第4次安倍改造内閣の支持率がパッとしない。ご祝儀相場は皆無で、横ばいか微減なのだ。サプライズがなく、初入閣組の地味な顔ぶれが影響しているようだが、
官邸中枢は「想定内だ」と自信を持っているという。知られざる、今回の「戦略的人事」の狙いとは。
「この内閣は長くて来年夏の参院選までだ。『政権の骨格』は維持して、経済政策や外交、憲法改正、拉致問題はやり抜く。それ以外は(初入閣待望組を多数抱えた)各派閥に『貸し』をつくったのだろう」
官邸周辺は語った。
確かに、麻生太郎副総理兼財務省や、菅義偉官房長官、河野太郎外相などの主要閣僚は留任させて、安倍政権では第1次内閣を含めて最多の12人を初入閣させた。身体検査は大丈夫なのか?
「当然、身体検査は厳しく行った。そのうえで、本当に危ない議員は排除した。それ以外に、些細(ささい)な醜聞があったり、舌禍が危惧される議員は、派閥の推薦を尊重して入れたと聞いている」
「第2次政権発足から6年、政権中枢は閣僚スキャンダルへの対応を学んだ。野党やマスコミが追及しそうな議員と問題は把握している。
どのタイミングで更迭するかも計算済み。推薦した派閥領袖は平謝りで、ものが言えなくなる。閣僚交代となれば、また初入閣待望組を処理できる」
何と、閣僚更迭だけでなく、野党やマスコミの動向まで分析・計算しているというのだ。
「政権中枢が自信を持っているのは、野党の体たらくも大きい。政権が恐怖を覚えるような骨太の政策論争には挑まず、閣僚の醜聞・舌禍ばかりで大騒ぎしている。
政権中枢は、国民が飽き飽きしているのを知っている。本当の勝負は、来年度予算が成立した後だろう。憲法改正を含めて、大勝負に出るはずだ」
引用元:https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181006-00000001-ykf-soci
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