警察庁が2016年の教本で「前照灯は上向き点灯を基本」と記載してから…
最近、夜間走行時に「ハイビーム」のまま、街中や高速道路で走行しているクルマが増えたとネット上などで言われています。確かに私(国沢光宏)が夜間に走行している時も、何度もそういったクルマとすれ違ったりしました。なぜこういった状況になったのでしょうか?
警察庁が2016年から交通の法則に関する教本で「前照灯は上向き点灯を基本」という記載を始めたため、多くのメディアも「知らなかった。夜間走行はハイビームが基本」という記事を多数紹介しています。
以前からハイビーム走行を推奨してきた茨城県警なども「ロービームで事故多発。ハイビームを使いましょう」とお触れを出しました。
確かに道路交通法(以下:道交法)によると、対向車が居ないときはハイビーム走行が基本となっています。弁護士のWebサイトなども「ロービーム走行は道交法違反」などといった記事でバックアップした結果、2016年以前に比べ、明らかにハイビームを使って走る車両が増えてきたように思います。
しかし、夜間走行で常にハイビームを使うとどういった状況になるでしょうか?
そもそもヘッドライトは道交法が定められた時代と比べ、圧倒的に高性能になっており(50年前のヘッドライトは暗かった)、最近の軽自動車でも主流になりつつあるLEDライトなどに直射されると非常にまぶしいです。
ハイビーム状態で対向車とスレ違う際は少しでもロービームへの切り替えが遅いと、目くらましになってしまい危険です。また対向車の怒りも買うため“仕返しハイビーム“を受けることだって珍しくありません。
警察のハイビーム啓蒙文を見ると、「歩行者や自転車も発見しやすくなる」と書いてありますが、私も歩行中に正面から来るクルマにまぶしいハイビームで直射されたら怒りがこみ上げてきます。歩行中ならまだよいですが、自転車での走行中に正面から直射されたら何も見えなくなってしまいかなり危険状況となります。
実際にハイビーム走行によって、歩行者や自転車から停止を命じられ、怒鳴られるケースもネットなどで紹介されるほどです。
自動車メーカーは自動切換え技術を徐々に導入
一方、自動車メーカーは警察からのプッシュもあり「アダプティブヘッドライト」という技術を導入し始めました。この技術、自動モードにしておくと暗い夜道などは基本的にハイビーム、対向車や先行車、外灯などの「光源」を感知したらロービームに切り替わるというシステムです。ただ自動によるハイビームからロービームへの切り替えは若干のタイムラグがあり、短時間ですが対向車などを照らしてしまいます。
そんなことから、「アダプティブヘッドライト」が採用されている車種でも実際には使われていないケースが多い(私のクルマにも付いていますが使わない)といいます。
この件について自動車メーカーはどう考えているのでしょうか? 現在、日本の自動車メーカーで最もヘッドライト性能に拘りを見せているマツダの技術者に聞いてみました。
「確かに初期の『アダプティブヘッドライト』は使い勝手で課題もありました。ただ技術も進んでいます。先日発表した新型『アテンザ』など最新モデルが採用しているヘッドライトは、片側のライトに20個のLEDを使っており、照らして良い場所だけ明るくします。
高性能カメラからの情報により、遠くから接近してくる対向車はもちろん、歩行者や自転車も検知してまぶしくないようにしています」とのこと。これならハイビーム走行していても対抗車や歩行者などから怒りを買わずに済みます。
また、高級車ブランドのレクサスも、「LS」という最新フラッグシップモデルにLEDを多数使ったヘッドライトを採用しており、マツダと同じ制御になっているといいます。
遠くない将来は、LEDを使った高性能「アダプティブヘッドライト」の採用が普及するため、他車や他人に迷惑を掛ける“副作用“無しに安全を確保出来るようになるでしょう。
それまでは無用なトラブルを避けるため、特に街中でのハイビームの使用は慎重になるべきだと思います。
引用元: https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180528-00010001-kurumans-bus_all
みんなのコメント
あれも眩しい。
フォグ、の意味も分かってないんでしょう。
どうにもならん!
ホント、頭悪すぎと思う。
融通の利かないバカが、バカ正直にやるなよ。
警察のいうことなんて聞かなくて良いんだよ。
…か、分からんが間違って教えてるから。
お前の目は相当悪いのか?と問いたいわ。
そもそも、車検のヘッドライトの検査が現在はH10年以降の車でロービーム検査になってるのにハイビーム励行する馬鹿さ加減はやっぱり役所仕事だな。
暗くて見えづらかったらハイビームに頼るのではなくて、その分スピード落として安全を確保するべきでは?
ハイビームじゃなくてもまぶしければパッシングしてきたり
対抗するかのようにハイビームにする人はおじいちゃんが多いね。
眩しくないライトか、ライトに替わる手段(赤外線モニター?等)早く開発して欲しいです。
切符切られる可能性が
あと無灯火もな。
ハイビーム推奨する様な話をしていた。
筈ですが、ゆとり世代あたりで突然変更された気がします
あの頃に変わった法規はおかしい物が多いですね
「ロービームよりもハイビーム」って
凝ったデザインでハイビーム推奨してるからなあ
非常に怒りを感じる
対向でなければ追いかけてやりたくなる
対向車が眩しいときは左前を見ろと教わりましたが、それでも眩しくて目潰しをくらうんですよね・・・・。
こちらはHIDバルブだけど仕方ないよね
おかげで対向車がいても、歩行者がいてもハイビームのままの頭の悪い運転手が増加しただけ。
マスコミと頭の固い警察官上層部の思惑通りになりました。
信号でも右折矢印が出ているときにすでに交差する道路の信号が青になってるなんて普通にありますからね、バカにもほどがあります。
ほんと見直して欲しい法律
マナー講習も必要な時代だと思う。
眩しいときは少し「視点」をずらすだけで改善される。「視点」をずらしてもほとんどの情報は「視野」に一応入ってくるので問題ない。
車は基本がローで、人間が操作してハイにします。
基本がハイで本当に良いならデフォルトをハイで設定して車を販売してください。
常識で判断すればわかること。
お触れを出した側は猛省をしてください。このままでは事故が増えます。
もっとハイビームを使いましょうって呼びかけてから
ハイビームのまま走る車が多くなった
単に呼びかけるのではなく、正しい使い方を示して呼びかけてから欲しかった
しかも、アロマ香で。
オツなもんです。
対向車がきたらローに切り替え
当たり前の操作。
ハイビーム=安全 と推奨しているようなもの。
間違いではないが、その『安全』とは己の事。
ハイビームで歩行者を発見できた!それは良い。
けど、おかけで対向車は蒸発現象(グレア現象)を受ける為、人間の脳や神経の構造上、どうしようもない悲劇が待ち受けている。
つまり、対向車がありながらも己が確認しやすい理由でハイビームを続けるという事は、公道上においては利己主義の行動であって客観的に己を見れない不適合者とも言えるのでは?
高齢者による事故が多発して問題化されている今、夕方に自分は見えるからといってライトを点灯させない多くの女性方にも同じことが言えるはず。
もうちょっとすり合わせして欲しいところ。
「基本ハイビームで、前方に車がいたらロービーム」
ここまでがセットで、道路状況によっては常にロービームなのも当たり前
ハイビームにしっぱなしの奴は「基本鼻呼吸」だからと鼻詰まりでも口呼吸せずに窒息死するレベルの馬鹿