東京・赤坂で警察に捕獲されたアライグマについて、動物愛好家から「山に返したい」との声が上がり、署名運動もネット上で始まっている。
もともとは外来種だが、都内でも多数の生息が確認されている。出没が最近増えているというが、山に返すのはどうなのだろうか。
■山に返すことについて、ネット上は賛否両論
木の上に登ったアライグマを網で捉えたと思いきや、またスルリと逃げ出して…。赤坂の繁華街で2018年10月17日夜に出没して騒ぎになったときは、テレビでも、その捕り物シーンが何度も流された。
そのアライグマは2時間後、店の中に逃げ込んだところを、警視庁赤坂署員らが最後には素手で捕まえた。
捕獲後、動物愛好家らからは、その処遇について、ツイッター上などで心配する声が上がった。
翌18日には、署名サイト「change.org」で、殺処分をしないでほしいとする署名運動も愛好家の呼びかけで始まった。
そこでは、街中に迷い込んだだけで殺処分をするのは納得できないとして、赤坂署に働きかけて「山に返したい」と署名を募っている。10月23日夕現在で、賛同者ら100人余が署名している。
しかし、コメント欄では、山に返すことについて、賛否両論が寄せられている。「気になってました。何で殺すのかホントに意味わかんない」などと訴える声もあったが、
「山に帰すのはまずいでしょ!外来のそいつに固有生物が殺されたり追い込まれるのはokなんですか」との疑問も書き込まれている。
なお、問題のアライグマはすでに…
アライグマを山に返すことについて、環境省の外来生物対策室は10月22日、J-CASTニュースの取材に対し、「推奨するものではないです」と答えた。アライグマは、外来生物法で2005年に「特定外来生物」に指定された。それまでペットとして飼っていた人は、届け出があれば飼い続けることはできる。しかし、第4条の規定で新規に飼うことはできず、動物園や研究者など環境省が特別な許可を出す場合に限られている。
山に返すことは、ケース・バイ・ケースで判断するというが、特別な許可がなければ、第9条の規定に違反する恐れがあるとしている。
赤坂署は22日、捕獲したアライグマは、もう署内にはおらず、その日のうちに業者に引き渡したことを取材に明らかにした。その後、どのような処遇になったのかは分からなかった。
(J-CASTニュース編集部 野口博之)
引用元: https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181023-00000017-jct-soci
みんなのコメント
アライグマって今はもう飼えないんじゃないか?
となると施設くらいしかないか。
本来の生息地への返還?
あちらは害獣として駆除してるから、いらないって言われるでしょう。
しかもこちら由来の菌や寄生虫なんかを飼ってたりするわけだし。
正直殺処分が一番懸命かと。
文明人なら尚更こういうことはやるべき。自然を切り開いて生活してる以上、相容れない部分がある。野蛮なんていうのなら、何故そうしなければならないかという背景を知るべき。
本来の生態系に対する害、生息地近隣住民への被害。そして遺伝変質した菌や寄生虫の拡散。
そのリスクを負うことが文明人なら、どんな破滅思考なんだ。
嫌なら自然にお帰り下さいって感じ。
うアライグマの被害にあっているものです。
数年前からアライグマの被害が酷く捕獲カゴを仕掛けていました。
今年の前半に1頭捕獲し、その後動きがなかったのですが、10月の後半に10年以上飼育していた錦鯉と金魚、ナマズ、さらにミカンも被害に遭い捕獲カゴの再設置をしてもらったところ2頭目が11月5日に、さらに8日に捕獲,そして今日17日に4頭目が捕獲されました!月に3頭ですよ。
獰猛で身体にはマダニが沢山目視出来ました。
アニメのアライグマのイメージとは全く別物です。
見た目の感情や主観による判断で山に返すというのは、ちょっといただけないですね。
世の中には捨てられ野良化した犬や猫が日々処分されています。
そこに対しての行動は起こさないのですか?
1つの種に対して可愛そうとかいう感情は私には理解できません。
毎日、皆さんが食事している牛、豚、鶏の屠殺はいいんですか?
可愛そうではないのですか?
アライグマの実態や被害を自分の目でしっかり確認して被害者のことを客観的に見て考えて欲しいと思います。
何よりも重要なのは
外来種という事。
日本の種がアライグマによって駆逐される可能性は大きい。
おそらくヘビや昆虫、たぬきやイタチなんかも襲って食べるでしょう。
アライグマは全て駆除すべきです。