ネットの反応

これは非常に難しい問題です。単純に排水の問題ではなく、環境の変化によるもっと大きな問題とも言えます。

例えば、ダムによる海への砂の流入減、降水量の増加による河川からの流入水の増加、海水温度の上昇などなど、複合的な影響もある気がします。

海では、”窒素”や”リン”のような栄養分が枯渇することも多く、世界的な漁場は何らかの理由でそれが増えているところですよ。

瀬戸内海や大阪湾のような内海は、人間が何千年と垂れ流してきた”し尿”や生活排水の中の栄養分で豊かな海になっているわけです。

下水道完備で、それを全部取り除くと”キレイすぎる海”になるでしょうね。

イカナゴのように、幼魚の方が成魚より価格が高い魚種は、資源が減るとより獲り過ぎが起きやすくなります。
供給が減れば魚価が上がりますので漁獲量が少なければ、余計にたくさん獲ろうとする力が働いてしまうのは必然です。水が澄んでしまったことが魚の減った理由となっていますが、工業化が進む前の明治時代以前の日本ではイカナゴの数は少なかったのでしょうか。

例えば仙台湾のケースでは、昨年のイカナゴ漁獲量は激減してわずか26トンと資源が減っていることは明白です。
しかしながら漁獲枠は何と9700トンと昨年実績の373倍です。

産卵親魚をきちんと残す厳格な漁獲枠設定が求められていると思います。

水質が綺麗になったことが原因ならもっと緩やかな変動と思われるが大阪湾のイカナゴの漁獲量は2017年に激減したらしいので別の理由があると思う。

たとえばイカナゴは夏に砂のなかで寝るらしいのだがその場所に2011年からの海底耕運が悪影響を与えた可能性も考えられる。

>毎年秋から冬にかけ、漁船による「海底耕運」が続けられてきた。船尾に結んだロープで鍬(くわ)のような道具を引き、海底をかき回す

水質は改善されたが、海(特に海底)が「本来の海」に戻っていないと言う事です。

農業と一緒で、土壌が不良なら、どんな作物を植えても育ちません。

その証拠(それを改善するため)に、『毎年秋から冬にかけ、漁船による「海底耕運」』をやっているのでしょう。

本来の海は、海底の状態がそこに生息する生物の生態環境にあっていないと、生態(生息する生物系)自体が変化します。

>大阪湾の海がきれいになりすぎて

大阪湾は、透明度が上がって人間見た目で「きれい」になっただけで、まだまだ生物の生態環境が改善されたなんて言えないんです。

高度成長期に壊した環境を元に戻すには、まだまだ時間が掛かり、その間漁業従事者の「ぼやき(苦情)」は、継続する事でしょう。

生活排水による富栄養化では、臭い不味い、不健康な魚が増えるだけ。
湾に流れ込む川の上流、そこにある森林と川の環境が大事と思う。人間にとって住みやすい環境と魚やその他の動物にとって良い環境の両立、1番難しい問題かもしれない。

そんなことは、ないと思うけど大阪湾は、上流に山がないからでしょ。

普通、海に魚を戻そうと思ったら上流の山に木を植樹して整備しないと魚は増えないと言われています。やはり海に有機リンとかが入らないと栄養が足りないかもですね。

海がきれいになりすぎ=魚がとれない
……は安易で科学的根拠をもう少し追求する
必要を感じます。「牡蠣の森と生きる」の著者、畠山氏
は森の土壌から海に栄養分が運ばれる
ことを示して森の大切さを説いています。

海に養分がなくなるのは、山の環境、
川の大阪湾までの護岸工事の影響等
鑑みることも必要ではないでしょうか?

海水温の上昇とか二酸化炭素量が増えて酸性化してるのとかも関係あると思う。単純な話ではないと思う
とても良い事なんだけど、悩ましい問題だね。
そもそも大阪湾は瀬戸内海と太平洋の潮だまりみたいなところなので、昔からあまり水質はよくなかった。50年以上前など、大阪で有名な浜寺水泳場などでも、し尿が浮かんでいたりして一時閉鎖されることも有ったり、阪神工業地帯の工場排水で海が汚染されたり、様々な問題が有った。

それが近年の環境意識の向上と実践で、キレイな海が戻ってきたわけだが…
でも、個人的には環境重視で、今の水質を守って欲しいな。


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