巨人・澤村リリーフ直訴は吉か凶か→一軍を前提に直訴するんじゃないよ。

元守護神が決意の直談判だ。巨人・澤村拓一投手（３０）が来季もリリーフ継続を首脳陣に直訴していたことが２３日までに分かった。

この日、原監督が澤村の申し入れを受諾。ただ、原監督は来季の青写真として、澤村の先発再転向を描いていた。指揮官の構想を“頓挫”させる形となった澤村の立場は――。

この日、東京ドームで開かれた「ジャイアンツ・フェスタ２０１８」に参加した原監督から、思わぬ言葉が漏れた。

「澤村にはもう一度、先発の中で頑張ってもらおうかと思っていたんだけど『リリーフで勝負させてくれ』と。投手コーチから報告を受けました」。指揮官は「決意は私に伝わった。分かったと」と澤村の決意を尊重した。

澤村が入団時に指揮を執っていたのが原監督。それだけに指揮官にとって思い入れが強い選手の一人でもある。３度目の就任が決まった後は、近年不調が続く元守護神を何かと気にかけ、再生に向けてアドバイスも送っていた。

その素質については「ウチの投手の中で一、二を争う球威を持っている」と改めて絶賛し「その球威を生かした状態で彼の役割を与えたい。

クローザー、リリーフと決めつけることなくね。基本は先発投手になるという状態で肩をつくらせた方が間違いなくいい。先発の中で競ってくれという中で、それをリリーフに回すのは悪くない」と話していた。

指揮官は澤村が意思表示したこと自体には「意志力がないと、いいものは生まれない」と歓迎。しかし、先発起用も選択肢としていた矢先のリリーフ直訴で、軌道修正を迫られた格好だ。

澤村の復活を願う指揮官の構想を曲げる形でのリリーフ直訴。だが、それで来季も不本意な結果に終われば、一気に崖っ縁に追い込まれる。近年の不調に加え、はり治療を巡るトラブルでの澤村への不信感は完全には払拭されておらず「最悪の場合、放出される可能性もあるのでは？」との声もある。

澤村は「投手コーチの方から『どういうふうに思っているんだ？』と聞かれたので。『僕自身は抑え、ブルペン（の一員）としてやらせていただきたい』と言わせていただきました。３０（歳）になって体も調整法も変わってきている。

今後の野球人生を考えて何年やれるか分からない世界というのは身をもって知っている。一年一年が勝負」。考え抜いての結論に違いないが、来季はとにかく結果で示すしかない。

引用元: https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181124-00000021-tospoweb-base

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