先日、劇場版「ゼロの執行人」が公開され、盛り上がりを見せている「名探偵コナン」。同作には、コナンくんが「腕時計型麻酔銃」で毛利小五郎をあっという間に眠らせてしまうシーンがよく登場します。

もしも、この腕時計型麻酔銃が現実世界にあったら、どんな仕組みなのでしょうか。今回は「漫画のあのシーンは実現できるのか」をテーマに3作品取り上げます。

●コナンくんの「腕時計型麻酔銃」を実際に作るとしたら?

動物捕獲用麻酔銃にはよく「ケタミン」という麻酔薬が使われていますが、これは麻薬にも指定されており、取扱には免許や手続きが必要です。

また、動く人間の静脈に的確に撃つのは難しいと思われますが、筋肉注射に必要な薬剤の体積は、人間に用いるなら50ml。この量だと針だけでなく、注射器ごと飛ばして注入する必要がありそう。小学生が事件解決のたびに発射するのは、いろいろな意味で危険です。

また、睡眠導入剤という線も考えられますが、口から摂取するタイプの薬が多いため不向きでしょう。そこで麻酔薬、睡眠導入剤に代わる第三の選択肢として浮かび上がるのが「本当は物理攻撃」説。とんでもない早さで針を発射し、それが首筋などに当たる衝撃で脳震とうを起こせば、気絶して麻酔で眠っているのと似た状態になるかもしれません。

……ただし、短期間に何度も脳震とうになると深刻な後遺症が残る可能性があり、毛利のおっちゃんの身体が心配でなりません。

なお、もっと詳しい考察は、関連記事「【考察】コナンの「腕時計型麻酔銃」はいったい何を撃ち込んでいるのか?」からご確認ください。

●「ドラゴンボール」の舞空術は、スマホの電力があればできる?

「気」をコントロールして空を飛ぶ舞空術。サイヤ人ではないわれわれでも扱える「電磁“気”」で再現する方法を考えてみましょう。静電気で髪の毛が引っ張られるあの力、電磁気力が使えるのではないか、というわけです。

ざっくりした計算ですが、地面を帯電させた状態で体重75kgの人間の身体に、スマホバッテリーの電気(ここでは2900mAh)を全て流せば地上6キロ地点まで浮上することが可能。

ただし、皮膚に電流が流れたときの致死電流は50mA~100mA程度なので、どう考えても死にます。良い子がマネしていいのは、かめはめ波のポーズまでだぞ!

●瞬時に時速270キロに達する走行技術「ゴキブリダッシュ」は可能?

漫画「範馬刃牙(はんまばき)」には、主人公・範馬刃牙がゴキブリの動きから瞬時に時速270キロに達する走行技術「ゴキブリダッシュ」を生み出すシーンがあります。

確かにある種類のゴキブリは、1秒間で体長の約50倍の距離を走ることが可能。もしも体長が160センチあったら、単純計算で時速288キロ、新幹線の最高速度並のスピードになります。

しかし、これを可能としているのは、ゴキブリが持つ特殊な脚の構造など。常識的に考えるなら、そもそも身体の作りが異なる人間にはマネできないはずです。それなのに、「ゴキブリダッシュ」が習得できるのはさすが刃牙、作中の言葉を借りるならば「スゴいね、人体(ニッコリ)」と言うほかありません。

みんなのコメント

 

