台風24号の接近によりJRや私鉄など在来線が「計画運休」した首都圏。
一夜明けた1日午前もダイヤの乱れは続き、通勤客からは「仕事に影響が出た」などとの声が聞かれた。JR東日本は一部路線を除き、始発からの運転再開を見込んでいたが、設備の安全確認に時間がかかりずれ込んだ。
同社によると、山手線と京浜東北線は午前6時すぎに運転を開始。その後、常磐線快速などが順次運転を始めたが、大幅に本数を減らした。
中央線快速は、四ツ谷駅での倒木により新宿―東京間で運転を見合わせ、三鷹や武蔵境駅などで乗客の入場を一時規制した。ほかに横浜、川崎両駅でも規制があった。
東海道新幹線も始発からダイヤが混乱。倒木や飛来物の影響で、東京―豊橋間の上下線で運転を見合わせたが、JR東海によると、午前7時半ごろ全線で再開した。
京王電鉄によると、午前4時40分ごろ、明大前―代田橋間で倒れた塀に、新宿行きの上り電車が衝突。乗客ら約70人にけがはなかったが、線路を歩いて明大前駅に避難した。
東京都台東区の会社員朝日猛さん(45)は、仕事のため上野駅から午前7時半の常磐線下りに乗るはずだったが、駅で2時間半以上待った。「会社に連絡しましたが、どうしようもないですよね」と疲れた様子だった。
空の便では1日も、全日空が121便、日本航空が90便を欠航し、計約2万8000人に影響した。
中部や関東、九州地方などを中心に1日朝、広い範囲で停電が続いた。中部電力管内では愛知や静岡など5県で約75万戸、東京電力管内で神奈川や千葉、
東京など1都8県で約37万戸が停電した。鹿児島や宮崎など5県でも約11万戸で電気が止まった。各電力会社は「切れた電線を見つけても絶対近づかないで」と呼び掛けている。
引用元: https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181001-00000034-jij-soci
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