暗記力から思考力へ-。10日から始まった「大学入学共通テスト」の試行調査では、各教科で日常生活などを題材にした問題が複数出された。
暗記した知識だけでなく、その知識を具体的にどう生かすか、思考力や判断力を測るためだ。再来年度から始まる“本番”を想定した問題構成で、現行の大学入試センター試験にはない、新形式の出題もみられた。
共通テストがセンター試験と大きく変わる点の一つは、国語と数学の一部で記述式問題が導入されることだ。だが、昨年実施の前回調査では、国語の記述式3問のうち80~120字で書かせる問題の正答率が0・7%と極端に低く、改善が求められていた。
今回の国語も記述式は3問。うち1問は80~120字だが、正答条件を複数設け、どの条件をいくつ満たしたかで4段階評価するなど採点基準を明確化した。また、前回調査より全体の文章量を2000字程度減らし、じっくり問題に取り組めるようにした。
マーク式の正答が1つではなく、複数の正答を選ばせる出題があるのも、受験生を戸惑わせる新形式。英語では今回、筆記で3問、リスニングで1問が複数正答となった。
英語ではこのほか、日常生活からの出題が目立つ。学校の英語クラブのメンバーにあてた手紙、インターネットに掲載された料理のレシピなど、題材はさまざまだ。
リスニングでも、ゲームに関する議論を題材にするなど、なじみのある社会的な話題からの出題があり、文法よりも実用的な語学力が試された。
社会系科目では、細かい知識ではなく思考力を測る出題が主流だ。日本史Bで開発史と災害史の年表をそれぞれ提示し、歴史的事象を多面的に考察する力を試したほか、世界史Bでも、地中海の周辺地域の接触と交流をテーマに、歴史を大局的に理解しているかを測った。
公民の現代社会では、高校の新聞部による学校新聞の作成を通じ、社会の諸課題を考察する問題が出された。日頃から新聞などニュースに接しているかどうかも得点を左右しそうだ。
大学入試センターでは今後、採点結果を分析して年度内に調査結果を発表する。それを受け、文部科学省が来年度初めに共通テストの実施大綱を策定する。
引用元: https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181110-00000539-san-soci
ネットの反応
今年の「高校生クイズ」を見て、これはしばらく試行錯誤が続くんだろうなと感じた
見切り発車みたいなのはやめて欲しいね
どーでもいいからこの時期の受験生につまらない試験受けさせるのは本当にやめてほしい。問題は極端に簡単でセンターの勉強にもならなかったし、
センターの方がずっと良いと感じた。
今日テストを受けた者だが科目によって難易度の差が激しいように思う。
日本史は知識がなくても類推できる内容だったが世界史は知識がないと太刀打ちできないなど出題意図における解答に必要な能力が定まっていないように感じた。
問題を用意して
それに対する回答が出たとする
その回答が想定したものとは違うものだったら
どう評価するのだろうか。
人の考え方ってそれぞれだから
想定した答えと違うので間違いですとやるのか?
これについてどう思うと聞いて
間違ったらどうしようと悩み
答えられない生徒もいるという
思うのは自由だから
何を書いても答えても
その人の答えであって
正解はないというのが自分の考えなんだけど
その考えじゃテストは受けられないんだろうなぁ・・・・
基本的なことが出来ているか確認するためなら、
マーク式でいいでしょ。
大学で勉強するための、「基本のキ」みたいなレベルの問題から、
ちょっと歯ごたえがある問題まで出しておけばいい。
そして、上位校ならば、例えば「問4と問5は半数取れてないと失格」
とか、内容ごとに受験生を足切りにかけられるようにしておけばいい。
センター試験(共通一次)で、「どうしようもないやつ」だけを
排除したら、そこから「大学として、来て欲しい学生に絞る」
のは、大学独自の記述式試験で選考すればいい。
何をやろうと来年からの日本衰退加速は続く
高度情報化社会の影響,と言えば影響なんだろうな。
ぶっちゃけコンピュータ相手にその「量」や「正確性」で勝てるわけがない(苦笑)生き方の指針にする程度の「基礎知識」は必要だが,たとえば伊藤博文から安倍晋三まですべての総理の名前を暗記しても意味が無い(苦笑)
となれば結局,それを欠いたために失敗したゆとり教育の画竜点睛(※)ともいえる「運用力」を,遅ればせながら問うていくしかない。
みたいなことを,こないだ研修の講師で来た文科のOBが言ってた(苦笑)
※そのせいで知識も足りない思考も足りないお察しが大量に世に溢れた
まったく無駄な変更。過渡期に受験生には有害ですらある。当の文科省が具体的な話を全くできていない。スケジュールありきの失敗プロジェクト。
ネットリテラシーも入れろ
というかこれは小学生からの義務教育にしろ
