目次
◆2018年冬から、田園都市線方面への着席ニーズに応える
2018年3月26日、東急電鉄は2018年冬から、東急電鉄初となる平日夜の有料座席指定サービスを大井町線で開始すると発表した。リリースによると、大井町駅から田園都市線方面へ帰宅する際の着席ニーズに応えるものだという。
◆私鉄各社では「有料座席指定列車」の運行が相次ぐ
このところ、首都圏の私鉄では、有料座席指定列車の新たな運行開始が相次いでいて、2月22日から京王電鉄が「京王ライナー」を、3月10日から西武鉄道が「拝島ライナー」をスタートさせたばかりである。また、運行開始1年を迎えた西武のSトレインも有楽町線直通のルートを夜間3本から5本に増発したばかりだ。
そうした動きに刺激されたのか、これまで、西武から土休日のみ東横線に乗り入れてくるSトレインをのぞいては有料座席指定列車と無縁だった東急までが、この流れに参戦するに至ったのである。
◆新サービスは「夜間1時間に1本ペース」「7両編成のうちの1両が指定席車」
リリースによると、新型車両6020系7両編成のうちの1両をロングシートからクロスシートへ転換できる車両に置き換え、平日の19時30分から23時台の間の5本程度を、座席指定サービス車両として運用する。この時間帯は、「京王ライナー」と似ていて、1時間に1本程度の頻度だ。
「京王ライナー」「拝島ライナー」は列車すべてが座席指定だが、東急の新サービスは、7両編成のうちの1両だけ。もっとも、6両編成だった急行を7両にしたばかりなので、普通車の利用客にしわ寄せがいくことはなさそうだ。一部の車両だけを指定とするやりかたは、JR普通列車の2階建てグリーン車や京阪電鉄のプレミアムカーのやりかたに倣ったものである。
◆渋谷経由の利用客を分散させる効果を狙うなら、停車駅はどうなる?
急行列車として運転の予定ということは、停車駅は現行の急行停車駅を踏襲するのだろうか? 指定席車が1両だけなら、ドアの開閉を1ヶ所だけにし、アテンダントを1人乗務させれば、指定券のチェックは問題ないのかもしれない。あるいは、指定席車だけは、ドアの開閉を行わない駅を設け、運転停車とする案、さらには、特急に格上げして停車駅を厳選することも考えられる。
田園都市線の渋谷に発着する列車に指定席車を連結しないのは、地下鉄半蔵門線に直通すると取り扱いがややこしくなることや、渋谷経由の利用客を分散させる効果を狙っているのかもしれない。
だとすれば、「京王ライナー」のように思い切って自由が丘や二子玉川を通過する可能性もある。永田町あたりからの利用客を渋谷経由にさせないためには、南北線に乗って、大岡山で大井町線に乗り換えさせることも必要であろう。
となれば、大井町発の指定席車は大岡山だけに停め、次の停車駅は鷺沼あたりまでノンストップかもしれないし、思い切って大井町の次の停車駅は鷺沼ということも充分にありうるであろう。
大井町から鷺沼までは16.7kmだから、新宿~府中の21.9kmよりは短いけれど、各駅停車を追い抜く緩急接続駅という状況などを勘案すると、このあたりまでを座席指定区間とする可能性は高い。
◆東急では、有料座席指定サービスの愛称を募集
ところで、東急では、有料座席指定サービスの愛称を募集するという。列車まるごと指定席ではないので、サービスという言葉を使っている。とすれば、「TJライナー」「京王ライナー」「拝島ライナー」のような列車名ではないようだ。
むしろ京阪のプレミアムカーに近い愛称であろう。ロングシートとクロスシートを変換できる簡易な座席であるから、プレミアムやデラックスといった豪華な車内を連想させるような愛称はそぐわない。リザーブドカーのような横文字の愛称やJR北海道のuシートをまねてdシート、oシートといったアルファベット一文字の愛称になるのかもしれない。
◆憧れの東急沿線。一方で混雑でイメージ悪化も…挽回策となるか?
