“ER”を支える救急医予断を許さない、救急医療の現場。助けを求める患者は、あとを絶ちません。緊急の患者を24時間受け入れる「ER」救命救急センター。「ER型救急」では、内科・外科・産科など、すべての科の初期救急診療を行います。全国のERの中で、「日本一」といわれる施設が神戸にあります。
神戸市立医療センター中央市民病院(神戸・中央区)。40年以上にわたり、24時間365日、救急患者を受け入れています。その中心を担うのがER、「救命救急センター」です。
水 大介さん(38)は救急医15年目。この日は午前8時からの勤務です。集中力を高めるために、仕事前にコーヒーを飲むのが長年の習慣です。
「毎日違う患者さんが違う状態で運ばれてきたり、歩いてきたりするので、それだけで、緊張がずっと続く。その緊張がないとこの仕事はできないと思う」(救急医・水 大介さん)
午前8時半、早速、救急患者が搬送されてきました。
「何時ごろから痛いか覚えてます?朝2時ごろから?」(救急センター・看護師)
長距離トラックを運転する60代男性。仕事中に胸の痛みがひどくなり、耐え切れなくなったようです。
「Q.どういう病気ですか?」(記者)
「心筋梗塞です。今から緊急で治療します。」(救急医・水さん)救急医や看護師ら10人ほどが診療の準備にあたります。男性には「血栓」があり、血管が詰まれば、死につながる危険な状態です。薬で溶かして、血液の流れをよくします。
その後、循環器の専門医が引き継ぎ、男性は血管を広げる治療を受けて、一命をとりとめました。「心筋梗塞(の疑い)とわかった時点で、どれだけ早く治療をやるかというのが勝負だと思います。循環器専門の医師も最初からいたので、早かったです。うまくいっていると思います」(救急医・水さん)
引用元: https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180727-00010001-asahibc-life
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