「結婚、どうしよう!」と焦る前に、婚活について俯瞰して考えてみよう、というこのシリーズ。これまで、2人の女性の実体験を紹介してきましたが、迷ったり立ち止まったりするのは女性だけではないはず。
じゃあ男性は、どんな気持ちで婚活をしてるんだろう? そんな思いで、編集部はC男(38)に話を聞きました。
メディア企業に勤務、2年に及んだ婚活を終え、この春3歳年下の女性と結婚したそう! その決め手は、意外なところにありました。
ヒタヒタと迫る40代、減りゆく頭髪……。でも、結婚したい。36歳にして1年ほど付き合った女性と別れたC男は、「婚活」を週末のライフワークとすることを決めた。
早速、東京都内の会場で開かれるイベント会社主催の「婚活パーティ」に参加した。「パーティ」とは言うものの、実際はパーテーションで区切られた小さなテーブルを挟んで、1人3分程度の「面接」を20回ほど繰り返すハードワークだ。
初対面の相手に取材する機会も多い仕事柄、それなりにトーク力には自負はあったものの、いかんせん短時間で自己アピールをし、相手と打ち解けるのは相当なエネルギーを要する。たまに、会話が弾んで打ち解けることはあるものの、はたして3分前に出会ったこの見知らぬ女性は、「自分が結婚したい相手」なのか……。
まるでスポーツ競技、婚活パーティは時間との戦い?
似たような自己アピールを20回近く続けたパーティ終盤は、集中力も散漫になり、「流れ作業」化。「ビビッと来た」なんて劇的展開はなく、何の手応えもないままタイムアップ。最後に好みの相手の番号を用紙に書き込むも、「あれ? 誰が誰だったけ……??」。
そんな調子ではマッチングが成立するはずもなく、数回参加したパーティは、いずれも敗戦に終わった。見るからに要領の良さそうな営業マン風の男性が「カップル成立」して意気揚々と帰っていくのを傍目に、「俺って、婚活向いてないのかも……」と、心にダメージが蓄積する。
自らに課す戦力外通告、戦いの場は婚活サイトへ―
そもそも、婚活パーティの参加資格自体、「35歳まで」「30歳まで」などと条件がつけられていることもざらで、30代も後半対象となると開催数も減り、「医者・弁護士限定」「年収1000万円以上の高収入男性限定」などと、えげつない条件も付加されていく。どうも、自分は「戦力外」年齢に突入しつつあるらしい……。
潮時を感じ取ったC男は、「婚活サイト」という新たな戦場へとシフトすることにした。
「婚活サイト」。今や様々な形式があるが、C男が選んだのは大手インターネット企業が運営する有料サイト。月間数千円の会費を払えば、様々な女性の情報にアクセスでき、各会員が気に入った相手とメッセージをやりとりすることで、交際へと発展させることができる、というものだ。
時間の限定されたスポーツ競技のような婚活パーティに比べ、婚活サイトはまさに「無限の可能性」。好みの相手の年齢、身長、体重、結婚歴の有無、子どもの有無、学歴、年収、喫煙者か否か……など、さまざまな条件で検索をかけることで、好みの相手を絞り込み、メッセージを送ることができる。
婚活サイトでは「シビアな現実」に直面
顔写真を載せる、載せないは任意だが、顔がわからない相手にアプローチするのはやはりハードルが高く、必然、写真付き、しかも自分好みの容姿の女性に吸い寄せられていく。「テクノロジーの進歩は素晴らしい、なんて便利なシステムなんだ!」。感動したC男だったが、喜びもつかの間。カップル成立のためには当然、「相手も自分を選んでくれること」というハードルがある。
36歳の「おじさん」であり、特段イケメンでもないC男が直面した現実はシビアだった。臆面もなく「若くて美人」、というタイプにメッセージを送っても、九分九厘、返信がかえってこないか、数度のメッセージのやりとりでキャッチボールが途絶えてしまう。
こちらが「若くて美人」と思ったタイプはカップル成立も早いのか、次に見たらもう退会していた、ということもざら。と思えば、自分より年上の40代女性や、同年代でもバツイチ、子持ちの女性からは、どんどんメッセージが来る。
同年代以下、未婚女性との結婚を望んでいたC男は、こうしたメッセージにいちいち対応していられないと判断し、すべて無視した。人にメッセージを無視されると微妙に傷つくくせに、自分も「対象外」と見なした女性のメッセージは残酷にスルーせざるを得ない。市場原理主義のような身もふたもない競争の世界に、やっぱり心がすり減る。
「何となく」先に進めない、決め手がわからない
そんな中でも、C男は何度か「婚活サイト」で出会った女性と食事までこぎ着けた。相手はいずれも、30代半ば。事務職をしながらネイリストの勉強をしているという女性とは、海外旅行という共通の趣味の話題で盛り上がった。
その場でのコミュニケーションに問題はなかった。だが、この人と結婚、いや、その前に恋人として交際する、という感覚にどうしてもならない。相手も同じ感覚だったのかどうかはわからないが、何となく、先に進める気が起きないまま、2度目の食事に行くことはなかった。
この、「何となく」先に進めない感じは何なのだろう? なぜ「この人かも!」という確信めいたものや、強い興味が湧いてこないのだろう? モヤモヤを抱えたまま、当面はアプリでの婚活を続けてみよう、と思うC男なのだった――
引用元: https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180509-00010000-telling-life
みんなのコメント
自分が選ばれる人であればすぐに結婚できる。選ばれないからこそ結婚できない。なんで選ばれないのか、客観的に考えられればいいんだけどね。
