“スーパーボランティア”として知られる尾畠春夫さんが東京から大分まで歩く旅に挑戦していたことはご存知の方も多いと思います。

静岡から愛知にまもなく入るということで取材をしたところ、意外な場所にその姿がありました。

一人でリヤカーを引き、歩き続けるスーパーボランティア尾畠春夫さん、79歳。

1月19日、東京を出発した後、大分の自宅までのおよそ1100キロをテントで寝泊まりしながら旅を続けてきました。

尾畠さんは、歩いているとのウワサを聞きつけ集まった住民たちが求めるサインや写真にも…。

尾畠さん:
「はい、お待たせしました」

住民:
「ありがとうございます」

尾畠さん:
「お次の方どうぞ」

時間をかけながら、“尾畠スマイル”で丁寧に対応します。中には、尾畠さんと会えて涙を流す男性も…。

感涙した男性:
「やっぱ感動しました。抱きしめてもらった時の力強さはちょっと(経験したこと)ないですね。それに感動しました」

リヤカーは、住民達から貰った差し入れが山積みに…。

尾畠さん:
「楽しみはみなさんとの出会い。一期一会ですかね。みなさんとたくさんお話をさせていただきたい」

そんな中、まもなく尾畠さんが愛知県にやってくるとの情報が。そこで…。

(記者リポート)
「愛知県豊橋市です。スーパーボランティア尾畠さんがまもなく静岡を横断してこちらの方にやってくるということです」

東海テレビの取材班が向かったのは、静岡と愛知の県境。

(記者リポート)
「静岡との県境に着きました。小さな川をはさんで東側が静岡、西側が愛知ということでこのあたりで尾畠さんを迎え入れたいと思います」

御年79歳…。尾畠さんの足取りを止めないよう、あくまでじっと待つことに。

(記者リポート)
「けっこう車通りはあるんですが、歩く人の姿はまったく見られませんね…」

リアルタイムな情報をつかむため、ツイッターでも検索してみますが、有力な手掛かりは得られません…。実は尾畠さんの姿が、24日から確認できなくなっていたんです。

そんな中、大分・日出町で25日、FNNの取材班が尾畠さんに接触することができました。尾畠さんは、すでに大分の自宅に帰っていたんです。

尾畠さん:
「帰ってきたばっかりでな。ちょっと寝てから休憩すりゃいいのにと思うかもしれんけど、次のボランティアで使うものを準備したり目についたことをすぐせんと気が済まん」

次のボランティアに向け、準備を整えていました。

尾畠さん:
「体力的な疲れはないけどね。精神的な疲れはなかなか抜けないね」

“精神的な疲れ”…一体何があったのでしょうか。

Q.いつ大分に戻ったんですか?

尾畠さん:「24日の午後。日曜日に歩いたら地元の方やらが通行人が集まってるのを見て、車を左側にずっと止めて、ハザードをつけて交通渋滞になって。

いつ事故が起きてもおかしくないなと思って、今回はここで一応旅を打ち切って身を引いた方がいいなと思って。だから誰にも知らせずにスッと身を引いたんです」

静岡県内を歩き続けた尾畠さんを一目見ようと住民たちが次第に殺到し、警察も出動する騒ぎに…。見物に来た人たちが事故に巻き込まれてはいけないという思いから、志半ばで旅を断念したのでした。

娘夫婦の車に乗せてもらい大分まで戻ったという尾畠さん、家の中にはリヤカーに積んでいたたくさんの差し入れが…。

尾畠さん:
「皆さんからたくさん支援物資やお声をいっぱいいただいて、身に余ることをいっぱいしてもらって、感謝の気持ちでいっぱいですけど。人の命にはかえられんから、人の道、仁義として(人命を)守るべきやなって。

皆さんからもらった…励ましの言葉をもらったのに…途中でもうやめて逃げ帰ったみたいな状態だったけど。

途中でやめてしまって本当に申し訳ないなって気持ちでいっぱいだけどね。私は受けた恩は絶対忘れないから必ずなんかの形で、恩返しはさせてもらいたいなと思ってます」


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ネットの反応

1.
リポーターは何やってんの?愛知県へ迎え入れるだと?
バラエティ番組みたいな扱いしちゃいかんよ。
ひっそりと戻られて正解でした。
2.
そうか残念ですね けど 見事な判断と言うべき
あんだけ 毎日大勢の人に追っかけられて 写真やらサインやら・・・
有名になるってことは そういう事 失うものも大きいんだろうな
自由な行動はおろか 責任も伴うし 常に人に見られてるっていう・・
このご時世 テレビ、マスコミに顔を出そうものなら そういう覚悟も必要なのでは(有名になってしまう)
これから芸能人になりたい人とか 得るものばかりでなく 何を失うのかを考えて 行動すべきだろうね
まあこの方は一般人ですけど それでもテレビに出たら・・・ もう
人って 有名な人とかって聞くと飛びつきたくなるんだろうね
この方を追い回す人たちの気持ちもわかるけどさ
おつかれさまでした
3.
集まってきた群衆、クズですね。
握手してもらったとかサインしてもらったとか、クズですね。
自分の欲を満たす為に相手の邪魔をする。
追いかけるマスコミもクズだけど、便乗する市民もクズ。

