宮城県女川町にある老舗かまぼこ店「蒲鉾本舗 高政」が3月9日、公式Twitterで震災報道の過剰な演出に苦言を呈した。
マスコミの取材手法について「勝手な構成にしないでね」として、「たくさん取材依頼が来るが、今年は8割以上お断りした」と綴った。
この投稿は11日午後3時現在で1万3000回以上もリツイートされている。
どんな思いで、このツイートを発信したのか。
株式会社 高政の代表取締役社長・高橋正樹さんにインタビューした。
━━今年から取材を8割以上お断りしたとありました。その理由を教えてください。
Twitterにも書いたんですが、「3.11」に向けて毎年多くの取材を受けてきました。数にすると、8年で500回以上受けてきた。
その中で、取材の趣旨が年々『本質とズレてきている』と感じるようになったんです。
━━高橋さんが思う本質って、どういうことですか?
なんだか最近の報道って、「とりあえず忘れない」「とりあえず風化させない」になっていませんか?と思うんです。
忘れないことが『目的』になってしまっている。
「忘れない」というのはあくまで前提であって、その上でなにをしていけるかが重要なはずです。なのに、報道する側は忘れないためにストーリーを作ってしまう。
あの震災で多くの人の命が失われたということを忘れない事だけが、伝え続けることの本質だと思うんです。
━━報道する側の演出面に言及していました。具体的に何を感じていますか?
『被災地の素材化』が著しいなと感じます。
震災直後は、伝えるべき内容が沢山あったのでしょう。
しかし震災から2年を過ぎた頃から、テレビ局さんの取材を受ける度に「悲しい話を探している」「ネタ探しが大変なのかな」と思うことが増えていきました。
宮城県の女川町は、他の被災地と比べると比較的復興は進んでいる町なんです。
それでも、震災直前にこの町に来て、無理やりネガティブな物語を探そうとするメディアもある。「作られたストーリーを演じる人を探している」といった感じで。
一部の発言だけを切り取って演出されたり、正直、失礼な取材がたくさんありました。
地元の放送局などはまだ伝えきれていない側面を継続的に取材しているメディアもあって感謝しています。全てのメディアが当てはまるわけではないんです。
ただ、僕らは(ストーリーを演じる)「素材じゃないんだよ」って言いたいですね。
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メディアが取材する際の過剰な演出や、取材を受ける側を単なる「素材」として見ている現状に疑問を呈したこのツイート。
震災から8年を迎えた今、報道をする側の姿勢が改めて問われているのかもしれない。
引用元: https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190311-00010006-huffpost-soci
ネットの反応
税金から多額の復興費を貰っておきながら、こういうことを言うのはいかがなものかと。
こういう記事こそ、仕事の素材にしているのじゃないですかね。
ガソリン税を払いたくないとは言いませんが、青臭い感情論で茶化さないで欲しい。
だったら500回も取材受けんなよ
所詮全国ネットの大手マスコミには遠い東北の地の他人事だからな
マスコミ本社直下型地震でも来て壊滅したら心を入れ替えるんじゃないかな
あの日のリアルタイムの中継映像は忘れられない。
他人の不幸を見て自らを慰めることは
日本では古くからある風習なのです。
remember pearl harborと同様で、国民として民族として決して忘れちゃいけない何かがあるのは確かだと思う。
だが、そのremember pearl harborだって、長い時間の経過の中で単なる憎しみだけのもの以上に変わってきていることも我々は知っている。
だが、その変化しつつある忘れてはいけない何かをどう報道していくか、描くのは難しいのだろうね。あれ以来の民族としての新しい生き方の変わりようのようなものを描ければ良い気もするが、具体的にはわからないな。
そうだね、あの繋がってない電話ボックスのやつなんて最たるもんだわ。遺族にマイク付けさせてまでやることかね。
