動画投稿サイトには不正にコピーしたカラオケ音源や、カラオケに合わせて自身が歌う動画など著作権法に抵触する投稿が相次いでいる。
音源を制作したカラオケ会社側は対応に苦慮しており、投稿者を提訴した例もある。
通信カラオケ「DAM」を展開する第一興商(東京都品川区)によると、ユーチューブやニコニコ動画には、カラオケ動画が毎日のように投稿されている。
見つけ次第削除を要請しているが、自社音源が使われたとの証明は難しく、担当者は「星の数ほどあり対応が追いつかない」とこぼす。2016年には投稿した男性に公開禁止や削除を求めて東京地裁に提訴し、請求が認められた。
「JOYSOUND」を展開するエクシング(名古屋市)の担当者は「スマートフォンの普及で、違法と知らずに軽い気持ちで投稿する人が増えた」と話す。
一方、カラオケに合わせて歌う「歌ってみた」動画の人気は根強く、投稿を合法化する取り組みもある。エクシングは一部の楽曲について、カラオケボックスに設置したカメラで動画を撮影し、ニコニコ動画やツイッターなどで公開できるサービスを始めている。
著作権に詳しい早稲田大の上野達弘教授は「個人的に楽しむためでも違法となるのは一般人の感覚と懸け離れている。動画サイトと提携して合法化した方が、カラオケ会社にとっても利益があるのではないか」と指摘する。
引用元: https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180921-00000082-jij-soci
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