アイドリング状態での「暖機運転」に賛否
暖機運転とは、クルマのエンジンを始動した直後などに低負荷での運転を一定時間行うことをいいます。よく駐車場などでエンジンをかけっ放しにしたまま5~10分程度の間、クルマを停めているのを見かけることがあると思いますが、それも暖機運転のひとつです。
また走行せず、駐車や停車状態でエンジンをかけている場合をアイドリング状態と言いますが、このアイドリング状態での暖機運転には賛否両論があります。
今現在、新車として販売されているクルマは基本的にアイドリング状態での暖機運転は必要ありません。
もともと暖機運転が必要だった時代のクルマはキャブレター式、つまり燃焼室のシリンダーが下がっていく負圧によって受動的に燃料を気化しての燃料供給を行っていたもので、エンジンの燃焼室の温度をある程度上昇させないと負荷がかかった状態での燃焼が不安定になるから、といった理由がありました。
現代の新車に搭載されているエンジンはほぼ全て、電子制御の燃料噴射装置により能動的に燃料を供給しているので、エンジン燃焼室の温度にあわせて燃料噴射量を調整することでエンジン始動直後から燃焼を安定させることができます。
アイドリング状態での暖機運転を肯定する方々は燃焼の他にも「エンジンオイルを行き渡らせるため」と理由付けをされますが、一般的な市販車の純正オイルであればアイドリング時の暖機運転をしなくても走り出すことが出来るほど、エンジンオイルの性能も発達しています。
また、アイドリング状態の暖機運転では速度0km/hでエンジンが動いていると考えれば燃費が数値的に悪化するのは免れませんし、そもそも東京都など多くの都道府県では駐車中のアイドリングは条例で禁止されています。
駐車場などでクルマを停めた状態で暖機運転をすること自体が条例違反となってしまいます。
暖機運転が必要というのも間違いではない
しかしアイドリング状態ではない、広い意味での暖機運転というものが必要ということも間違いありません。トランスミッションやデフギアなどは走らなければ内部のオイルが暖まらず、本来の性能を発揮できない場合もあります。
そこで、国内レースのスーパー耐久シリーズで、何度も優勝経験のあるTEAM NOPROのレーシングドライバーにして、メカニックでもある野上達也さんに、暖機運転に対してプロの意見を伺いました。
「燃費という概念はリッター何キロなので、アイドリングでの暖機運転は燃費悪化ですよね。それはともかく、エンジンを暖めて最適なクリアランスで使用したいという考えであれば負荷をかけないアイドリングでの燃費の部分は気にせず暖めるのが正解だと思います。
ただミッションや駆動系は動かさないと暖まらないので、始動後すぐスタートでゆっくり走らせたほうが一石二鳥だと考えています。僕はエンジンをかけたらすぐスタートして、負荷をかけずにある程度は慣らして走る派です。特に住宅地でのアイドリングもどうかと思いますしね」
しかしレースの場合ですとピットガレージの中で暖機運転していますよね?との問いには、「レーシングカーの場合は事前のチェックも含めて暖機運転をしますが、ジャッキアップしてタイヤが地面についていない状態でタイヤを空転させながら、駆動系も含め暖機運転をします。
コースインしてすぐでもタイヤ以外は暖まっている状態で、つまりすぐにタイヤの条件以外は全開にすることができます。これは、駆動系が動いていない駐車中のアイドリング状態での暖機運転とは全く違います」
野上さんも語るように、エンジンだけを暖めるのではなく駆動系などを全般的に暖めるという暖機運転が重要だということです。
そのためにはアイドリング状態ではなく、エンジン始動後にすぐに走り出しながらも、ある程度の距離はゆっくり走るということが、正しい暖機運転と言えるでしょう。
引用元: https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180423-00010000-kurumans-bus_all
みんなのコメント
逆にアイドル時間が長いと油圧不足でカムやタペット周りのかじりが心配。
また、ゆっくり走るとカーボンなどのつまりがおき、エンジンが止まることもあります。
今の時代エコと言いながら、燃料代をけちって修理が高い車を乗るエコって家計負担楽しそうだと思うけど。
10万㌔で乗り換え考えるなら20年ほど乗らないとガソリン車の維持費より高いはずだけどな。
してはいけないの?特に住宅地で。それだと車がつかえないんですけど
すぐに走り出したほうが調子がいいという。
ようはエンジンによりけりという事。
私は「数分暖気してからゆっくり走り出す派」です
水温が上がるまでは急加速等は控えてくださいと書いてあったなあ。
アイドリングストップだって確かにガソリンは節約できてもバッテリーは消耗する、結局どこかに損益分岐点があるんだろ。
2th固定で暫く流してオイルを温める。
そういう意味で暖機運転は全く必要ないと言って良いと思う。
メーカーの品証部門に取材に行って聞いてきてほしい。
チョーク引かないと
極寒の朝には動かなかったよ
もちろん、温めないとすぐかぶる。
一部の寒冷地を除いたエリア、そして旧車以外では絶対不要。
今度は満タン法を徹底的に論理破壊してほしい。
あんなのでたらめもいいところ。
お前はいつも全く同じでピッタリ満タンにできるのか?
