最近、タワーマンションが立ち並ぶようになった都内のエリアといえば「豊洲」ではないでしょうか。
もともとは工業地帯だった豊洲は、広大な土地に再開発の手が入り、多くの都民が住むようになりました。武蔵小杉と並んで、再開発によって最も躍進した街の1つと言っても過言ではないでしょう。
広大な土地を再開発しているため緑も多く、道もきれいに整備されていますので、新しい街並みを楽しみながら生活をすることができます。
その豊洲の住まいとしては、シティタワーズ豊洲ザシンボル、シティタワーズ豊洲ザツイン、豊洲シエルタワー、パークホームズ豊洲ザレジデンス など、ファミリー層に人気の高いタワーマンションが数多く建設されてきました。
では、「再開発された街で快適な生活を送りたい」「湾岸でリッチな生活を送りたい」と思っている方に人気のある豊洲のタワーマンションに住むためには、一体どのくらいの年収が必要なのでしょうか。
豊洲のタワーマンションの平均価格
まず、豊洲でタワーマンションを購入するにはどれくらいの金額が必要なのかを調べてみましょう。カウルライブラリーなどで調べてみると、豊洲で販売されているタワーマンションの平均価格は6,500万円前後と考えられます。
中古マンションの購入に伴う諸経費は、物件金額の約6%程度を想定すると400万円ほどかかる計算です。
6,500万円のマンションを購入するためにいくらの融資が必要なのか
6,500万円のタワーマンションを購入する場合、仮に500万円の頭金を用意していると想定しましょう。その場合ローンを組むのが6,000万円万円程度となります。年収や勤務先の安定性、信用度、また個人の信用度など様々な要素で変わってきますが、一般的に融資を受けるには、目安として年収の6倍までが借り入れ可能とされています。つまり、6,000万円の6分の1、年収1,000万円前後が必要と推測できるのです。
毎月どれくらい返済が必要なのか
一方で6,000万円の融資を受けた場合に、毎月どれくらいの返済が必要であり、それが生活費において、どの程度の負担となるのかも考えなくてはいけません。仮に、6,000万円をフラット35の35年間固定金利である1.35%で融資を受けたとしましょう。すると、総返済額は7,533万円で、毎月の返済額は18万円となります。
さらにマンションの場合は戸建と異なり、管理費・修繕積立金が必要となることも忘れてはいけません。管理費、修繕積立金は、設備が充実しているタワーマンションほど高くなる傾向にあることも注意しましょう。
築浅のタワーマンションならば、管理費は平方メートルあたり250円で17,500円(70㎡の場合)、修繕積立金はまだあまり高くないので20,000円程度でしょう。それでも毎月のローン返済と合わせて月額の住居費負担は22万円弱になります。
なお、修繕積立金については値上がりしていくものと認識し、将来的な値上がりを想定して家計の管理を行うことが必須となります。
まとめ
このように、豊洲でマンションを購入し、ある程度余裕を持って生活するには、1,000万円以上の年収がほしいところです。ただ、現実的に年収1000万プレーヤーはそこまで多くないことを考えると、パワーカップル(世帯年収1,400万円超え)でありながら倹約するべきところで倹約している、子どものいる家庭が豊洲のタワーマンションに居住できるボリュームゾーンとなってくるのではないでしょうか。
心の安らぎを求めてマンションを買ったのに、ローンの返済で汲々としてしまっては本末転倒です。購入する際は、ぜひ余裕を持った資金計画で臨みましょう。
マンションジャーナル
引用元:https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180701-00006484-toushin-bus_all
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