自分もネットで女と知り合ったことはそれなりにあったけど
いわゆる写真交換をねだったことはほとんどなかったと思う
話があうとか、趣味があうとか、そうでなくても互いに興味が持てたら顔はまあどうでもいいじゃん
いきなり顔で「あんたはお断り」というスタンスをかませる人の自信満々ぶりにびっくりだよ(男女問わず)
コレすっげぇわかるー!!ww
40名のパーティーいったことあるけど
フリータイム女性は席たっちゃいけないのに知らずに移動しちゃったし、結局男性2名来てくれて、連絡先書いたメモわたされたー
二者選択が苦手な私、またしても「ハズレ」なほうの番号書いちゃったらカップルになったけど外でたら誰もいなかった。苦笑
そこへかなり遅刻してしてきたっぽィ男性から声かけられたので「カップルになったけどいないんやけど??」と聞いてみたら「あーすっぽかされたんやわww」と笑われたんでプイッとさっさと駅へいき電車に乗って連絡先のメモを2枚ビリビリに破いてバッグへポイッした。そいでバスへ乗り換えていたら
あーもう一人が「あたり」やったナァー」とめちゃ後悔した。
もんのすげぇ悩んだあげく、バッグの中のメモの破片をくっつけ
勇気もかき集めメールしたっけ
ほぼ初対面でそれを考えないといけないのは、かなり厳しいよね。
男性のリアルな目線で興味深かった。
結婚は点数をつけるとやっていけないと思うので
実は婚活市場って微妙だと思う。
加えて妙な焦燥感が生まれて空回りしそう。
標準体型を維持し(太ってるのは男女とも気をつけたほうが…)
髭・歯・眉毛・肌をきちんとして
色々なコミュニティーに時々出かけてみたら
意外と話の合う良い出会いがあるかも。
うまくいかなかった恋愛のスタイルを繰り返しても結果は同じなような。
オイラは凄い搦め手で身動きできずに結婚した気がするが、すごく幸せだしありありだと思います。
だってすごく愛されているからね、今の幸せは壊したく無いです。
特に男性はのんびりしすぎ。
記事にもある通り、40代に入ると婚活パーティーにすら、なかなか参加できない。
男性のタイムリミットは40歳。
もう少し、女性にモテるようになる努力ぐらいしろ!
女性にはいろいろと求めるくせに、自分は何も努力しようとしない。
そして、40歳すぎるとゲームセットだ!
ペアになれるかなとギャンブルと同じ
心境だ!
性交したいから?
死ぬまで働くことが決定。
ご愁傷様、ち~ん!
独身貴族で何の不満もないけどなあ。
結局は趣味きっかけだったり、学校だったり、友達の紹介だったり、近所の飲み屋だったりと小さなコミュニティでの出会いがきっかけとなるパターンがほとんど。
たぶん普段の人となりが見れる方がその人との未来を現実として描きやすいから結婚までいきやすいんだろうなぁと推測。
結局のところ婚活パーティーってたぶん「バレンタインのチョコレート」と同じで商業目的でしかないんだと思う。
本当にのぞむなら一番の選択肢でしょう。
あとは自分の努力でしょう。小手先の見栄えを変えようとするより根本から変えていかないとダメでしょう。
コストはかかると思いますが、人生を左右することですから、精一杯やることですよね~
片っ端から登録して1ヶ月ずつ違うアプリをやってみました。
期待半分と不安半分でしたが、色んな方がいてとても良い経験になりました!
婚活パーティーも数回行きましたが、
やっぱりタイミングと運はあると思います。
好きになったり、好きになってもらったりと
ありましたがうまくいかない事が沢山ありました。
今は最初は抵抗があった年下の彼と
あまり歳を感じずに楽しく過ごしています(^^)
最終的にはアプリでした!
昔と違って、ごく普通に同級生にいそうな人と
出逢えたりするので気軽な気持ちで行ったり、
登録してみてほしいです!
女もものに出来ない、家族を養うこともしたこと無い奴に会社を引っ張っていく役を任せることは出来ない。
果報は寝て待ってても来ないと思い始めましたが、ネットではスルーされ、お見合いや紹介でも次に会うことがないという状態が続き病んでしまいそうになりましたが、ようやく1人の方と出会うことができました。
時間とお金はかかりました(多分そこそこいい車が買える)、諦めなかったというより最後の方は意地になってました、私の中で往生際の悪さが功を奏した数少ない例です。
逆に婚活サイトは内気でも、マメな人が向いてます。オタク系の人がネットでガンガン結婚相手見つけていますよ。
それはさておき、婚活は作戦が必要ですよ。パーティーに行くなら、どんな服と話題が必要かとか先に考えておくものです。
サイト使うなら、プロフィールを知人に採点してもらうとか、早めに会うために積極的になるとか。
上手い人はそうやって伴侶を捕まえます。
ただぼんやり縁を待つだけじゃ婚活は難しいです。
女性の収入あてにしないと生活できないような男性は30代後半になると難しいよね。
男性側が女性を見た時にピンと来るとしたら、
抱きたいと思うかどうか、だけでしょ。
頼めば普通の人を見繕ってくれるから。
心配なら、紹介して貰ってから興信所に身辺調査を依頼
すれば!?
婚活パーティーでカネ使うより安く済むよ。
パートナーも子供もいないで、自分の面倒を誰が見てくれるのか。行き倒れ上等と思う方もいるでしょうが、孤独死は大家さんにも国民の税金を使う意味においても大迷惑。
どんな人も自由気ままに生きていく権利はあります。でも、あえて独身を選ぶ人は、死んだ後は自分ではどうすることも出来ず、結局は見ず知らずの誰かのお世話になることを忘れないようにして欲しいですね。
結婚することが目的になってる気がする。