21日の全国高校野球選手権記念大会決勝で、150キロの速球を誇る金足農(秋田)の吉田輝星(こうせい)投手が、大阪桐蔭(北大阪)の強打者を前に力尽きた。甲子園全6試合で先発、計881球を投じた右腕は、秋田県勢103年ぶりの決勝進出の原動力となった。秋田大会初戦から1人でマウンドに立ち続けた「雑草軍団」の背番号1は、周囲の助けがあって成長した。
吉田投手が五回、大阪桐蔭の5番、根尾昂(あきら)選手に2点本塁打を打たれるなど、この回6点をとられ、ベンチに引き揚げると、佐々木大夢(ひろむ)主将が中泉一豊監督に伝えた。「あいつは、やばいと思います」。
吉田投手は四回から腰のあたりに痛みを感じ、我慢して投げてきたが、マウンドでチームメートに限界を伝えた。佐々木主将は「野球で人に頼る吉田を3年間見たことがなかった」というほどの異常事態で、六回のマウンドに上がることはなかった。
引用元: https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180821-00050111-yom-base
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