(セ・リーグ、中日4-3阪神、22回戦、中日13勝9敗、28日、ナゴヤD)また負けた…。金本阪神は中日に逆転負けし、3連敗。借金は今季ワーストの13となり、残り12試合でシーズン負け越しが決まった。
昨季積み上げた貯金17は霧散し、3位巨人とは4差に開き、クライマックスシリーズ(CS)進出は遠のくばかり。最下位中日は0・5差に接近。29日にも最下位に転落する。
ここまで負けるとは…。2年ぶりのシーズン負け越しが決定した金本監督は、さすがに仏頂面だった。
「あ、そう。明日、やるだけです」
今季12試合を残し、これで58勝71敗2分けで借金13。5月31日のソフトバンク戦(甲子園)に敗れ、借金生活に突入してから4カ月がたち、ついに完済不可能となってしまった。
「きょうは(ミスを)いえばキリがないし」
3-3の六回だった。球児の右肘痛離脱により、中継ぎに配置転換させた才木を初めて投入すると裏目。先頭の代打・荒木を追い込みながらも左翼線二塁打を許し、続く平田には渋く一、二塁間を破られ、決勝点を献上した。
「甘いところにいったのか、球が走ってなかったのか、どっちかでしょうけど。スピードガンも出てなかったし、どうしたもんか」と首をかしげるばかりだった。
2位に躍進した昨季は貯金17でフィニッシュしたが、わずか1年で就任1年目の2016年(4位。64勝76敗3分け)を現時点で下回るものに…。
何が原因か。シーズン終了後、球団はコーチについても検証することを決めており、転落した要因を探る構え。現状では本社-球団間では勝ちながら育成を目指す方針に変わりはなく、大がかりなFA補強などについて積極的な意見は出ていない模様。
けが人の続出に加え、天候不良など外的な要素もあるが、原因が分からなければ、手の打ちようがない。
六回には荒木に決勝打を浴び、九回は岩瀬に通算1000セーブを献上。今季限りでの引退が明らかになった竜のベテラン2人の引き立て役にまわった。やりにくさはあったのか?
「もう、それはないですよ」
指揮官は否定したが…。29日にも最下位転落&自力CSが消滅する。
「一生懸命にやった中でのアレ(ミス)ですから」と選手をかばう指揮官の表情は苦しい。もう、首が回らない。一気に沈んでしまいそうだ。
引用元: https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180929-00000023-sanspo-base
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