貴乃花親方(46)が突然退職を届け出た問題で、日本相撲協会の広報部長として連日矢面に立っているのが、芝田山親方(55)=元横綱大乃国=だ。25日に貴乃花親方の代理人から「退職届」でなく「引退届」が提出され、貴乃花部屋の力士らの「所属変更願」には受け入れ側の千賀ノ浦親方(元小結隆三杉)の署名、
押印がなかったため、いずれも受理しなかった。27日に改めて転籍届が提出されたが、原本のコピーにサインしたものだったため、原本の提出を求めて再び差し戻した。
芝田山親方は「貴乃花さんが“引退届”と呼んでいるものに二重線を引っ張って“退職届”とするだけでもいいのに、同じものだと考えてほしいという上申書を送ってきた」とゲンナリ。
「テレビでコメンテーターが好き勝手なことを言っているじゃないですか。すぐ『公益法人なのに』とか、『ガバナンスとかコンプライアンスとか、ただ使っているだけじゃないか』
とか言っているけど、そうじゃない。公の団体だからこそ順序よく書類は出してほしい」と反論。
「(コメンテーターには)1つ1つ丁寧にお伝えすれば、わかっていただけると思う。彼に対するイジメではなく、大横綱といわれた人がこれだけの決断されているんだから、キチッとケジメをつけていただきたい」
今後も提出と差し戻しが繰り返され、貴乃花親方の立場は半永久的に中ぶらりんのままなのだろうか。
しかし芝田山親方は「会社だってずっと休んでいる人を、ずっと置いて給料を払うとかないでしょ? 書類をしっかり整理してくださいということ。(退職を)認めるか、認めないかは、そこからの話」と説明。10月1日の臨時理事会で弟子の転籍が認められれば、貴乃花親方の退職も決まる見通しを示した。
一方、この日行われた理事会までに、無所属の親方に5つある一門のどこかに所属することを求めていて、これが貴乃花親方の退職理由の1つにもなっていたが、
結局理事会は貴乃花問題が主となり「今回そういう話はなかった」(芝田山親方)。またぞろコメンテーター諸氏から「先送りされる程度の話だったのか」とたたかれなければいいが…。
引用元: https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180929-00000016-ykf-spo
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