次代のエコカー競争をめぐり、欧米や中国で電気自動車(EV)の普及に注目が集まる中、蚊帳の外に置かれそうなのが、モーターや電池をエンジンと併用することで高い燃費性能を実現したハイブリッド車(HV)だ。

1997年のプリウスの発売以降、市場を牽引(けんいん)してきたトヨタ自動車は4月、“虎の子”のHVを中心とした電動車の関連技術の特許を無償で開放する方針を公表した。

トヨタの方針転換には、HVをさらに普及させることで自社のビジネスを有利に導こうという深慮があった。

◆環境規制で有利に

「21世紀に間に合いました」。世界初の量販車として「プリウス」を投入した際のテレビCMには、「鉄腕アトム」などで未来の社会を描いた漫画家、手塚治虫さんのキャラクターが登場し、次世代のエコカーであることを強く印象づけた。

低速ではモーターで走り、速度が上がるとエンジンで走行。それぞれの駆動系を効率の良い速度領域で使うことで燃費性能を高めたプリウスは大ヒットした。ホンダも99年に「インサイト」を発売し、両社が販売を競う中でHVの普及が進んだ。

その後、「フィットハイブリッド」(ホンダ)、「アクア」(トヨタ)といった小型車にも広がった。モーターが比較的小さい「マイルドハイブリッド」や、エンジンを発電用に使う「シリーズハイブリッド」など、仕組みも多様化している。


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ネットの反応

1.
確かにHVの技術は埋もれさせてしまうにはもったいなさすぎる。世界のトヨタ、のネームバリューで世界中に広めてEVを凌駕して欲しい。
2.
EV?世界中の車がEVになることは100%有り得ません。例え油が無くなったとして有り得ません。世界中の車がEVになったとしたら、世界中がCO2で汚染されて、とんでもない地球環境が破壊されます。
電気を造っているのは、80%以上が火力発電ですよ。車からは排気ガスが無くなっても、火力発電所はフル活動ですからね。
3.
EVはバッテリー関係の画期的な発明がない限り、一桁のシェアしか普及しない感じがする。今後10年間の内燃機関はさらなる進歩により時代に対応して生き延びて主流となっていくと思われます。
4.
EVを発展させるには社会の流れがEVに一気に傾いた時に環境整備がいかにできるかだと思います。一気に傾いた時というのはHVが爆発的に売れた時と同じレベルかもしくはそれ以上。
EVは欠点が多いです。電池が高い。環境により消耗具合及び航続距離が違う。住宅と至る所に充電スポットの完備。現在は航続距離は容量に比例するので非常に高額なので庶民では劣化時に交換できない。
そして充電時間が長い。安価かつリチウムポリマーを余裕で超える電池を開発しない限り航続距離には限界がある。ただしこれからの時代カーシェアというものがある程度のシェアを確保するとみられており、
航続距離の短い街乗り主体であれば乗り捨てる駐車場に充電スポット併設とかで充電面はクリアできそう。あとバッテリーの規格を設けてGS等で頻繁に交換できれば良いのですが大容量で危険ですし課題も多そうですね。いずれにしても個人で判断すれば当面先と思います。
5.
自分はEVに期待してるんだよね。何よりも静かだし。
EVの課題は、一にも二にも充電に対する不安でしょ。
充電スタンドが気軽に使えて、充電時間は5分で8割、10分で満充電くらいまでいけば、それと満充電の走行距離も400km前後までいけば、不満はかなりなくなると思う。
ガソリンスタンドだって、給油に5~10分くらいは掛かるし。

それと、トヨタの狙いとは別の話で、
HVを燃費向上の手段ではなく、「ワンランク上の走り」と称した、電気ターボでスピードを出したいだけの人もいるみたいなので
一部でエコのイメージと、現実のギャップが広がったりしないのかね…

6.
トヨタの深謀ではなく陰謀です。

無償提供の期限は2030年末まで。
その後はどうするのでしょうか。

VWや日産自動車などは戦略の修正を迫られるとは
無償提供はこの2社にはしないのでしょうか。

トヨタ系列以外の他メーカーも使わないだろう。
中国のメーカーなら使うかも知れません。

他国の技術は自国の技術にするのが得意です。
中国だと、その後も特許料は支払わなくて済む制度がある。
7.
実際のところ、EVにかかる電気代ってどうなの?

Co2排出に関してダントツ有利とか言いますが、電力会社でのCo2排出量は考慮されているのでしょうか。

車に限らずモノを作る際は多くのCo2を排出しますよね、
ガソリン車に比べバッテリーの負荷が大きいEVって消耗品であるバッテリーの環境負荷も考えなければ一概にEVが良いとは思えない。

