日本大アメリカンフットボール部の選手が悪質なタックルをした問題で、警視庁が同部の内田正人前監督と井上奨元コーチから任意で事情を聴いたことが17日、捜査関係者への取材で明らかになった。2人は反則行為の指示を否定したという。内田前監督と井上元コーチは記者会見などで悪質なタックルをするように指示したことはない、などと主張。警視庁の聴取にも同様の説明をしたとみられる。
問題となったプレーは5月6日、東京都調布市で開かれた日大と関西学院大の定期戦で起きた。日大選手のタックルによって関学大の選手は負傷し、警視庁調布署に傷害容疑で被害届と告発状を提出していた。
タックルをした選手は同22日に記者会見し、内田前監督、井上元コーチの指示だったとした。警視庁ではこれまでに被害選手や日大の他の部員らからも事情を聴いている。
刑法上、スポーツ中の行為でけがをさせてもルールの範囲内であれば犯罪とはみなされない。ただし、ルールを大きく逸脱していたり、相手にけがをさせる意図があったりした場合は傷害罪が成立する。
警視庁は内田前監督らの刑事責任について慎重に調べている。【春増翔太、山本佳孝、土江洋範】
引用元:https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180817-00000033-mai-spo
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