華為技術(ファーウェイ)など中国の通信機器メーカーに対する安全保障上の疑念が強まった。韓国では自称・元徴用工に対する異常判決が相次いでいる。

信用を裏切り、約束を踏みにじる行為は両国にとって命取りになると国際投資アナリストの大原浩氏は分析する。

大原氏は寄稿で、日本企業と中韓の取引に警鐘を鳴らす。韓国経済に至っては、投資家の資金引き揚げで壊滅的な状態になる恐れがあると指摘する。

新日鉄住金に対する自称・元徴用工裁判は不当にも原告の勝訴となった。続く三菱重工の裁判においても賠償命令が出された。これにより、日本企業の韓国における資産の差し押さえという事態も現実味を帯びてきた。

これまでも警告してきたように、日本企業はこのような「不法治国家」である韓国の企業や、ウイグルで残虐行為を続け、国際的な非難を浴びている中国(企業)との取引を即刻停止すべきである。

「それは分かっているが、撤退するには深入りしすぎている」という企業経営者の声も良く聞く。確かに、彼らの状況は分かるし、気持ちも理解できるつもりだ。

しかし、タイタニック号が氷山にぶつかって浸水し始めたときに、「すでに多額の乗船費用を払ってしまったから逃げない」という人間が存在するだろうか。むしろ、2014年に韓国で起こった旅客船セウォル号沈没事件で、船長が乗客を見捨てて自分だけ逃げたことを思い出す。

確かに、「船と共に沈んでいく船長であるべし」というのは、日本人の美学でありサムライ精神でもある。しかし、ビジネスにおいてそのような美徳は合理的だろうか。沈みゆく船から一刻も早く脱出するのが正しい選択である。

例えば、日本企業の韓国資産への差し押さえが実際に行われたとしよう。最高裁の判決が出てしまった限り、法治国家では可能だ。韓国のような「不法治国家」では微妙だが、

もし、文在寅(ムン・ジェイン)政権が世論に押されてその動きを止めることができなかったとしよう。さすがに、日本企業の新規投資は凍結され、既存事業の撤退も加速するだろう。

影響は日本企業だけにとどまらない。「国際ルールに反する差し押さえ」という驚愕の事実は、世界中の企業に赤信号を点滅させる。韓国の上場企業の外国人株式保有比率は高いから、それらの資金が引き揚げただけでも壊滅状態になる。

そして、もっと重要なのは、韓国あるいは韓国人が約束を守らない存在であるということが世界中に印象付けられるということである。

これまでも、「韓国人や中国人は約束を守らない」などということがよく言われてきた。差別的な意味合いでこのようなことを述べるのは正しい行為とはいえないが、日本人や西洋の論理ではそのように見えるのも事実だ。

例えば孔子を始祖とする儒学。革命以前の文化を徹底的に破壊した中国共産党が、孔子だけを持ち上げて「孔子学院」なるものを世界中に広めたのは、工作員を送り込む目的以外に、孔子の教えが共産主義独裁政権に都合が良かったからである。

儒学では権力者の命令が絶対視される。それを拡大解釈して「権力者のどんな無理な命令にも、『ハイ、その通りです』と答えるのが正しい」と教える。

韓国も儒教的な国(日本はそのような儒教とは異なった朱子学が盛んだった)であり、すべては「権力」で判断されるので、相手の地位が自分より上なのか下なのかということに異常にこだわる。権力者は何をやってもかまわないし、法律など関係ないのである。

当然、このような文化圏では西洋的な「契約」という概念も存在しない。契約は、「相手と自分が対等(平等)であり、どちらも約束を守らなければならない」というコンセンサスがなければ無意味だ。

中国の国有企業では支払いを引き延ばすほど優秀な経理担当者だとされる。国有企業の方が民間企業より地位が上だから約束を守る必要はないし、「信用を失う」という概念もないのだ。

このような国々と日本や西洋を中心とする先進国は「契約」に基づく取引を行うべきではなかったのである。

■大原浩(おおはら・ひろし) 人間経済科学研究所執行パートナーで国際投資アナリスト。仏クレディ・リヨネ銀行などで金融の現場に携わる。夕刊フジで「バフェットの次を行く投資術」(木曜掲載)を連載中。


スポンサーリンク


ネットの反応

1.
夕刊フジも、こういう記事を載せるとは、少しはまともだな。
おっしゃる通り、日本企業と日本人は早く中韓から逃げ出すべき。
特に、韓国とは一刻も早く断絶するべきだ。
2.
日本政府も危機感持つべきです、、、!
持ってないのかなと心配になるんですが、、、
3.
正論
4.
南朝鮮、中国とはすぐに断絶迄しなくても、疎遠になれば良い状況だと思います。間もなく、南朝鮮は国家の不渡りが出ます。その時は日米は援助しないでしょうね。
残された道は昔のように中国の完全属国になるしかありません。日本企業は費用が掛かっても速やかに撤退するタイミングだと思います。
5.
自分さえ良ければ何でも有り。奴らに約束の概念は無さそうだ。
12月24日に差し迫った資産の差押えが楽しみだ。
6.
日本のメディアは絶対に韓国に対して否定的な事は言わない。
なぜか?
広告代理店の電通が怖いから。
芸能事務所のトップはほぼ在日だから。

