滋賀県の琵琶湖の一部地域で2日から事実上、水上バイクを閉め出す規制がスタートしました。彦根市が異例の措置に踏み切ったワケとは・・・・。
あつ~い夏、水遊びを楽しむお客さんで賑わう琵琶湖。海水とは違いベタベタすることもなく、とても気持ちよさそうです。一見、何の問題も無さそうに見えるこの風景ですが…実は、近隣住民が頭を抱えるある問題が起こっているというんです。それが水上バイクのマナーの悪さです。
【近隣住民】
「うるさいけど、言っても辞めてくれないし言えないでしょ怖いよ、何されるか分からんし」なぜ、この地域にマナーの悪い水上バイクが多く来るようになったのでしょうか…。
彦根市の松原町。問題の原因になっているのが通称「松原スロープ」と呼ばれる市有地です。24時間、無料で利用でき、さらに岸がスロープ状になっているため、水上バイクが乗り入れやすい作りになっています。そのことから、ネットなどで”穴場”として知られるようになり、休日には1日50台ほどの水上バイクが現れるほどに…
【近隣住民】
「すごいスピードだしたりとかうるさいのいるから、子供載せたりしたらぶつかりそうなんであっちは近づかないですあっちいったら無法地帯みたいにうわーってやってるんで」さらに、マナー違反はあの「夏の定番」でも…。
【近隣住民】
「バーベキュー禁止の立札の前でやってはるしそれとゴミ、そのまま放置していくし、カラスがつつくでしょバーバキューで使ったコンロとか、ひどい時はソファーを湖に捨てていくし」これらの迷惑行為に琵琶湖の安全を守る警備員もお手上げです。
【警備員】
「こちらからお客さまに協力をお願いしてルールを守ってもらう形でしか行動ができないので…」そこで行政は、「松原スロープ」に異例ともいえる措置をとることに…。
【記者リポート】
「午前9時前です。今、市の職員によってバリケードが作られ湖岸への道が封鎖されました」なんと、滋賀県と彦根市が合同で、これまで自由に出入りすることができた「松原スロープ」を閉鎖することにしたのです。
【彦根市産業部観光企画 牛澤淳課長】
「従前からBBQや花火、あるいは水上バイクの騒音については近隣の自治会の方が非常に困っていらっしゃる事情があり、今年度、試験的に封鎖し、車の入ってくる量を少なくしましょうと。この封鎖に水上バイクの利用者は…
【水上バイクの利用者】
「マナーが悪い人たちとひとくくりにされると、僕らはそんなことしてないのになーって」一方で、近くにある宿泊施設では…
【近隣の宿泊施設】
「(封鎖は)ありがたいと言えばありがたいです。週末ごとに20~30台の車が来てたので。それが次、どこにいくのかなっていうのはあります」今回の封鎖は、水上バイクの利用者が多い9月30日までですが、住民たちが安心して暮らせる日は来るのでしょうか。
引用元: https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180802-20002302-kantelev-l25
みんなのコメント