田園都市線をはじめとする東急沿線はイメージもよく、多くの人があこがれるハイクラスの住宅街として、ある意味、ブランドでもある。しかし、通勤時の混雑の激しさは首都圏でも有数のもので電車の遅延も常態化している。このままでは、他の沿線への転居を考える人も増えるなど、ブランドイメージが悪くなるかもしれないとの危機感があるのではないだろうか。
小田急の複々線化完成やロマンスカーでの通勤、京王や西武の通勤ライナー新設に刺激され、とうとう有料座席指定サービスに乗り出したものと思われる。
田園都市線の二子玉川~渋谷間は地下区間でもあり、複々線化工事はいまのところ考えられない。とすれば、大井町線を活用して、通勤客の分散を図るのは妥当であり、これまでも溝の口まで急行を走らせ対応してきた。さらに進めて有料座席指定サービスを始めることになり、その効果がどのようなものとなるのか興味が尽きない。ともあれ、詳細なリリースを期待して待ちたいと思う。
引用元: https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180401-00009976-nallabout-life
みんなのコメント
京成なんかいつでも無料着席サービスやってるぞ。
お前らなんか総武線で十分。亀戸や平井に住め。いいとこだ。
てか、芦屋って土地面積が広いから高いんであって坪単価でいうと全然だよね。
ネットワークも発展してきてるし、もう少し会社を分散させてほしい。
イスをとりはずしてみて
混雑率実証実験はいかが?
みんな座らないので
不公平感はすくないかも。
えっ!?どこが?
田園都市線内がごちゃごちゃになるから停車駅は変わらないし、通過設定してもノロノロになると思います。
また2030年くらいまでは沿線人口増えると言われてますから、やはり渋谷駅付近に莫大な金をかけてなんとか1つだけ線路増やせれば、朝の時や帰りなど交互に来させて分散出来そうですが…ホームドアつけたら渋谷駅のスペースもう限界っす
阪神・阪急・山陽の各列車に
有料座席指定車の計画はないの?
今後は益々人口減少などで利用減は明白であり、利用者減少でも売上額を確保するには・・・運賃に加えて何等かの料金分が必要!って事。
その田畑を不動産業者が宅地にしただけの田舎町。
その田舎町に、これまた地方からの水呑百姓の小倅共が挙って住む。
だからして、民度は知れたもの。
まぁ…西武だの東武だのに比べたら、マシっちゃあマシ。
所詮は田園都市線。
田舎者の水呑百姓の小倅だの小娘だのが、田園都市線沿線だからって理由だけで住んじゃうバカさ加減。
東急は東急でも、自由が丘とか都立大や学芸大学、奥沢とか武蔵小山とか尾山台とか旗の台とかに住みたくても住めない、ド田舎者が住む街。
行政区分上、横浜市なだけ。
そりゃね。クルマ持ったら横浜ナンバーですよ?
電話番号だって045。
だけど、都筑区だの青葉区だの。
決して「横浜」じゃあ無い。
「横浜」は、環状2号線の内側だけ。
横浜では。大晦日の夜に除夜の鐘代わりに船の汽笛がなるが、それが聞こえない場所は「横浜」じゃありません。
繋げすぎだし、桜木町始発の方がよかったのに。
目黒線を相鉄とつながる
よりも先に
田園都市線なんとかしろ!
大井町線を溝ノ口から鷺沼とかあざみ野へ延伸して、二子玉川大岡山経由で南北線三田線への直通走らせるとか
相鉄繋げるよりそっちの方が必要だろ
JRの普通電車のグリーンは自由席だぞ。
ライナーと勘違い?