名無しさん
空想科学研究所みたいなネタだけど面白いね
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コナンの麻酔銃の針は、いつ誰が抜いているのだろう。
小五郎のおっちゃんの首には数え切れないほどの本数がすごい密度で刺さってそう
色気ある写真
マンガの面白みには、こういうくだらないことを半分マジで語れるところなんだよな。
たしかにアニメ観ていても、小五郎のおっちゃんの寿命縮めてるよなーって思うからね。
名無しさん
筋注用ケタミンの人間への投与量は50mlではないよ。
50mlも筋肉注射する薬なんて需要はない。
痛すぎて話にならない。
名無しさん
ロシアで既に実用化されてそう
薬物はポロで
名無しさん
コナンの強みは、実は知能ではなく驚異的な身体能力。
ひざをむき出しの服装で、自動車の速度からの飛び降り、10m程度の高さからの飛び降りでかすり傷ひとつ負わないのは日常茶飯事。
名無しさん
絶対首の後ろが薬物中毒者の腕の様に青くなってるんじゃないかな?
名無しさん
空想科学読本
Akimoto
戦艦や機関車が空を飛ぶ方が面白い!
名無しさん
50ml必要って、10倍量ですよ。。。
名無しさん
普通なら小五郎はもう麻薬中毒になってるでしょw
名無しさん
毎回麻酔打たれてたら身体が慣れてくるだけでしょう?
riho1111
コナンって基本ありえない事だらけの完全フィクション漫画なんだけど、青山先生、車なんかも丁寧に実際にあるのを描くし当初は米花町とか架空の町での出来事だったのに、警視庁だけじゃなくてFBIだの警察庁だの実在するものを巧みにぶっこんでくるからオタクたちが現実と非現実の間の妄想で苦しんでる(楽しんでる?)ってよく聞く。
オタクの友人が霞が関の警察庁みにいって「ここに降谷さんが」って感慨にふけったって聞いてヤバいなって思ったけど制作側、ホントうまいことやりよるわ。
名無しさん
耐性がつくか
麻痺が残るか
いずれにせよコナンくんは傷害犯
pet-2001
毛利小五郎が突っ伏しているのとは、別の方向から声がするのに、誰も気がつかない不思議。
uma
毛利小五郎が麻薬や脳しんとうに強い特異体質か。
すごいね、人体。
名無しさん
おっちゃんの手柄なくなっちゃうよ。
名無しさん
まぁまぁまぁまぁ・・・
所詮マンガ。。。
名無しさん
現実的に考えたら後遺症が残るか永遠の眠りにつく事になるだろうな。
名無しさん
毛利のおっちゃんが毎回当たり前の様にやられている事の怖さが身にしみた笑
名無しさん
頻繁に麻酔使うと必要量増えてくるって事ないですか?
名無しさん
コナンくんの麻酔が薬ではなく「物理攻撃」に笑った。
考察すごいな
笑えた
大事なことなので二回言いました(笑)
名無しさん
じゃあ毛利小五郎さんの身体はボロボロやん笑
名無しさん
こういうの、大好きです。
ついでにタケコプターについても伺ってみたいもんです。一説には、あの大きさのプロペラで飛行するのではなく、反重力作動器なるものが運転中の目印程度なら理解できるとの事。
物理的には、プロペラは半径数メーター必要でそれを回す動力があるとするなら、首がねじ切れるらしい。恐いですね。
あり得ないけど(笑)
名無しさん
コナン好きの私から見て
普通に真面目な意見で面白かったです。
名無しさん
しかもこれ、漫画の中の時間軸だと1年あるかないかの間の出来事なんですよね?笑
そんな短期間で頻回にセデーションかけられて脳しんとうまで起こしてたら…おっちゃん笑笑
名無しさん
コナンとその仲間がいるとこ殺人あり・・・。
コナンとその仲間たちと出会ったら、気をつけろ・・・誰かが死ぬ・・・
名無しさん
盗聴器や変声機、動力付きスケボー…危ないもの与えすぎな博士を捕まえよう
未婚の博士が小学1年生と自宅で遊んでるのもちと怖い…
名無しさん
空想科学読本のノリ
名無しさん
コナンは突っ込みどころ満載。
名無しさん
まぁ、言うと現実だとしたら連載がかなり長いから毛利小五郎はもうこの世にいない可能性が高いってことが解りました(笑)
名無しさん
もしコナンと親友だったとしても、結婚式だけは招待せんとこ
名無しさん
まぁ、確実に病院行って、首があざだらけですよけど・・・って言われて、事件ざたになるわね。
そらそうよ、コナンくんは厄病神、あの子の行くとこ行くとこ殺人事件だもの、悪魔よ。
名無しさん
福田次官のセクハラ音声はコナン君のねつ造の可能性もあるから、麻生さんは慎重なんだね。
名無しさん
新幹線のスピードで動き回るゴキブリwwwww
名無しさん
スマホバッテリーの電力で
人間が6kmも浮上できるって本当か?
電気だろうが磁気だろうが、
エネルギー保存の法則より
元より大きな力は取り出せない。
何か計算間違ってる気がする。
たとえば2900mAhっていってるけど、
電圧が記載されてない。
ぜんぜん電圧の異なるものを参考に
エネルギー算出したんではないかな?
名無しさん
コナン小学生じゃないけどな。ふりしてるだけで
名無しさん
毎週、麻酔打たれたら死んじゃうよ。(>_<)
名無しさん
銭形警部には効かなかった
(´・ω・`)
なにこれ?空想科学読本?

 

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