片山さつき地方創生担当相は13日、就任後初の出張で鳥取県を訪れ「東京一極集中」の是正に向けて本格始動した。人気観光地の鳥取砂丘を視察したほか、
平井伸治知事らと意見交換し地方成長のヒントを得たようだ。入閣前は問題発言もあったが、安倍晋三首相は高い発信力を買い、看板政策の司令塔と位置づける。まずは24日召集予定の臨時国会が試金石となる。
「ここでしか味わえないものですね」
片山氏は13日、鳥取市の鳥取砂丘でヨガや専用自転車「ファットバイク」などの体験型コンテンツを説明する平井氏にこう語った。
片山氏が鳥取県を初出張の舞台に選んだのは、地方創生のモデルケースになると考えているためだ。
国指定の名勝「浦富海岸」(岩美町)に近いJR東浜駅を視察後、記者団に「新しい感動を与えるものを加えないと、地域に人や仕事は来ない。(鳥取は)参考になる」と評価した。地方の現状把握のため、今後は全国に足を運ぶ。
第4次安倍改造内閣で初入閣した片山氏は、今回の入閣候補の「本命」ではなかった。過去に言動が問題視されたためだ。
平成26年の御嶽山噴火に際しツイッターで事実誤認の発信をして謝罪に追い込まれ、今年7月には西日本に大雨洪水警報が出る中、.
自民党懇親会での安倍首相との乾杯写真を投稿し、批判を受けた。官邸筋は入閣時、片山氏に「ここが正念場だ」と告げている。
意気込む片山氏だが、臨時国会では野党の標的になる可能性がある。担当する国家戦略特区をめぐり学校法人「加計学園」問題が再燃しているほか、片山氏の関連団体の政治資金問題を週刊誌が報じたためだ。安定した答弁で乗り切れるか手腕が試される。(永原慎吾)
引用元: https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181013-00000563-san-pol
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