子どもを授かったことがきっかけで、お金の使い方が変わったと感じている方は多いのではないでしょうか。
子どもの成長を見守るのは楽しいものですが、なんといっても育児にはお金がかかります。将来かかってくる教育費のために子どもが幼いうちから節約意識を身に着け、家計にとっての「不要」と「必要」をバランスよく判断していくことは大切なことです。とはいえ、どの家庭にも「これだけは削れない」というお金の使い道があるはず。
人気育児アプリを提供している『ママリ』が今年の5~6月にかけて3歳未満の子どもがいる女性2,982人に調査した結果からは、育児中の母親たちの「譲れないポイント」が見えてきました。
削れない子育て費用1位は…
出産をした女性たちが「なるべく削りたくない支出」は、以下のような結果となっています。1位・・・ベビー・子ども用品代(70.8%)
2位・・・教育費(28.5%)
3位・・・医療費(27.6%)
4位・・・食費(25.1%)
5位・・・外食・レジャー費(22.1%)1位は、「ベビー・子ども用品代」という結果に。子ども用品は、子ども服や育児グッズ、ベビーカーやチャイルドシートなど、多岐にわたります。子どもの生活をより良くするための費用は惜しみたくないというのが女性たちの本音なのかもしれません。
2位は「教育費」。今回のアンケート対象は、末子が3歳未満の女性たち。まだ教育費が本格的にかかる時期は先ですが、教育に対する高い関心がうかがえます。
アクサダイレクト生命の調査によれば、0歳~9歳の子どもの習い事にかかる平均費用は、年間で154,896円。58.7%の母親が「費用がかさむ」ことを悩みにあげており、ヨソの家庭の状況を見ながら、「削りたくないけど、家計が大変」と悩む家庭は少なくないのではないでしょうか。
他にも医療費、食費、レジャー費など、子どもを軸に置いた費用が並んでいます。
親がお金をかけなくなるものは?
ちなみに、ママリの調査では、8割の女性が「出産前後でお金の使い方が変わった」と回答。「絶対に削りたくない」というお金の使い道がある一方で、子どもを産んで、お金をかけなくなるものがあるようです。「出産後にお金をかけなくなったものは何ですか?」という質問に対して、多く選ばれた回答は以下の結果となっています。
1位・・・ファッション費(80.9%)
2位・・・外食費(39.6%)
3位・・・食費(25.2%)ダントツの1位は「ファッション費」という結果に。乳幼児の育児中は、着まわしがきいて、ザブザブ洗えるコスパの良い服が重宝しますよね。筆者の周囲でも「子ども服はかわいいものを。自分は『ユニクロ』や『GU』で十分」という声がよく聞かれます。
そして、2位、3位は食がらみの回答となりました。産後、オシャレなレストランの敷居が高くなり、単価の安いファミリーレストランやフードコートの快適さを実感している方は少なくないのでは? 外食のハードルが高くなった分、自宅での食事を充実させている方もいらっしゃるかもしれません。
十代後半の子どもを育てている筆者の周りの女性たちは、「子どもが小さいうちは、お金の貯めどき。食費・レジャー費・教育費のピークは子どもが成長してからやってくるよ」と、よくため息をついています。
多くの家庭では、「削るお金」「削れないお金」を上手に分類しているようですが、子どもが小さいうちに「家計の方針」を定め、教育費のピークが訪れる子どもの15歳以降を見据えておきたいものです。
【参考】
「ママが節約したい支出・削りたくない支出TOP3発表」(ママリ調べ)
「第5回 子どものおけいこ事に関する調査」(アクサダイレクト生命)北川 和子
引用元: https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180828-00007141-toushin-life
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