そっとして見守る事が出来ないモラルの無い日本人が多すぎる。

4.
まさに奉仕活動家やな。
5.
これがボランティアなら、盗んだ自転車で四国を回っていた逃亡犯もボランティアをしていたことになる。
ボランティアに必要なのは、正確な情報、医療、食料、ライフライン、住居、交通、そして心理的ケアという全体的なボランティアの網の目状の連携だ。必要なのは情緒的な美談ではなく、効果性だ。
この人は、あるときから「自発性」を、生きている限りボランティアをしなければ、と義務化してしまったような気配もある。日常では適当に、いずれ必要とされる時期もあるのでしょうから。
6.
尾畠さんが迷惑をかけたわけじゃなくてファンが迷惑をかけたのに責任感が強いですね!迷惑なファンには厳しく対応してこれからも活動を続けていただけたらいいなと思います!
7.
世間があまりにも騒ぎたてるから本人も静かに身を引く事になってしまった。気の毒としか言えない。マスコミが煽りたてるからこのような形で終わってしまった。ワイドショーは反省して欲しい。
8.
静岡では毎日バカみたいに地元TV局が追いかけ、、、ホント、毎日毎日くだらない内容でただただ迷惑行為だったはず。地元民として恥ずかしい。
毎日毎日バカみたいにウロウロついて回る人間達も自分の行為に酔ってる迷惑物。尾畠さんのボランティア精神の真意を全く理解してないバカな年寄りがウロウロウロウロと、、、
9.
ボランティア魂はスゴイけど、リアカー旅は意味不明だった。
10.
この人の生き方を否定するわけじゃないけど、ボランティアが必要となくなる世の中が本当はいいんだけどな。
11.
群がる事が出来るんだったらその力を尾畠さんみたいにボランティアか地域貢献に使えよ
12.
スーパーボランティアというキャッチコピーは尾畠さん自身どうなのだろうか?尾畠さんがボランティア精神で全身全霊かけて人助けしている姿に我々一人ひとりの意識が変わることが大切なのであって、ボランティア精神の本質は変わらないですよ。
13.
車道を逆走する自転車やジョギングランナーも尾畠さんの危機管理を見習ってくれ!
14.
森羅万象を、消費の対象にする愚か者が跋扈するクールジャパン。
15.
スーパー迷惑な宮根には、もぅウンザリ


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16.
これこそ本物・・・正直このフィーバーは全く知らんけど
17.
一般人追いかけて迷惑かけて金を稼ぐことに恥じらいはないの?
18.
調子のりすぎたね
ポランティアの神様から天罰。
19.
尾畠さんに会いたい人は、邪魔や迷惑になるやり方じゃなく、ボランティアへ行けば良いと思う。自分がきっかけで本気でボランティアをする人が増えたら、尾畑さんも喜ぶだろう
20.
本当に人間ってくだらんな。今まで目もくれなかったくせに流行りに乗って尾畠さん尾畠さんって…。そういう人間ってどういう思考回路してるんだろう。尾畠さんは迷惑しています。
21.
というか、歩いて帰る時間がもったいない。小幡さんのボランテイア待ってる人がいるかもしれない。
22.
皆が少しだけでも尾畠さんを見習えば日本はもっといい国になる気がする。
23.
なんつうか、クソみたいな大衆がどんどんこういう人を安い存在に堕としてってるな。
24.
無念だっと思います。
そっとしておいて欲しかった。
ミヤネヤ責任取れよ!
25.
ボランティアというのは様々な形のものがあり、尾畠さんの様な被災地支援もしかり、町内会の役を引き受けるのもまたボランティアの一つで有る事を考えると、ボランティア活動というものに世間の関心を集めたという意味でやはり尾畠さんは賞賛に値すると思います。

日本人が今一度、利他の精神を思い起こすキッカケになれば日本がもっと良い国になっていくのかなぁなんて思います。
しかしマスコミは本当に尾畠さんの活動を応援する気があるならドキュメントで追い続け、

大分に帰ってから放送すれば良いのになぁと思うと同時に、目先の数字を欲しがり、木を見て森を見ずの典型例として現代日本の闇の部分を写しだす事案になってしまって残念!
26.
本当に素晴らしい方。
全ての大人のお手本のような方。オバタさんのニュースを見て全部は真似できないかもだけど、少し見習いたいと思った人は多くいるはず。
日本の希望みたいな人だからオリンピックの開会式に出てほしい!
27.
カープのチケットあげたい
28.
尾畠さんの挑戦は素晴らしいと思いますが、それをTVが追うのはちょっとどうかと思ってしまった。
29.
本当野次馬共邪魔で迷惑でしかない。
ツイッターでどこにいるか検索とかストーカーのそれ。
出川のバイク番組も人ん家の前に集団で待ってるし
プライバシーどこいった
30.
昼のごはんも食べず握手したり、話したりしたってのを見て、常に自分主体じゃなく相手なんだなって感動したのを覚えてる。会えた方は、何かに役立てて欲しいね。。


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