2020年東京五輪に向けて、アスリートの活躍に期待が集まります。女子の金メダルラッシュが期待されるレスリングや柔道は日本のお家芸ですが、階級制ですので厳しい減量が強いられます。また、新体操、体操などの採点競技も食事制限をしている選手が多く、摂食障害や無月経、骨粗鬆症(こつそしょうしょう)などの弊害が出やすいと言われています。産婦人科医の種部恭子先生は「アスリートだけではなく、ダイエットをしている一般の女性にとっても深刻な問題です」と警鐘を鳴らします。
2010年バンクーバー、14年ソチと2大会連続で冬季五輪に出場したフィギュアスケートの鈴木明子さんは現役時代、摂食障害に苦しみました。競技生活の後半は復活し、活躍しましたが、体重は一時32キロまで落ちたことがあったそうです。肥満度を表すBMI (ボディマス指数:体重を身長の2乗で割った比率)は18.5から25までが正常範囲内とされています。身長160センチの鈴木さんなら、体重は47.36キロ以上必要です。
高い芸術性と身体能力、美しさが求められるフィギュアスケートは、過酷な競技です。摂食障害に苦しむ選手は、病気をひた隠しにする傾向にあり、減量が原因とされる体調不良や故障によって早々に引退する実力選手は少なくありません。過度な食事制限はその後の人生に暗い影を落とすこともあります。
体重の増加が審美的に影響することを気にして食事を制限すると、パフォーマンスは落ち、思ったような結果が得られないことがあります。
そうすると選手本人はさらに追い詰められ、体重増加を恐れて適切な判断ができないまま食事を制限し、練習を続けてしまうのです。ここからは、アスリートだけでなく、一般の女性にも共通する問題として、無理な減量に伴うさまざまな弊害についてお話ししましょう。
摂食障害には、食事を極端に減らしたり偏ったものだけに制限したりする「神経性やせ症」と、極端に大量に食べてしまう「神経性過食症」があります。神経性やせ症の場合は体重減少により月経が来なくなり、体力の低下により日常生活に支障を来すことがあります。過食症の場合は、食べ過ぎたことを後悔して自分で嘔吐したり、下剤や利尿剤、浣腸などを使って強引に体重を減らそうとしたりすることがあります。
過食・嘔吐をすることで心のバランスを取っているため、学校や仕事に行けなくなることもあります。やせ症も過食症も、適正体重であるにもかかわらず、「太っている」と思い込んでしまう「認知の歪み」があり、自分の力だけで治すことは難しいものです。
引用元: https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180731-00010000-telling-life
みんなのコメント
ウンコだよね!
男社会だから男様がデブありえねー、女の体重は40キロ、と言われればそれを目指す。
筋肉がないと言われれば筋トレを始めるがムキムキ美女が話題になると女は筋肉がないほうが美しい、女に腹筋はいらないとかほざき出す。
日本の男は白人美女崇拝者で日本の女には常に叩ける材料でいてほしいと思ってる。叱咤激励するふりをしてちょっとでも野郎に近づいたり越えたりすると、そんなに頑張らなくて良いって!と焦り出す。
うざいうざい。