ベッドに関連する窒息事故について、小児科医で緑園こどもクリニック(横浜市)院長の山中龍宏さんに聞きます。事故は2016年5月、生後4か月の男児が寝ていた窓際のベッドで起こりました。床まである窓とベッドの間(約30センチ)に積み上げられていたのは、クッションやぬいぐるみ。ベッドから落ちてもけがをしないように、との工夫です。
男児はその中に上半身が埋もれる形で落ち込んでしまったのです。心肺停止状態で発見され、入院18日目に亡くなりました。
ほかにも、転落を防ぐために毛布をベッド脇に積み重ねていた家庭で、同様の事故が起きています。生後6か月の男児は発見時、毛布の山とベッドのすき間にはまり込んでいました。意識がほとんどない危険な状態でしたが、このケースでは1週間後に無事退院できました。
体が挟まるすき間をなくそう
これら二つの事故では、転落による外傷はなかったものの、窒息という深刻な状況に陥りました。私のクリニックにも、ベッドから落ちた子がしょっちゅう訪れますが、低いベッドなら大事に至らない場合がほとんど。まずは、子どもが寝る場所から、体が挟まれるようなすき間をなくすことこそ重要です。
今回紹介した事例を含め、子どもの事故の多くは親が直接目撃しておらず、当時の状況で分からないことはたくさんあります。だからこそ、分かる範囲できちんと記録を残しておくことが大切だと考えています。
事故報告を受けた後、主治医から状況を何度も聞き取り、子どもの頭囲やベッドの高さ、体が挟まったすき間などの計測を依頼しました。詳しい記録を残しておかないと、今後の対策にはつながりません。記録の積み重ねが今後の事故防止に生きる、と信じて取り組んでいます。
ベッドガードとマットレスの間、幅10センチ弱のすき間に…
寝ている時にベッドから落ち、痛い思いをした人は結構多いのではないでしょうか。子どもはごろごろとよく寝返りを打つため、なおさら心配ですね。ベッドからの転落を防ぐ製品に、ベッドガードがあります。脚部をマットレスの下に差し込んで固定するタイプが主流ですが、思いがけない事故の報告が寄せられています。
2016年9月、生後6か月の男児をベッドに寝かせた母親は、用事を済ませて約2分後に部屋に戻って驚きました。ベッドガードとマットレスの間に、幅10センチ弱のすき間ができ、男児が横向きにはまり込んでいたのです。
男児が寝返りをしてベッドガードにもたれかかり、外側にずれたのでしょう。すき間に顔が挟まり、マットレスやタオルケットで口元がふさがれていました。ぐったりと目を閉じ、顔が青くなっていたため、窒息状態だったと考えられます。発見が早かったため、救急搬送先の病院に着いた頃には意識がはっきり戻り、無事帰宅となりました。
引用元: https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180707-00010000-yomidr-sctch
みんなのコメント
うちはベッドとの隙間に畳んだ毛布詰めてその上にぬいぐるみ敷き詰めてるよ。
他の面は念のためジョイントマットとラグとか洗濯物置いたり、落ちたときなるべく痛くないようにしてるけど
結構何もないジョイントマットの方に落ちちゃうから凄い音で痛そう。。
凄い音しますよね(^_^;)
新生児の頃から大人のベッドで川の字で寝てるよ。
ガードは挟まって危ないて聞いてたから、うちもぬいぐるみだな~。
ぬいぐるみやたらあるからちょうど敷き詰めれる(^o^;)
ちなみにベビーベッドもあるけど、四隅全部にぬいぐるみ置くと結構狭くなっちゃうんだよね。
だから動けないの可哀想であまり使ってないな
コメントだけでもこんなに多種の意見が出てるのに、自分の成功例が唯一の完璧な手段というようなのが散見して興味深い