東京・八王子市で8月、中学2年の女子生徒が自殺していたことが分かりました。学校側は背景にいじめがあったことを認め、自殺との因果関係を調べています。
学校関係者によりますと、女子生徒は2017年の8月ごろ、部活動の上級生らから無料通信アプリのLINEで、批判されたり無視されたりして、不登校になったということです。女子生徒は上級生からいじめを受けていることを中学校に相談していたということです。
その後、女子生徒はことし4月に転校しましたが不登校が続き、8月に八王子市内の駅で電車に飛び込み、およそ2週間後に死亡しました。女子生徒は「3月まで在籍していた中学校の部活動でトラブルがあった」という内容の遺書を書いていました。
11月6日に会見した、女子生徒が通っていた中学校の校長は「(生徒の父親から)『いじめでこうなった。精神的にも苦しんでいた』と聞き、(女子生徒に対する)いじめの認定をした。
(当初は)トラブルは解決したと報告を受けていたため、いじめという認識はなかった。(今は生徒の)お父さまと『いじめ』という言葉を使って話している」と説明しました。
八王子市教育委員会は第三者委員会を設置し、自殺との因果関係を調べる方針です。会見した市教委の設楽恵・学校教育部長は「法の定義でいう『いじめ』に該当する重大事態と認識している。
亡くなられた生徒のご冥福をお祈りするとともに、ご家族の心情を察するに、至らない点が多々あったと認識している。今後もご家族に対して誠心誠意、対応していく」と述べました。
この問題について、東京都の小池知事は取材に応じ「まず、八王子市教委で対応するが、いじめをどうやってなくすかは大きな課題。都としても、今後の対応について八王子市と連携して考えていく」と述べました。
引用元:https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181106-00010000-tokyomxv-soci
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