連日、気温が35℃を超える猛暑日。この時期、気を付けたいのはやはり…熱中症。7月の3連休だけで5600人以上が救急搬送される事態に・・・。特に搬送件数が多い7月と8月は死に至ることもある一番危険な時期。そして、その死者の多くが65歳以上の高齢者です。「特に高齢者は、暑いことに気づかないことが多いんですね。知らない間に脱水になって重症化するケースが非常に多いんです」(谷先生)
さらに…。熱中症と似た症状の“ある病気”が夏に多発しているんです!
「熱中症だと思ってたら、実は脳梗塞だったというケースがあるんですね。だから治療が遅れると、命にかかわることもあるんです」(谷先生)
今回は、知らないと怖い!夏の病気について特集します
意外と知らない熱中症の原因・予防法とは
今回、お話を伺ったのは、夕方ニュースでおなじみの淀川キリスト教病院の谷均史先生。「この季節になると、よく熱中症というのをよく耳にしますが、改めて、熱中症とは何なんでしょうか?」(塚本麻里衣アナウンサー)
【ABC特集】夏に増える脳梗塞 熱中症と症状が同じ!?
熱中症って何ですか?「非常に暑い、さらに湿度が高い環境の中で、体温調節がうまくいかなくて、体の中に熱がこもってしまう。普通、暑い場合には、体温をこれ以上あげないぞということで、汗をかくことによって体温を下げるわけなんですけども、これがうまくいかないと、熱が体にこもって熱中症になるということなんです」(淀川キリスト教病院 谷均史先生)
毎年、およそ5万人が救急搬送される熱中症。厚生労働省によると、おととしの死者は600人以上。その8割が、高齢者なんです。
「熱中症の一つの原因は、脱水なんですね」(谷先生)
高齢者は、そもそも、体内の水分量が少ないんです。子どもが80%なのに対し、高齢者は50%程度。
「それに加えて、お年寄りになると、感覚が鈍くなってのどが渇いたとか、暑さに対して暑いなという感覚が鈍って感じなくなるんですよね。本来ならば、出ていった水分を補わなければならないのが、そのまんま放っておくと脱水になる。その脱水が引き金で、熱中症になる」(谷先生)
引用元: https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180814-00010000-asahibc-life
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