数カ月は母と過ごしたいと子供は訴え泣いたり飲まず食わずになり、保育士と信頼関係が出来るまで続きます。

これは子供にとってストレスになると思います。乳児保育で子供の脳に悪影響が出ない事を祈ります。

28.
自分の子ども3人を含め、色々な子どもを小さな頃からみていると、虐待をしている、していないにかかわらず、「生まれついての性質」があるように感じます。

外的要因も大事ですが、生まれ持ったクセを認めつつ、長所を伸ばし、短所は少しずつソフトにしていくことを心がけてます。

一日中、子どもといたら、まったくイライラしないことなんて無理です。ただ、イライラのレベルは下げていこうと思っています。トイレに座ったり、シャワーをしたりのちょっとした気分転換もオススメです。

29.
◆誠に以て’重箱隅’ですが「表れ」は「現れ」では???
30.
教育の問題。親も学校も誘拐等も在り知らない人には近付かない様に教育していれば他人を信用しないのは当たり前で虐待以前の事。また先生に威厳も信用も失くしてしまったのも問題。

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