シャープが国内での白物家電生産から撤退し、海外に移管することが3日、明らかになった。2019年9月までに八尾工場(大阪府八尾市)での冷蔵庫の生産を終了。
栃木工場(栃木県矢板市)では液晶テレビを18年中に打ち切る。国内は付加価値の高い電子部品などに特化。海外生産でコストを削減し、家電事業の競争力向上を図る。
戴正呉会長兼社長が3日午前、従業員向けメッセージで表明した。1959年に竣工(しゅんこう)した八尾工場は白物家電では、
洗濯機、電子レンジなどを手掛けていたが、現在は冷蔵庫のみ。国内唯一の白物家電の生産拠点で、冷蔵庫の年間生産能力は43万台。業務用照明器具の生産は今後も続ける。
栃木工場も物流や保守サービスの拠点として残す。このほか、テレビの開発・設計について、国内3カ所の拠点を2カ所に集約する。
両工場で働く従業員は合計で約2200人。配置転換などで雇用を維持したい考えで、同社は「(生産拠点見直しによる)人員削減は行わない」(広報担当者)と話している。
引用元:https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180803-00000028-jij-bus_all
みんなのコメント