車の平均燃費計のどこのどの部分に疑う要素があるのか?
あんなのやってるのはほんとうのバカ。
少なくとも水温ランプが消えるまでは、回転数を低く保って走ってるけどな。
マニュアルにも暖気の為のアイドリングは不必要と書いてあるし。
これから先、必要かどうかなんてわからない。
うちの隣のアルファードは8年ほど前に新車で買ったが、暖気運転はしないで発進している。
結果、最近は変な異音がするようになった。
あと2年ももたないだろう。
私の車は20年前に新車で買い、暖気運転はしっかりしている。
もちろん、いまだに異音はしない。
この違いは暖気運転だけによるものではないが
無関係とも言い切れないだろう。
必要か?必要でないか?を過去の実績から判断すれば
私の場合は必要に見える。
そりゃ~車を大事に使う事はいいことだ、だがこれらをやらなくても今の日本の車は普通に30万キロ30年走りますよ。もちろんオイルは高官はしなくても減ったら継足しは当たり前だけど。ちなみに俺の会社の車は大半が20万キロ越え20年前の車です、「オイル交換ってナニ?」「暖機運転?すぐに走れ時間もったいない」って言うような社長です。
発進直後からの過負荷は良くないと感じる。
オイルの周りや各部の馴染みってのもあるけど、その間に音や振動、始動時の挙動などからエンジンやバッテリーなど車の状態のチェックをする。
必ず数分から冬場長いと20分程度の暖機運転をする
住人がおり、マフラーを改造しているとみえ
早朝など排気音がすごくうるさく とても迷惑(怒)
暖機運転をするのは勝手だけど、コンビニの駐車場
もそうだけど、周りへ騒音の迷惑が掛かる
所 時間 での暖機運転はやめてほしい
でも油温はアイドリング程度では上がらないので、自分は始動後暖気せず、しばらくの間ゆっくり走ります。
で、油温が上がったら、です。
1時間分のガソリンを食う
アイドリング、やるなら、量をわかって いて やるべし
停車時は10分で140cc食うそうだ
先輩が見に行くとクルマのエンジンはかかっておらず、若手は運転席でモゾモゾ…
「お前、何やってんだ?」と聞くと
「はい、クルマ暖めてました!」とシートやハンドルをこすっていたとか。
やりたい人はやればいいしムダだと思うならやら無くてもいい
あれはこれになるとか
これはあれになるとか
自分が正論みたいな記事は
ろくでもない
まぁ、昔は車は憧れの存在だったから大切に扱われたけど…。
現代ではただの道具ととらえられているし、環境問題もあいまってなかなかやらなくなったけど…。
暖機せずに走り出すと、車が重いの感じるし。
そんなに回転数上げないしいいかなと。
製造ラインから出たクルマはすぐに全開でストックヤードに。時間がないから。
車を過剰に丁寧に扱ってる人がいるけど、ライン出たときから雑に扱われてるのに暖気なんかいみある?すでにシリンダーないは鉄粉で傷だらけ。
汎用機なんてそんなもんよ。
ディーラーに車検に出せば洗車機で洗車は当たり前。
数年後にはスクラップ。まあ、普通に乗ってればいい話。