鳩山由紀夫元首相“良心発言” 釜山大から名誉政治学博士学位を受け会見 「被害者がもういいというまで謝罪すべき」
「日本政府は韓日政府による日本軍慰安婦(性奴隷)合意を再協議すべきです」
2日、名誉政治学博士学位を受けるため釜山大学を訪問した日本の鳩山由紀夫元首相(71)は、同大学本館3階で開かれた記者懇談会で、
文在寅(ムン・ジェイン)大統領が最近ニューヨークで会った安倍首相に和解・癒やし財団の事実上の解体を主張したことについてこのように話した。
和解・癒やし財団は、2015年12月朴槿恵(パク・クネ)前大統領と安倍首相が日本軍性奴隷被害者問題で合意をした時、
日本政府が出すと約束した10億円(約100億ウォン)で設立された。一部の資金は日本軍性奴隷被害者に支給されたが、受領を拒否する被害者もいた。
鳩山元首相は、2015年の韓日政府の合意を再検討しなければならない理由について、「2015年の合意当時、安倍首相は謝罪したが(不可逆的という表現を使い)韓国国民に高圧的というイメージを与えたし、
韓国国民の感情を傷つけた」と話した。安倍首相の真心こもる謝罪がない合意は無効という意味と見られる。
彼はまた、過去を心から反省しない日本政府を批判した。彼は「日本はかつて誤った戦争を起こし、中国・韓国国民に大きな苦痛を与えたことを謝罪しなければならない。
傷ついた方々がもう謝らなくていいと言う時に未来指向的な関係が開かれるだろう」と指摘した。
南北、または朝米首脳会談と関連しては「極めて深い意味がある。1~2回の首脳会談が開かれたからといって、直ちに核とミサイルの問題が解決されはしないだろうが、
周辺国が支持すれば北朝鮮の核兵器廃棄の可能性が高まるだろう。当事者は忍耐を持って対話と交渉を継続しなければならず、周辺国家が南北または朝米首脳会談が開かれるよう応援し続けなければならない」と強調した。
鳩山元首相は、日本の良心政治家と呼ばれる。1984年、日本自民党に入党し政治を始めたが、極右保守一色の自民党を離党した。1999年に日本民主党代表を経て、2009年9月~2010年6月まで日本の首相を歴任した。
彼の進歩的な足取りは、首相から退いた後に早まった。安倍首相の靖国神社参拝をより強く批判した。
日本政府が、日帝強制占領期間に日本軍の性奴隷を強要された被害者の実体を認め、補償しなければならないと主張した。2015年にはソウルの西大門(ソデムン)刑務所を訪問し、追悼碑の前でひざまずき心からの謝罪もした。
彼はこの日、記者会見に先立って釜山市金井区(クムジョング)の永楽公園を訪問し、義人イ・スヒョン氏の墓を参拝した。イ氏は、2001年1月東京で線路に落下した日本人を救おうとしたが電車に轢かれて亡くなった。
鳩山元首相は3日午前10時、第2次世界大戦中に強制労働などで日本に留まって原爆の被害を受けた韓国人被害者のために設立された慶尚南道陜川郡(ハプチョングン)の原爆被害者福祉会館を訪問し、慰霊閣を参拝し原爆資料館を観覧した後、原爆被害者を慰霊する予定だ。
釜山/キム・グァンス記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )
引用元:https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181003-00031754-hankyoreh-kr
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