だろうな。
NHKなんて毎日のように放送してるけど、もういいべ。
いつまで放送するんだ!?はっきり言って飽きた。
まあ、そうは言ってもストーリー仕立てにしないと人の目を引かないんだよねぇ
要はアレンジに行き過ぎたケレン味を感じさせないセンスが必要なんだが
それが本当に出来るジャーナリストがどれだけ存在するのやら
では、マスコミを排除したとしよう。
お断りになれば、一気に報道されない街になる。
TVどころか、ネットニュースにも載らなくなる。
SNSでも話題にならなくなる。
間違いなく、復興は進まない。止まる。
これがリアルだ。
金の流れを呼び、人を誘い儲けさせる力が
マスコミには依然として備わっている。
被災地の為政者が復興を考えるとき、最も重視するのは何かという話。
「三文芝居の美談」や「誰が作ったかも判らない、あの耳障りな歌」を
この時期に毎年放送するのは、TV局の意向だけではない。
一方福島はマイナスな報道、記事しか流れないからな
8年間殴られ続けて疲れたよーマスコミさん
震災の時のネット世論にスポットをあてて欲しいな。買い物したら不謹慎、被災者の気持ちになれ不謹慎だって一時期変な方向に向かったよね
悲しみを悲しみとして浄化する時期はもうとっくに終わっているでしょう。今は悲しみの意味付け、後悔からの学びが重要になっていると思います。日本に住んでいる以上は皆明日は我が身なんだから。
大した被害も無かったトンキン人がオリンピック誘致の材料にしたりとかね
ごもっともな意見です。ただ被災した方以外には「リアル」だけを伝えてもきっと、忘れていってしまうものです。それが悲しい現実です。現実にあった出来事をストーリー化する事で多くの人の記憶に残る映画なども過去にはありました。
テレビ他、災害関係でよくある
「節目」の何年とか、
それこそ、「平成」最後のとかもそう。
日本人って、節目とか好きなのかも知れないが、
喜びとかはいいとは思うが、
未だに阪神大震災以後、四半世紀なろうとしても
戻ってないものは戻ってもない。
さらには、終戦後73年経っても、
何も解決していないものはしていないし。
じゃあもうほっとけよ 観光にもならないなら助ける必要なし
素材じゃないと取材を断るなら、8年も前のいち災害に対する国民の関心の薄れを嘆くような訳の分からない話をするヒサイシャを黙らせなきゃ
報道の本質を忘れていませんか?正確にあるがままを伝えて欲しいです。被災された方々を利用して誇張した表現は決して被災地の為にならず。
東日本大震災の後にも、各地で大災害が続いてる。被害者の立場に立って、ネタにするのは慎めよ。
マスコミにとって全ての悲しい出来事全てが、視聴率・購買数の為に存在する。悲しければ悲しいほどヨダレが出ちゃってます。悲しければ悲しいほど自分の取材が、記事が評価されるし、地位もあがる。悲しくても頑張ってるほど視聴率はうなぎ登り。震災様々なんですよ。
真実をありのまま報道してくれればそれでいいのだけどね。
復興しているところ、していないところ、原発の惨状。
震災の番組はCMばかりで・・・中身が無かったですね。
ナレーション「私達はどうすれば良いのでしょうか?」
CM中
ナレーション「私達はどうすれば良いのでしょうか?」
まずCMは、1つの議題の終わりまで流さない事が大切でしょう。
美味しいかまぼこを作る秘訣はなんですか?ではないでしょうか?
お涙頂戴的な演出で視聴率が稼ぎやすい。って番組構成多い。とくにNHK。
現地の人にしてみれば、テレビ局(主に首都圏の、年に1度か2度くらいしか来ないキー局)の手法にうんざり。視聴率とれる部分しか切り取って放送しないからね。
でも、毎日やると首都圏のみなさまから苦情がくるんだろうね。
こういう事は直後と少し経ってからだと、想いや関わりかたが変わってくる。
「忘れないのが前提で……」というのがすべてだと思う。
恒例行事でDやHが稼ぐんだろう。
苦言をて椅子って言葉が要らないし、つかうなや。
見たいのはテレビ局の創作劇ではなく、事実です。
現地の人たちのリアルな復興の歩みを写してもらえればそれで良い。
記事やコメントにある通り日本人なんてこんなもん。