マリオ、クッパ、ヨッシー・・・。公道レンタルカート「マリカー」は、任天堂に訴えられ、敗訴したが、今も変わらず、任天堂のキャラクターのコスチュームを着た客をカートに乗せ続けている。
運営する株式会社MARIモビリティ開発(旧社名:株式会社マリカー)は9月28日、知財高裁に控訴。両社のバトルはまだまだ続きそうだ。
この裁判は、任天堂が起こしたもので、マリカー社が「マリカー」という標章を会社名に用いていることや、客にカートをレンタルする際に「マリオ」などの著名なキャラクターのコスチュームを貸し、
そのコスチュームが写った画像や映像を許諾なしに宣伝・営業に利用するなどしていることが、「不正競争行為および著作権侵害行為にあたる」と主張してきた。
東京地裁は9月27日、マリオ等のキャラクターのコスチュームを客にレンタルすることを禁止するなど、不正競争行為の差し止めと、1000万円の損害賠償命令を言い渡した。
だが、株式会社MARIモビリティ開発は知財高裁に控訴し、今でもマリオやクッパなどのキャラクターに身を包んだ客(主に外国人観光客)が、東京都内の路上を走り続けている。
●たくさんの「マリオ」たちに遭遇
弁護士ドットコムニュースのスタッフが10月12日午後、東京・品川の店舗周辺の状況を確認したところ、外国人観光客5人に遭遇した。
5人全員がマリオやヨッシーといった任天堂のキャラクターのコスチュームを着ていた。店舗の中には、任天堂だけでなく、ディズニー、ドラゴンボールなどのコスチュームも大量に並んでいた。ちなみに、現場にいたスタッフはそれぞれスティッチ、クッパ、ティガーのキャラクターのコスチュームだった。
その後、秋葉原の店舗も確認したところ、スタッフはほぼ外国人で、客も外国人ばかりだった。
その場にいた客は12人で、マリオ、ヨッシー、ピーチ、ピカチュウ、スパイダーマン、アイアンマン、ミニオンを確認できた。このうち、一番多かったのがマリオで、12人中5人もいた。
引用元:https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181013-00008684-bengocom-soci
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