リクルートマーケティングパートナーズの社内研究機関・リクルート進学総研は7月18日、2019年に大学受験を控えた高校3年生を対象に実施した「大学ブランド力調査2018」の結果を発表した。受験生が「志願したい」と考えている大学を、住む地域ごとにランキング化したもので、関東エリアでは早稲田大学、東海エリアでは名城大学、関西エリアでは関西大学がそれぞれトップだった。
同研究所の小林浩所長は「早稲田大学は就職に強いイメージがあるほか、景気回復に伴って、記念受験したい人も増えている。名城大学は新キャンパスと外国語学部を開設した影響で人気が高い。関西大学は“関関同立”のブランド力と、多様な学部をそろえている点が支持されている」と分析する。
関東エリアの2位は明治大学、3位は青山学院大学。4位以下は日本大学、立教大学、法政大学、慶應義塾大学、中央大学、上智大学、東洋大学――と続き、トップ10を私立大学が独占する結果となった。
小林所長は「関東は地方よりも私立大が圧倒的に多いほか、交通網も充実しており、家計水準が比較的高いため私立大を志望する人が多い」とみる。
日本大学ではアメフト部の「悪質タックル事件」も起きたが、「調査は騒動前に実施したためランキングには反映されていないが、今後も志願者数にはそれほど影響はないだろう。
トップ私大の入試難易度が高まっているため、逆に人気が出る可能性もある」(小林所長、以下同)という。「ただ、日大を第一志望にする人や、付属高校から上がってくる人は減るかもしれない」としている。
国公立大学のトップは千葉大学(11位)。筑波大学(13位)、首都大学東京(14位)などもランクインしたが、東京大学、東京工業大学、一橋大学などの有名国立大は上位20校から漏れた。
「難関国立大の知名度は高いが、一定の学力が求められるため志願度は低い。スポーツの強豪校にも同様の現象がみられる」という。
引用元: https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180718-00000091-zdn_mkt-bus_all
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