飲料用の容器だってガラスからペットボトルになったり、ストロー等のプラスチックごみ問題とか、当時考えてもいなかった問題も起きてるしね。

8.
IBMはPC-ATの回路図やBIOSソースコードを公開したけれど、特許の無償使用までは認めていない。トヨタも設計情報まで公開して、中国メーカにコピー車製造を黙認するぐらいやれば市場が変わるだろうが、特許無償公開、しかも期限付きでは何も変わりそうにない。
そもそも初代プリウスは20年以上前だから、そこで使われていた特許はすでに切れていて、まだ残っている特許はその後の改良部分に過ぎない。
9.
EVは電気を自分で発電しながら走るようなシステムでなければ普及しないと思う。電池に充電して走るEVではある程度の普及までだろう。
10.
EV普及は法規制が先行しているに過ぎず、商用車等から見れば経済面や実用面ではまだまだでしょう。
トヨタはEV普及を先延ばししたいのではなく、ユーザーに未だ不便を強いるEVよりもHVがこの先でもまだまだ必要とされると踏んでのことではないでしょうか。 EV普及を遅らせることは、いずれEVを発売するトヨタにもデメリットでしかないですし。
EVまでのつなぎ技術と言われていたHVも、気がつくと今や四半世紀近くもの歴史を持つほど続いていますし、今後もまだ十数年は必要とされるでしょう。
他メーカーが本腰を入れて開発してもまだ十分利益を追求できる期間があります。 ならその資金と時間をトヨタから無償または安価に提供を受けませんか? と言う提案だと思います。
当然トヨタも、HVよりもEV制御技術のデファクトスタンダード化を視野に入れているのだとは思いますが、他社他分野からの提案よりは中身のある話だと思います。
11.
無償公開って、もう数年前にあった話をいまさらなんなんでしょうね?

中欧に去年と今年のGW旅行したが、明らかにプリウス(3G)の中古車のタクシーが激増している。

確かにストップアンドゴーの連続のような回生エネルギーを使う使途には好適なんだと思う。

逆にそれ以外(極寒期・フラットな高速・ゲタ替わり)には全くメリットがない

それと歩行者に突っ込む実績からイメージよくないし

Eパワーのほうが、メカニズムがシンプルでよい

12.
技術と使い方次第。特許だけでうまくいくものじゃない。
13.
プリウスはエコカーっていうより
危ない運転するやつが乗っているっていうイメージが……
14.
他社はたった10年の為にEVの開発を後にするわけにはいかないでしょう。焼け石に水だよ
15.
EVの加速するのは、まだまだ、先でしょうね?

一つは、「屋根(他 ボンネット・トランク)のソーラーパネル化」が

必要不可欠化もしれないですね。

それと、走行時での充電ができる仕組みとの併用技術の確立。

100%充電方式だけでは、時間がかかるし、金もかかる。充電が切れ

た時が怖い。


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16.
苦肉の策、背に腹は変えられないともいえる。倒産が見えてまいりました!
17.
トヨタは確か、水素自動車の技術もオープンにしていたはずだけど、反応は芳しくないよね。
中国の電気自動車は、現時点では発火トラブル等未熟な面もあるけど、開発のスピードは日本と桁違いだから、ぼやぼやしていると、技術・品質・マーケット等であっという間に追い抜かれる可能性もある。
18.
EVが果たしてエコなのか?EV推進して電力をどうやって確保するのでしょう?EV推進派は原発推進派と思って間違い無いですね。個人的には反原発ではありませんが過剰な電力依存はインフラの需給バランスを崩しかねない。
19.
EVはセカンドカーとして通勤用かな。
走行距離と設備が足かせだからなー
20.
俺の考えでは将来的にはEVよりAVの方が売れると思う。
21.
相当あせってるよね。
高速走行をしない前提で考えたら日産のEパワーの方が良いと思う。
EVの時代は必ず来るがまだ先で良いでしょ。
TOYOTAのHV、日産Eパワーの需要は電気事情の悪い国はまだまだいけるし、個人的にはロータリーエンジンのEパワーに乗りたい。
22.
4月に発表して、既に記事にされたことを
なぜ5月20日に記事にしたのやら・・。
23.
遅いんじゃね。すでに新たな潮流が始まっている。車産業がやがて斜陽産業になるのはそんな遠い未来ではない。
24.
ダイハツのミライースが一番エコですよ
電池も積んでいないで燃費が一番
25.
自己満足じゃなくて、事故がおこりくくく、消費者が使いやすい、求めやすい車をお願いしますわ。

開発開発いってても、老化している人間が使うのだから、そこの所をよ~く考えてwww

26.
5年位前のことで古いかも知れないがトヨタディーラー担当者の話だと、プリウスの開発費は巨額で、未だ投資を回収出来ていないのでHVに逆風となることは実施出来ないと聞いた。
トヨタはHVの要素技術であるEVも既に技術を持っているが、本格的な市場投入にならない理由の一つかもしれない。
トヨタにはEVの課題を克服するPHVやPEVの投入とセダン、ミニバン、SUV等、豊富なバリエーションも提供して欲しい。
27.
EV普及しても
石炭火力じゃ
温暖化対策にならない
28.
EV乗ってる人のイメージってイオンとか無料充電に停めたまま買い物から帰って来ない感じしかしないけど、地域差があるのかな?
29.
EVの充電はどこかで発電していなければならず、蓄電技術が発展途上の現在では充電する時間帯の電力需要コントロールが非常に難しい。
また、充電設備というインフラを新たに膨大な数を整備しなければならず莫大なコストが必要であり、立駐やビル等では設備的に対応しきれない。
確かに「走る」部分だけを考えればCO2排出はゼロであるが、課題を外出ししただけであり、トータルでの環境負荷は非常に高いと思います。
HVとて、車輌寿命・買い替えサイクルの短化や、再生不能有害廃棄物の増加による環境負荷が極めて大きいと考えますが、そういう議論はタブーなのでしょうかね?
環境省は、企業のコマーシャルベースや見かけの環境負荷ではなく、トータルの環境負荷という側面にもっと注目してもらいたい。
30.
特許無償提供なんて言う事をすると言う事は相当焦っているのかな?


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