メディアを韓国に牛耳られているのにこれだけ嫌韓が進むともうメディアも韓国擁護するのは不可能な段階に来ている。

昔はメディアの情報がすべてだったけど今はインターネットのおかげで歴史を含めたすべての真実を自分で調べられるから嫌韓の日本人が増えたのだろう。

7.
ヤツらの忘れてはならない行為の数々。東日本大震災の時の蛮行、野球やサッカーでの蛮行、挙げ句の果てには解決済の懸案を持ち出して謝罪や金銭の要求などなど。
8.
初めは、小さなことと感じられるかもしれませんが、メディアが「自称・元徴用工」といった表現で、違うものを違うと発信することは、国にとって有益なことだと思います。
9.
韓国は即刻断交で良いが、
中国は徐々にフェードアウトせざるを得ないでしょう。
10.
要は中国とはほどほどに隣国とは完全に付き合いはしないと言う事ですね。
11.
中と韓は疫病神。いざという時日本も巻き添えにって腹は目に見えている。早く断交を。
12.
司法の独立があるから企業や政府はあまり関係無いだろう。例えそこをついても司法の独立で押し通すだろう。
13.
ちょっと使い方は違うが。

「損して得取れ」が、出来るかなぁ
(-_-;)

14.
キムチは百害あって一利なし。
15.
文やキンペーの様なロクでも無い人間がトップなのは可哀想


スポンサーリンク


16.
沈みゆくっていうのはちょっとオーバーな気が。中国は着々と世界中に、覇権に絡んだことやっている。まぁ韓国はいずれキタに吸収されるか、もう沈みかけているのは事実。
17.
それは安倍政権に言っているのですよね?
18.
その通り。
中国とは直ちに絶縁は無理だし、規模もデカイから方向性が変われば今後もある。
韓国とは1日も早く国交断絶しかない。
19.
今が決別。そうで無ければ懲りない。
20.
中国は政治的に信用できない。韓国は国民性で問題だらけ
中国とは用心さえすれば交渉できるけど、韓国はあらゆる手段を使って工作してまともな外交してこないから付き合うのも疲れるだけ
両国とは対外諜報機関を日本も作ってそれを間に入れて駆け引きしないと被害が甚大になるだけ
21.
日本て本当に可愛そう東アジアとひとくくりにされて、
勤勉信用優しいおもてなしの国が、中韓と一緒なんて。
外国人はいまだに区別がつかないんだからさ。
22.
知ってた
23.
今が一番の全てのwin win の状態の文さんとトランプさんの組み合わせです。
現在、断絶の障壁は在韓米軍と米韓同盟と韓国に進出した日本企業とその労働者の日本人です。
この障壁がやっとスッキリしそうですので、文さん頑張って下さい。
24.
70年ぶりの引き揚げ船
くれぐれも乗り遅れのございませんように
25.
豪華客船というより
世界に見捨てられつつある
泥舟に乗った狂犬と飼い主コンビ(ΦдΦ)
26.
不買運動に
ご参加願います
サムスンとLGと辛ラーメン
拡散希望
27.
ダラダラと判断が出来ない経営者が責任取れば良いと言っても、全額負担する訳じゃない
株主代表訴訟しても、保険会社が払うのかな?
サラリーマン社長では判断出来ないでしょう
情けない
28.
これはマジで聞いてもらいたいが、嫌韓だからとかそういう意味でなくて、本当に危ないから中韓から一刻も速く撤退しろと言うのだ。
物事はなんでも万が一を考えなければならない。
その万が一で今まではまだ手はあったから成り立ってた訳だが今はなくなったんだよ。
たとえば韓国。
旭日旗の話は、事実上自衛隊が表立って韓国内に入ることはできなくなった。つまり、万が一、邦人救助でただでさえ難しかったのにもう事実上入ることはできなくなったということ。
募集工判決も、もう判例ができた以上、時効も何もかも無視していつでもどこでも誰でも訴訟されたら負ける事が確定して、そんな司法リスクある所に社員らを置けるか?ということ。
中国も、ファーウェイだけでなく5社あるが、永遠中国だけで商売するならそうすればいい。しかし米国や世界で商売するのに天秤かけれる程日本は強くない。会社の将来はありませんよ。

リアリズムが今一番必要。

29.
滅びゆく隣国を傍観していよう
30.
これらの国々が日本の近隣にあるという脅威からはどうあっても逃げられない。例え外交を断つ事が仮に出来たとしても何をしでかすか分からないこれらの国々に対する防御法も同時に確立していかないと…


スポンサーリンク


注目ニュース