[東京 2日 ロイター] – 味の素<2802.T>が「うま味調味料」の誤解の解消に向け、手応えを感じている。きっかけは2018年9月に米国で開催したイベントで、同社がモニターしている食の分野における影響力のある人の認識に変化の兆し出ているためだ。

西井孝明社長は米国発で高まっているフェイクニュースへの関心を追い風に、今が風評払拭のチャンスと捉えており、コミュニケーションをさらに強化していく方針だ。

<うま味調味料と都市伝説>

「トランプ大統領の誕生でフェイクニュースへの関心が高まり、消費者が今まで正しいと思っていた情報が本当に正しいのかを調べ始めた。すごいチャンスが来た」──。西井社長はこう述べ、今こそうま味調味料に対する誤解を解く時期だと強調した。

社名にもなっているうま味調味料「味の素」は、グルタミン酸ナトリウム(MSG)が主な原材料。日本では、サトウキビなどから作られている。

1908年に東京帝国大学の池田菊苗博士が昆布だしのおいしさの正体がグルタミン酸であることを発見。その味を「うま味」と名づけ、後に甘味、塩味、苦味、酸味に続く基本的な味として認められた。

グルタミン酸はトマトやチーズ、ノリなど様々な食品に含まれ、体内にも存在する。つまり、私たちは日ごろから意識せずにグルタミン酸を口にしているわけだ。

にもかかわらず、製造されたうま味調味料にだけ、拒絶反応を持つのはなぜか。原因の1つに米国の科学者が1968年に発表した論文がある。

中華料理店で食事をした後に顔のほてりや頭痛などの症状が出たのは、MSGが原因──。「中華料理店症候群」と名づけられたこの症状は、後にうま味調味料を大いに苦しめた。

その後、多くの研究によって中華料理店症候群とMSGに何の因果関係もないことが科学的に示されたが、「風評」は消えないまま、今日に至っている。

西井社長は「うま味調味料が身体に悪いというのは都市伝説に過ぎないが、安全性の論議に20年近くもかかってしまったために、一社では手に負えないくらいに風評が社会に根付いてしまった」と話す。

米国ではパッケージに「NO ADDED MSG」と書かれている食品がいまだに存在する。MSGを添加していないという意味で使用しているが、もとの成分にMSGが含まれている食品もあり、消費者に誤解を与えかねないとして見直す動きも進んでいる。


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ネットの反応

1.
ハイミー パッパッパの世代です。
昔、(35年前)母の友人の小学校の女校長がいつものように家に来て
茶飲み話に3時間から4時間ハイミーは発がん性があると、幼い私にも絶対食べないほうがいいと言ってました。ガンになったらどうなると思ってるの、死ぬのよと怖いことを言われました。
怖くなりハイミーのかかったものは食べなくなりました。購入もしなくなりました。今やっと気づいた風評被害の恐ろしさ。
2.
発ガン性がない=体に悪くない。とかそうことでなく、精製された旨味成分を日常的に摂取していると味覚が鈍るのって言うのは私にとっては体に悪いと同じ。
それをフェイクニュースとか平然と言い放つのは正直驚いた。コメント欄を見ていても、ほとんどその辺りをみなさんちゃんとわかっている。きっと何も変わらない。笑。絶対旨味調味料はやめた方がいい。と私は思う。
3.
そうそう、味の素とスーパドライは美味しんぼの最大の被害者
そして寿司はひっくり返して食うのがマナーだの言い出すヤツが増殖した
4.
グルタミン酸無くして旨味なし。かと言って一度に一瓶丸ごと使う者もそうはなかなかいないであろうこと。天然由来から有効成分だけを抽出している分だけ、
むしろその他の雑多成分を同時接種するより純度の高い旨味調整ができるのだから素材、味覚、安全性に優れた、和を発祥とする調味料のひとつであることに違いはあるまいこと。要は調味料はなんでも使いようということか。
5.
化学的に作られた物は信用しがたい。
以前は石油から作られていた。
業務用があるくらいだから飲食店で使われている。
ある有名な築地のラーメン店でも使っていた。
最終的には個人の判断。
6.
確かに楽で旨いけど、自然出汁に慣れると違いがはっきりとわかる
7.
塩化ナトリウムと塩の違いを理解できない奴に旨みも何も語る資格なんかないからな。
8.
安い時に買えば50グラムパックが一番便利。
9.
昔料理バンザイって味の素スポンサーの番組で材料詳細にここで味の素を入れるってあったのがみんな試して中毒になっちゃったんだろうね?
10.
アレルギーと同じく、添加物の摂取で体調を崩す者もいる。
合うか合わないかは、自分の体との相談である。
摂取したい者が摂取すればよい。
味の素のうま味調味料に関していえば、おそらくほとんどの人間にとって無害のはずである。
ただし、天然のうま味成分だからといって安全とは限らない。
ベニテングダケに含まれるうま味成分は、人間に対して悪影響を及ぼす。
11.
単純に気持ち悪くなるから嫌いだ
12.
味の素がいいのか悪いのかよくわからなくなってきたけど、うちで料理するときに使わない(使うタイミングわかんない)ので加工品に入ってて自然と口にしている以外は食べていないとみて、摂取は控えめと思っていますが、、、
なんせ「味塩コショウ」っていう調味料が嫌いなんで。あれ使うと美味しいけど全部、味塩コショウ味になるから舌がバカになりそうで。胡椒の加減が効かないし。
13.
中華だけでなく、韓国料理にも入ってる。野菜のナムルが美味しいのはほぼ化学調味料入れてるから。
14.
口に残る感じが好かないから食べない。
15.
問題があっても企業はどうせたいした責任を取らないことを消費者がわかってるから自衛策として添加物を避けているだけ。
何でも風評といえばいいと思うな。


