山口県周防(すおう)大島町家房に母親らと帰省し、12日午前から行方が分からなくなっていた同県防府市の藤本理稀(よしき)ちゃん(2)を15日朝に近くの山中で発見し救助した大分県からボランティアで駆けつけた尾畠春夫さん(78)
が16日放送のフジテレビ系「とくダネ!」(月~金曜・前8時)に大分県の自宅から生出演した。
救助した尾畠さんは40歳で登山を始め、60歳前に由布岳登山道の整備ボランティアを始めてからボランティア歴約25年になる。60代半ばまでは、大分県内で鮮魚店を経営していた。
番組では尾畠さんが各地で災害が起きるたびに足を運び、遺品探しや泥かきに汗を流してきた映像を紹介。11年の東日本大震災では発生当初から約2年、宮城で復興活動。16年の熊本地震や昨年7月の九州北部豪雨、今年の西日本豪雨が発生した際も被災地に駆けつけた。
小倉智昭キャスター(71)から「この度は本当にありがとうございました!」と絶賛され、「元気ですねぇ」と言われると「これが取り柄です」と尾畠さんは応じ、小倉氏が「歯は全部、ご自分の歯ですか」と聞くと「全部総入れ歯です」と答えていた。
今回の捜索を思ったきっかけを「地元の新聞を見て、2歳の子どもがいなくなっていうから。だけど現地の様子が分からないから13日夜まではニュース見たり新聞見たりして。
14日朝に起きて新聞見たらまだ行方不明だっていうから慌てて荷物まとめて家を9時半に出発して一般国道通って現地に行ったんです」と振り返っていた。
小倉氏から「ボランティアができる場所があったらどこでも行っちゃうんですか?」と聞かれ「行きますね。法律に反しなかったら」と尾畠さんは即答していた。
尾畠さんは65歳まで大分・別府市内で鮮魚店を経営していたが、「みなさんにお世話になったから社会にお返しをさせてもらおう」と仕事をやめてボランティアを始めた。
現在は国民年金で生活している尾畠さん。小倉氏は「国民年金って、そんなにたくさんもらえるわけじゃないから、ボランティアといっても方々に行ってお金がかかるじゃないですか?」と心配すると「だけどね、お金はいるだけあったらいいです。
余分にいらないですから」と答えると、小倉氏から「普通はそうはいかないですよ」と示すと「いろんな考えがあるけど私は最低の物を食べてでもボランティアはさせてもらう」と尾畠さんは明かしていた。
引用元: https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180816-00000070-sph-soci
みんなのコメント
頭が下がります。
ありがとうございました。
こういう生き方をされている方が日本にいるという事に感動します。
奥さんは五年前に用事があって出かけてまだ帰ってこない、というのはご愛敬ですね?
教科書に載せるべき人です。