2018年1-11月に全国で発生した「美容室」倒産は86件に達し、年間では過去10年で最多になる可能性が高くなった。「美容室」の倒産は過半数が個人企業で、従業員5人未満が全体の約9割を占めるなど、小・零細規模が多かった。

新規参入が比較的容易なことから出店数が多く、市場に比べてオーバーストア(店舗過剰)の状況が常態化し、過当競争が一段と厳しさを増していることが浮き彫りになった。

※本調査の「美容室」は、TSR企業コードの「美容業」から抽出した。

◇2018年1-11月の倒産86件、過去10年で最多の可能性大

2018年1-11月の「美容室」の倒産は86件(前年同期比34.3%増、前年同期64件)と、2017年の1.3倍増で推移している。すでに11月の段階で、前年1年間の倒産件数72件を上回り、2008年以降の10年で最多だった2011年の91件を塗り替える勢いで推移している。

負債総額は29億1600万円(同9.6%増、同26億5900万円)で、前年同期を上回った。ただ、負債5千万円未満が73件(前年同期比40.3%増、構成比84.8%)と、小・零細規模が8割以上を占める一方、負債10億円以上の大型倒産はなく、平均負債額は3300万円の小規模にとどまった。

◇個人企業が過半数を占める

資本金別では、「個人企業」が48件(前年同期比118.1%増、前年同期22件)と倍増し、「個人企業」が全体の過半数(構成比55.8%)を占めた。このほか、「1百万円以上5百万円未満」が21件(前年同期比12.5%減、前年同期24件)、

「5百円以上1千万円未満」が9件(同28.5%増、同7件)と続く。「1億円以上」は発生なし(前年ゼロ)だった。
また、従業員別では5人未満が77件(前年同期比42.5%増、構成比89.5%)と約9割に達し、小規模・零細企業の倒産が多いことを示した。


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ネットの反応

1.
田舎の美容室は店舗の家賃安いしカットとシャンプー込みで安くて3500円くらいで、3人切ればそれだけで生活できる。都会t店舗の家賃高いしカットのみで2000円とかあるし、都会の方が料金安いとこ多いから都会の方が厳しそう。
2.
他の業界に比べたら理美容の店はダントツに倒産少ないだろ。
地元の信用金庫に人に聞いてみな。
昔から1番不良債権が少ない業態って言うと思うよ。
3.
結局は腕次第。
夫のじぃちゃんは85歳でも現役床屋さん。
ブームで美容師は流行ったけど、
続けてる人は少ない。
人の為より自分がおしゃれだと思われたい人が多い。
4.
倒産と廃業は違い、倒産は借りた金を返さないで破産した形、廃業はやめただけ。倒産するケースは、初期投資に金をかけ過ぎたケースが多いと思う。内装にこだわり過ぎて 失敗するケースがほとんどだと思う。
5.
高齢社会なので、ちょい飲み併設する。
その名も「シルバーバー」…。
6.
コンビニよりも美容室の方が多いと美容師さんが言っていました。歯医者も美容室もコンビニも淘汰される時期に来たのでは?
7.
歯医者 美容院 整骨院 あんま、ものすごく増えました。
8.
自宅から駅までの間に、3件ある。そんなにいらないし、カット5000円のところとかある。店内はいつもスカスカ。
9.
家から最寄りの駅まで1キロぐらいですが、この記事を見て、さっそく数えてみました。駅から家までの自分の通勤ルートで、美容院が何と12店もありました。駅の周囲1キロの範囲全てで数えたら・・・凄まじい数になるのでは!と驚いてしまいました。
10.
美容室はもちろん個人経営はどの業種も厳しい。地方は人口が減り始め今や駅前通りはシャッター街に。さらに2020年以降日本の人口は超少子化の影響で100万人単位での激減。
個人の起業は今後不可能になる。そして日本は衰退の一途。超少子化にしてしまった国や行政。その罪は重い。
11.
カリスマ美容師よりも、カリスマ的な料金を選ぶ時代が来たんだよ。
12.
陰毛カット、ワックスの店は繁盛してる
13.
やっぱり、行き着くところは、スキルです。単純に、40代の理美容師と25歳では、15年の経験のさはデカい。競争店舗多く経営才覚も必要やしね
14.
ダメな店は美容室に限らず淘汰される。業種関係ない。これからもっと厳しくなり倒産は確実に増える。特に個人の努力、工夫しない店。タバコ屋、書店、ラーメン屋、居酒屋などなど