もう小学生でもスマホ持って闇系のサイトにも容易にアクセスできる時代なんだから
まぁ結局、学のある人が有利でガリ勉タイプは厳しいんでしょうね
テストが変わるのはいいけど、先生の指導方法も当然変わるのですよね。現小中学生なんて今の時点で変わってないとなんのための改正かわからないです。
単純に間に合うのかなぁ。共通テストを実施できるかもそうだし、採点もそう。採点の公平性は担保されるのか?外部委託ですよね?来年に大綱を発表?受験生にとってはえらい迷惑ですよ。見切り発車は許されません。
結局、難関大学を目指すとなると、そういう問題に対処するための塾予備校に行かないといけなくなる。
結局元に戻るだろうけどねえ。
センター試験って馬鹿にされてるけど、学力を測るための客観式試験としては相当できが良いんだし。
>リスニングでゲーム題材
おい貴様Pat様はやめろ
金と人と労力をかけるところが違う。
こんなことしても現場の教員と受験生、採点者、試験監督が混乱するだけな気がする。
多分、これの方法を取り入れて何が改善されたのかは明確に示すことなく、取り入れることを決めた人たちはその責任もとらずに時が過ぎていくのだろう。
教育について真剣に考えたらまずは教職員の充実と環境整備ではないかと思うが、この国はこどもに対して、教育に対してとても安易な姿勢をとっている。
共通テストは不要、各大学に任せればいい。
それよりハングルを廃止しろ。
韓国語の試験を廃止しろ。
記述式問題いらんだろ。
高等教育および大学受験問題とは、本来ある知識体系の中で筋道を立てて論理的に正解を導くことを教えるのだけれど、1990年代前半はセンターは割と良問だったと思うけど。
もっとも、その後特に英語の教師なんて文法とかなんでそういう訳になるのかとか説明できない教師が多いから、喋れない英語はダメだとかいう高等教育と実用教育の区別ができない連中の意見がまかり通ってオーラルとかわけわからん問題ができたんじゃないの?
現代文の教師も論理的に日本語教えられない高校教師が多いからねえ。
だんだん高等教育と違う方向に行かないよう頼むよ。明日の日本を担う人材を問う試験だということをお忘れなく。
テストにしている時点で、生かせないんです。正解を答えようとする限り、テストという領域からは抜け出せないから、何かを変えようとする努力はしなくていいんです。
日常生活を題材にして、答えられなかったら、今までの日常生活が「間違っている」ということになるでしょう。そんな意味のないことをして時間の無駄です。
入試で問うのではなく、入学してから各授業で様々な思考力を問うていけばいいのです。小学から大学まで「留年」することなく、進ませようとした結果、このような無意味な内容がでてくるんです。
記述式は客観的な評価がしづらい。
マークシートのみがよい。
一般常識やマナーも試験に出たら、受験者の大半は点数が低いかも。
複雑化させれば、そこにお金がかかり、新たな利権が生まれる。
将来の日本を背負う若者たちの人生を、官僚の金づるに利用するな。
最近は部屋でスマートフォンや
インターネットを使って
得た知識がメインで
まともな日常生活をおくっていない
可能性が高いですからね。
応用力もそうですが、
このコメント欄でさえ
なぜわざわざそこに拘ったり
無駄に縛りをいれたりするのだろう?
と思うことはたくさんありますので
どこかでそういうものを
測るのもよいかもしれません。
ただし、
それが大人数の試験になると
採点者のさじ加減で
変わってきてしまったり
そのひとの思想や信条を
否定することになったり
実は現実的には正解なのに
不正解扱いになったり、
採点に要する時間と
ある程度の採点者のレベルが
必要になってくるのでしょうね。
まず思考力の根っこに支える知識つけることが重要じゃないの?
基礎トレやらずにスポーツやるようなもんだろ
まじで意味わからん
思考力を問うのは2次で。ここでは基礎学力の有無を見るものでいいんじゃないの?国内での序列化に慣れすぎた問題作成者が入学者数を慮ってこれくらいとかって勝手に設定しているレベルを打破してバカは取らない路線に転換するとともに
かつて日本の子どもたちの学力が低下した、と騒いだ時のOECDの「国際学力調査(PISA方式)」は思考力を問うものだ。
日本ではこのテストの問題内容を知らないために誤解があったようだ。このテストは教育用語で「知識構成主義」といって、持っている知識をどう使うか、なぜ、そうなのかを考える力を問うものだ。
IT時代で知識や情報はすぐに手に入る。今の時代、たくさんの知識を持っている者が優秀というものではない。
日本の学校教育では、まだ、そんな学習はしていないから、子どもたちの出来がどうなのだろうか。解答ぶりに注目だ。
今の高校生は思考力の欠如が目立つね。ネット依存症の生徒が多いだけに物事を考察して自分の意見を述べたり、書いたりする力が極端に低い。