日本代表の西野朗監督が30日の練習後、報道陣の取材に応じ、28日のポーランド戦(0-1)で議論を呼んだ試合終盤のパス回しについてあらためて言及した。
前日29日のミーティングで選手に対して「責任は自分にある」と釈明したという指揮官は「本意ではない中で戦わせて、ブーイングがある中でピッチに立たせた。そういう戦術を与えた自分がいる」と、選手に精神的な負担を強いたことに申し訳なさを口にしながらも、「どっちかに振れた戦術を与えないといけなかった。瞬間的な中での選択だった」と強調した。
中途半端に攻めて2失点目を喫することだけは避ける必要があった。それでもあくまで攻めて同点に追いつき、自力でグループリーグ突破を決めるか、このまま0-1で終わらせて他会場の結果に委ねるか。決勝トーナメント進出の可能性が最も高いのは後者であろうという判断の下、指揮官は決断した。
「それはすべて勝てばいい、結果が出ればいいということだけでない」ことは理解している。だからこそ、7月2日の決勝トーナメント1回戦・ベルギー戦(ロストフ・ナ・ドヌ)で本来の自分たちのサッカーを日本のサポーター、そして世界中のサッカーファンに見せる責任も感じている。
終盤の約10分間、後方でのボール回しで試合を終えたポーランド戦を振り返り、「走行距離は10分少ないわけで、80分ではやはり(走行距離は)少なかった」と指摘した西野監督は「(次の試合で)その分は走れると思う。いろんな方にその分を返したい」と、ベルギー戦でいつも以上に走り、戦う日本の姿を見せることを約束した。
引用元:https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180630-01655769-gekisaka-socc
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