東急としてすぐに出来ることとしてはやはり大井町線、目黒線ににいかに逃すかということだろう。
目黒線に逃がすにしても大岡山からの目黒線は結構混雑しており、目黒線の8両化は一刻も早くやってほしい。
小田急が長い年月をかけて鉄道、複々線に投資してきたが他の投資にしわ寄せが来ていた。やりたいこともなかなか進まなかったかもしれない。かたや東急は鉄道に投資せず、沿線開発に力を入れてきた。その為にキャパオーバー、トラブル多発でマスコミに叩かれ、今やその悪いイメージは全国区に。。複々線が完成した今(まだホームドアが残っているが)しっかりとした土台ができたので他のことに積極的に投資できるようになった。海老名、下北、新宿などの再開発によりさらに沿線価値を高めた結果、東急からの小田急シフトにより小田急は東急と正反対の地位にいるかもしれない。
復々線の路線を作るべきだ。
抜本的な対策など不可能ということは東急が一番わかってるからこそ、こんないわば「どうでもいい」対策でお茶を濁すんだろう。
「人気の東急沿線」に数十年甘え続けて混雑緩和を放棄したツケを払わされる日も近いね。
とにかく住人が多すぎるんだよ。
上京人を減らさないと。
貧乏人は座るなって事
反対側の溝の口より先の神奈川からだと都心側へなら乗る意味あるのだろうけど。
混雑が酷い点と、路線の総距離が東急の路線で最も長いので、乗車で疲れが溜まるでしょうから、尚更、座席指定車両の運行をする価値が高いと思われるからです。
しかし様々な懸念される点があるからか、そのような車両の運行は難しいかと思います。
意外な路線区間が、東急電鉄第1号の座席指定車両の運行開始になったと思いました。
驚きの発表でした。
東急に限らず、こういう商売を続けていると鉄道離れが起きるかもしれないといった危機感を持つべきである
ト?キュ?に毒されるミ?ハ?も
神奈川県内にとどまるというコト
大井町線に導入予定の有料車両の座席数は、40席程度と発表されている。通勤車両の定員は1両140人程度で、朝はその1.5?2倍乗っている。
つまり、輸送力が少なすぎる。
通勤対策の表面的なアピールにはなるだろうが、到底混雑分散にはつながらない。
混雑した一般車両とスカスカの有料車両という現代の格差社会を体現した通勤列車だね。
そもそも民鉄各社は、先に都市計画があって、その後鉄道敷設を進めているから、明治時代からの商工業需要(富国強兵政策)や我田引鉄で鉄道敷設を進めてきた旧国鉄を引き継いだJRよりも鉄道事業計画の推進は有利だったはず。
鉄道設備等のトラブルも、国鉄末期に何も出来なかったツケを払わされているJRと同じようなトラブルを起こしているようでは怠慢だと言われても仕方ない。
座ると肩幅とか股ひろげられたりして座る方が窮屈
座席要らない
柔軟なダイヤを組めないばかりか一つの島に人が溢れかえって危険。
有料車両を設けるなんて急ぎすぎもいいところ。
沿線の宅地開発にばかり目を奪われて、本業の交通インフラを蔑ろにしてきたツケがまさに今出ていると言える。
そもそも、大井町線へのシフトが未だに中途半端なのに、無理にこの様なサービスを導入しても意味がないと思う。
隣の席に美人OLや
女子高生が座るって切符も
企画してくれへんかな?
鷺沼は緩急接続できるから止めるかもしれない。
大井町→自由が丘→溝の口→鷺沼→長津田
ってところかな。
国交省が天下りしていながら不祥事の連続。
検索で「つくばエクスプレストラブル」と検索したら沢山出てくる。
鉄道ジャーナル、東洋経済、週間現代、週間文春、週間金曜日、各社新聞、テレビに。
社員の不正乗車、薬物、隠蔽、国税法違反、労働基準法違反。
ブラック企業と言われてもおかしくないんじゃないか?
「5chtx150」「5chtx151」のに社員の悲痛な書き込みがある。
相当事態は深刻だよ。
シルバー席だけ付けて、あとは立ちのみ。
座ってる連中はどうせ偏ってるし、輸送量は2倍になる。