台風24号の接近により首都圏ではJRや私鉄が相次いで運休し、新幹線も止まった。
「ホテルが取れず困った」「諦めるしかない」。帰宅できずに駅構内で一夜を明かすことを決めた人もいた。
JR東京駅は午後8時を過ぎると徐々に乗客が減り、構内は閑散とした。床に座り込んでスマートフォンをいじったり、スーツケースを脇に置き、壁に寄りかかって眠ったりする姿も見られた。
階段に座っていたパート職員の女性(65)は、栃木県日光市に旅行した帰りで、東海道新幹線の運休で静岡市に戻れなくなった。
構内で始発を待つといい、「台風の時に旅行したのが間違い。諦めるしかないですね」と苦笑した。
広島県福山市から墓参りのため上京した会社員の20代女性も駅周辺で始発を待つという。「私みたいな人が多くホテルは取れなかった。もう少し調べてくればよかった」と疲れた様子で話した。
JR新宿駅周辺でも運休に困惑する人が相次いだ。東京都杉並区の運送業藤本豊さん(41)は「午後8時から順次運休と言っているが、終電が何時か分からず困る。はっきりアナウンスしてほしい」と憤った。
ライブを見に上京した女子高校生(17)は「長野までのバスも新幹線も止まった。きょうは千葉県にある友達の家に行こうと思うが、無事に着けるか不安」と話した。
仕事帰りという足立区のカメラマン男性は「きょうの新宿駅は人が少なくていつもと違う様子だ」と話し、駅周辺の様子を撮影していた。
引用元: https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180930-00000092-jij-soci
みんなのコメント