食道癌(がん)…。私のように20年以上前に外科医だった医師が聞くと、ゾッとする言葉の一つでした。今もそうですが、私が医師になった頃は、食道癌がんは命がけの手術の一つでした。
患者さんの主治医になると1カ月は病院から出られなくなることは珍しくなく、手術日には、泊まり込みに備えて新しいパンツを30枚以上用意して臨みました。
60代以上の男性に多く、喫煙、飲酒、熱い食事や繰り返す逆流性食道炎が危険因子とされていて、コップ1杯程度のビールで顔が赤くなるフラッシャーと呼ばれる人たちも危険とされています。
食道には胃や大腸と違い漿膜(しょうまく)という膜がないため、進行すると簡単に周囲の重要な臓器である気管、肺、大動脈、肺静脈、肺動脈、椎体などに浸潤してしまうのです。
また、癌は食道の内側から発生し、表層近くに血管やリンパ管が発達しているので比較的早期に肺、肝臓などに転移しやすい。愛煙家、愛飲家はぜひ気を付けて、1年に一回は内視鏡検査を欠かさないで頂きたい。
怖い話をつづってきましたが、最近は医療機器の発達により特殊な光線を食道にあてることで、早期食道癌の発見が容易となってきました。早期なら内視鏡だけの治療で完遂することがあり、食道癌といえども恐くはなくなってきました。
内視鏡手術も進歩しており、以前なら不可能だった広範囲に及ぶ早期食道癌でも内視鏡的切除が可能な“達人”も増えています。以前はお腹、胸、首の3箇所を開けて施行する大手術でしたが、最近は小さな穴からカメラを入れ最小限の侵襲で終了させることができる施設も増えています。
抗がん剤、放射線治療の手法も大幅に改善されているので、予後の改善にも期待を寄せたい疾患の一つです。
◆谷光利昭(たにみつ・としあき)兵庫県伊丹市・たにみつ内科院長。外科医時代を経て、06年に同医院開院。診察は内科、外科、胃腸科、肛門科など。デイリースポーツHPで「町医者の独り言」を連載中。
引用元: https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180518-00000085-dal-hlth
みんなのコメント
不信感は凄いものだった。複数の医師がいても治療は2転3転し、
体力は落ちるばかり。治療の度に元気を失うみたいだった。
担当医の奴らは、あの状態を見て何も感じないのだろうな。
ちなみに一般的な放射線治療と陽子線治療は全く異なります。
1つだけでも増加に原発癌が見つかったら、どんなに早期発見でも癌細胞は全身を巡っていて、何年もの間ずっと再発できるときを今か今かと待っている。
日本の癌治療も、まだまだ欧米などの先進国に比べたらかなり遅れていると思う。抗ガン剤大好き?な様子を見てると明らかである。
これからは病気にならないための健康教育にも力を入れるべき。
胃酸逆流抑制の薬を飲みながら年に1回の鼻腔内視鏡検査をしている。
今のところは大丈夫でも、いつ発生するかわからんし、改めてこんな
病気に関しては早期発見早期治療の重要性を思い知らされる。
>食道ガン
このヤフコメ生息の自称・内科医プラス基礎研究をしている
sunという一応医者がいる。
この内科医の発言を聞こう。
↓
【進行ガンが治せないことは、”大昔”から医者の間では
常識ですし、別に患者にも隠していません。
普通に治せない事を告知しています】
只今進行ガンで闘病生活を送っている人?
あなたは、主治医に治せないと言われたでしょうか?
進行ガンで病院入院している、または通院している人?
あなたはどう言われたのか返信待ってますよ。
「現代医学は医術でも科学でもなく宗教である」
ロバート・メンデルソン
飲み薬や注射で癌が治る時代が来て欲しい。
5-FU、シスプラチンの二種の抗がん剤を使用したFP療法しかありません。
オプジーポ、ハーセプチンが効果あるのが解っていますが承認されていません。
他のがんに比べ治験数が少ないためにいつまでたっても承認されない。
その方が楽そうだし
もともと血液の病気があり一年半の間、毎月一度病院に検診に行ってました。
その間毎回胸の痛みや喉につっかえる感じや飲み込みに違和感があると伝えてましたが検査を促される事なく痛み止めを処方されるだけでした。
大きな病院に移って検査したらもう既に末期。
複数箇所に転移してて手の施しようがなく余命3カ月と言われ3カ月半後に旅立ちました。
新しい治療法の発見は素晴らしいと思う。
でも早く発見してくださることこそ大切だと思います。
消化器系の医者にとって食道癌と膵癌、胆道系の癌は現在でも別格です。
そのなかでも特に食道癌は術後に食事ができなるなるケースが多く本当に大変です。(生存率ではこの中ではましなのですが。。)
食道癌で内視鏡的に完全切除(標本の病理で血管やリンパに癌細胞がなかったことが証明されるレベルまで)できるほどの進行度で発見されるのはかなりのラッキーケースです。
もし内視鏡切除出来ても微小な血管やリンパに転移があれば全身手術の適応になります。
基本は食道癌は場所にもよりますが3か所の手術が必要です。
そして合併症も圧倒的に多いです。
メディアにおいて、あまり詳しくなくても医師ということで適当なことを言ったり書いたりする先生が多いので気を付けてください。
薬一錠でガンが治せる時代になれば良い。
「食べ物が喉に詰まる…」
この自覚症状がたびたび現れた時はもう遅い状態で転移の心配があり危ないと思います…。
一年に一度で良いから内視鏡検査を行い、早期発見のみが救われると感じました。
大都市の大病院の話であって、日本全国でできるということではないのでは?
私が幼少期の頃から毎朝再三に渡って今から飲む味噌汁を沸騰するまで温めるなと言い続けてきましたが、母親は「これが旨いねん」と言ってフーフー冷ます事なくゴクゴク飲んで、こちらの言うことを全く聞き入れませんでした。
皆さんも熱いものを食べるときはご注意を。
誤解を招く書き方はしない方がいいな。
手術が必要なレベルはやはり長生きしない(まあすい臓がんほどでは無いけれど)。唯一の希望は化学療法が結構きくことかなあ。
って、パンツ洗わないで、はいてどんどん捨てちゃうの?
そこが長く生きる為の勝負所。
これは妄想だが、ガンになったら体調に何かしらのサイン的な物が出るような予防接種的な薬とか開発されないかな。
主に良く飲みに行く友達に多かったです
喫煙、飲酒が大きく関わっているんですかね
喫煙、飲酒しない友達でも
居酒屋、飲食店に勤務してたり、マージャン屋に
通ってた人など
やっぱり自分が吸わなくても
喫煙、飲酒が影響するんでしょうね
もう、そろそろ国自体がタバコを販売するのを
辞める時じゃないんだろうかな。