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16.
「美味しんぼ」のせいじゃない?笑

あの漫画は、A、B甲乙つけがたい味の料理がある場合、Aは昔ながらの作り方をしたものだが、Bはうま味調味料を使ったものだ。したがってAの方がうまい!という結論になるから…。

17.
反れでも丸の鶏から出したスープの味には、味の素の人工的旨みは叶わない。グルタミンソーダは味の輪郭をはっきりさせるにはよいだが、大量に使うのはどうもね。
18.
化学調味料が体に悪いと思ったことは無い。
天然物からの抽出と差異を生じない差異は差異では無い。
ただ、いくらうま味といっても、大量に使用して濃い味付けは嫌い。
ある東北の県で、そういうものを食わされて、その県が嫌いになった。
19.
化学調味料不使用をありがたがるの個人の自由だけど、たまに勘違いして「自然や環境にやさしい」とか事実と逆の事を印象だけで言う人がいるのはさすがにどうかと。
何十時間もエネルギーを使って大量の食材クズを出しながら出汁を抽出する…という行為を化学調味料で省略する事が可能になるわけで、環境へのやさしさを考えるならどっちがいいかは歴然。
20.
美味しんぼの作者みたいな偏った考え方の人間が段々減ってきたって事かな。
何事も適量という物がある。
身体に悪いからと言ってそれを頑なに避けるような行為はそれこそ「偏食」であると思う。
21.
美味しんぼ読む前から味の素は苦手だった
22.
普通に食べてます。
卵かけごはんに醤油と味の素かけるとなかなか美味です。
※安物の味の悪い醤油はダメ。
23.
味の素肯定派は、やしきたかじんや梅宮辰夫。

アンチ味の素は、雁屋哲。

たかじんや梅宮の方が美味いモノを食べてそうだから、味の素肯定派の勝ち。

24.
強い旨味を感じればそれに酔いしれて、
ささやかな旨味が感じなくなる。
猫にまたたびを与えるようなものだと思う。
でもそれを欲して対価を払いたいと言うのであれば否定はできないでしょ?
でもカップ麺もそうだけど旨味だけで作られた、味というのはすぐに飽きるんですよね!
25.
グルタミン酸とグルタミン酸ナトリウムは別物です
隠れ塩分の原因です
塩気が、まろやかに感じさせるので、余計な塩分を出してしまいます
MSGたっぷりの料理は中華に限らず和食でも、後で異常に喉が渇きますが、天然だし、あるいは、天然塩だけのものの方が、塩気は感じますが後であのようには渇きません

騙されるなー

26.
身体への悪影響は、毒性学的なもの(水にすら致死量があるという学問)
でしかないと思うけど、
個人的には、うま味調味料のようなストレートな味に舌が慣らされるのが怖い。

この間、カレー粉からカレー作った時に安物のカレールーよりも
うま味が薄いと感じてしまって、軽くショックだった。

27.
うまい不味い安全性云々以前に、食後視点が定まらなくなったり気が遠くなったり昏睡したりする事があって避けている。
但し、多少耐性が出来て慣れる事も出来る。
微生物培養の副産物の影響なので食物アレルギーと同様、症状も人それぞれ。
28.
私は化学調味料の入っているものを食べません。
それは健康がどうのこうのではなく、皆同じ味になるからです。
これに慣れてしまうと、柔軟剤や香水の臭いで嗅覚が麻痺し、味がわからなくなるのと同じです。
そしてとにかく喉が渇く。
やはり味にこだわるならしっかり時間をかけてち調理する方が美味しい。

しかし私は化学調味料否定派ではありません。
化学調味料があるおかげで料理を作る手間暇が減り、それは大きなコストダウンになります。
人間が最低限生きていく生活レベルのコストが下がるという事は、ある意味社会福祉にもつながります。

人生に成功し、食にこだわっている人の中にだって昔は貧乏だった人はいっぱいいるはず。
まずはとにかく人間生きることが大事です。

29.
ホントに健康って政治とメディアで作られてるよな、成分や臨床データなんて二の次三の次だろうな。
30.
○郎系のラーメンで、白い粉大量投入に恐怖心を抱きながらも、背徳心に勝てず。


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