3000店目標に規模拡大ドラッグストア大手のツルハホールディングス(HD、札幌)は2日、福島県に2千店目となる店舗を開設した。グループのドラッグストア出店数が2千店の大台に達するのはツルハHDが初めて。ツルハHDは2024年5月期に3千店にする目標を掲げており、さらなる規模拡大を目指す方針だ。
大型M&Aを繰り返す
ツルハHDは持ち株会社に移行した05年以降、同業企業の合併・買収(M&A)により道外の店舗数を増やし、12年4月に千店に到達。その後は大型M&Aを繰り返している。
13年に中国地方のハーティウォンツ(広島、買収時店舗数140店)、15年に四国のレデイ薬局(松山、同208店)を買収し、西日本の空白地帯に進出。
昨年9月に静岡県で77店を運営する杏林堂グループHDを子会社化。今年5月には愛知県に65店を持つビー・アンド・ディーHDを傘下に入れ、店舗の少なかった中部地方でも一気に存在感を高めた。
店舗空白地だった京都府や新潟県には昨年「ツルハドラッグ」を出店するなど、新規店舗の出店も積極的に続けている。
他の業態の売り上げを浸食
ドラッグストア全体の店舗数は、なお増え続けている。日本チェーンドラッグストア協会の調査によると、17年度の全国の総店舗数は1万9534店で前年度より660店増えた。
販売資格が必要なため、コンビニエンスストアやスーパーマーケットが取り扱えない医薬品で利益を確保し、食料品や日用品などを安価に販売することで、他の業態の売り上げを浸食。最近は調剤薬局を併設した店舗も増やし、集客している。
引用元: https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180803-00010002-doshin-bus_all
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