【北京・赤間清広】中国政府は3日、トランプ米大統領が1日に指示した対中制裁強化に対する報復措置として、
年間輸入額が600億ドル(約6.7兆円)規模の米国製品に最高25%の追加関税を課す方針を決めたと発表した。米国が実際に制裁を発動すれば、報復措置を実行に移す。
米中は既にそれぞれ500億ドル規模の輸入品に25%の追加関税を課す制裁・報復措置を表明し、このうち340億ドル分を7月に発動している。
中国による新たな報復措置の発表で、米中の貿易戦争は一層、深刻度を増すことになる。
トランプ氏は1日、500億ドル規模の制裁措置に続き準備を進めている2000億ドル規模の対中制裁について、追加関税の税率を従来の10%から25%に引き上げるよう指示した。
これを受け、中国商務省は3日夜、報道官談話を発表し「国家と人民の利益を守るため、必要な措置を取らざるを得ない」と表明。2493品目に25%の追加関税を課すなど計5207品目、計600億ドル相当の米国製品に5~25%の追加関税を課すとしている。
中国は「さらなる反撃の権利を留保する」として、報復規模をさらに拡大する可能性を示唆している。
引用元: https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180803-00000124-mai-bus_all
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