◇「米仏の2国間貿易協定持ちかける」と米紙報道【ロンドン三沢耕平】「欧州連合(EU)を離脱したらどうだ?」。米紙ワシントン・ポストは29日、トランプ米大統領が4月にマクロン仏大統領と首脳会談した際、EUを離脱して米仏の2国間貿易協定(FTA)を結ぶよう持ちかけていたと報じた。欧州当局関係者の話として伝えた。
トランプ氏は4月24日、国賓として訪米したマクロン氏とホワイトハウスで会談。米国による鉄鋼・アルミニウム製品の輸入制限について、マクロン氏はEUへの発動を回避するよう求めた。
同紙によると、トランプ氏は会談でEUが多額の対米貿易黒字を計上していることに強い不満を表明。マクロン氏に「EU離脱」をもちかけ、「離脱すれば今より好条件で米国と貿易取引ができるぞ」などと持ちかけたという。
米政府は6月1日にEUに対する鉄鋼・アルミの輸入制限を発動。EUは22日、対抗措置としてオートバイのハーレーダビッドソンやバーボンウイスキーなど米共和党有力議員の地盤の名産品を中心に28億ユーロ(約3600億円)相当の報復関税を発動した。
トランプ氏はこれに対して「欧州の全ての車に20%の関税をかける」と再報復する意向を表明するなど、「貿易戦争」がエスカレートしている。
引用元:https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180630-00000030-mai-bus_all
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