韓国・済州島で10日から開かれる国際観艦式で自衛艦旗である旭日旗を掲揚しないよう韓国が日本に要請していた問題で、日本政府は5日、観艦式に海上自衛隊の艦艇を派遣しない方針を固めた。
政府関係者が明らかにした。日韓双方の主張に折り合いがつかず、日本側が艦艇派遣を取りやめた。
自衛艦旗は旧日本軍の旭日旗と同じデザインで、韓国では軍国主義の象徴とされ、国内での使用を禁止する改正法案が国会に提出される事態となっている。
日韓は今月、1998年の共同宣言から20周年を迎えるが、歴史問題の再発で関係悪化が懸念される。
防衛省によると、韓国から観艦式への招待があったのは昨年。参加へ調整を進めていた今年10月、式典の際にマストに韓国国旗と自国国旗を掲揚し、艦首艦尾には旗を掲げないよう要請があった。事実上、自衛艦旗の掲揚自粛を求めるもので、政府は参加の可否について検討していた。
海自トップの村川豊海上幕僚長は2日の記者会見で「自衛艦旗の掲揚は自衛隊法などの国内法令で義務付けられている」と強調。韓国側の要請には応じない考えを示していた。
引用元:https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181005-00000073-jij-pol
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