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15.
美容室数より 髪の毛の有る 幸せ。あーよかった。
16.
髪の毛をどの間隔でいくら払って切るかというのは、とても懐事情と密接に関わっていると思う。一種の経済指標。だから最近の株価の動きを見るとこの記事に違和感はない。
17.
確かに歯医者も多いよねー。

まぁ、対応が悪い、技術が無い、価格が高ければ潰れるよね。
そういう店は自然と淘汰されるのは当たり前のこと。
別に迷惑かけられてるわけではないから、お好きにどうぞっていうカンジ。

18.
なんだか知らんが高いな
娘のストレートパーマ15000円て普通なのか
こんな田舎でも
19.
美容師の(一部?)性格の悪さはヤバ過ぎ

SNSが発達しているから、悪い噂はスグに広まる

20.
「美容室」ってネーミングの時代の店主やお客が老齢で減ってきたからだよ。
21.
東京の美容室と、地方の美容室は料金が一緒ではダメだとおもう。
田舎を安くしろと言うんではなく、都会の家賃を考えたらそんな安くやってたら美容師の待遇は上がらないだろうなとおもいます。

適正価格をしっかりと見極めて仕事をしないと、美容室は経営が困難になるとおもいます。

美容室を餌に仕事をする職業もかなり多いので、広告費だけばらまいて回収できない美容室が、かなり多いと思います。

まともにやれば利益がでやすい仕事なので、潰れているお店が競争に負けただけだとおもいます。

22.
給料安過ぎて雇われのままじゃいられないからね?
少し出来るようになったらすぐ独立
しちゃうよね
23.
娘は美容師業6年目のスタイリスト。店の売り上げはトップクラス。
丁寧な説明と、手間を惜しまないことがかわいがられているらしい。
しかし、朝の9時から夜10時が通常勤務で残業つかず。
そこから講習会に参加することも多いので、終電も度々。
当然無給で交通費も自腹。
昼食は滅多にとれないし、とれても夜6時くらいが多い。
休日は講習や市場調査で休めない(当然無給)し、後輩の指導も無休。
で、雇われの身分ではどうしようもないことも事実。
でも、そういう美容師の使い捨て経営でもしないと、維持できないのも事実。
腕のいい人は独立がベスト。ただし、こんなロケの悪いところでどうするのって、マーケを考えていない店舗が目につく。
24.
美容室は郵便ポストより多いって言うもんなあ。
25.
自分の店を持ちたい、と普通に思う人は多いでしょうから、乱立してもおかしくはないんですよね
自分の知り合いに美容師資格を持っていながら普通の会社に就職している人間もいますから、そういう意味では結構前から飽和状態なのでしょう
同じ国家資格でも、料理経験のない免許所持者を大量に生み出す詐欺的資格の調理師より余程技術的な裏付けがしっかりしているだけに、
その技術を埋もれさせてしまう現状が残念ではあります
一度独立した人がまた雇われに戻るのは勇気がいるでしょうしね
大変な業界だ。。。。
そう考えると、日本の国家資格の中で最強なのは、やっぱり看護師なんだと改めて思った次第です
26.
カットに5000円は出せない
27.
それ以上に目立つのは聖骨院
28.
僕は長年この業界にいますので、時代の流れをとおしてみることができますが、倒産件数の増加の陰にはもっと多くの廃業閉店があります。
一つは経営者の高齢化、継承者無しで店をたたむことになる。美容室の場合は経営者と顧客が同時に高齢化して、体力気力を失って、ひっそりみせをたたむ。
日本の高齢化と社会の二極化が一番の原因です。おしゃれにお金を使える層は確実に減っています。生活に余裕がなければ、どこを削ります?これは老人に限らず若年層にも数の上で一番多いでしょう。

1000円カットの店が出現してから、身だしなみなら、これで十分と思える人が女性にもふえました。速い安いの格安店舗が街の美容室を廃業に追いやっていきました。
これからは一部の大型店と夫婦経営のような零細店が生き延びて、いたずらに多店舗展開を図った中規模店や、客層を絞り切れなかった店は倒産の憂き目にあう事でしょう。

29.
近畿圏に住んでいますが、ここ5年程で家の半径50メートル以内に美容室が少なくても10軒はできた。どこも暇そうで、よくやっていけるなと思っていたところです。
30.
うちは、ほとんど、ばあさん相手。年をとっても身だしなみに気を付ける人は変わらない。とはいえ、うちの家族も高齢。
昔は数人雇っていたけど、今では完全家族経営に縮小。


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