関西エアポートの西尾専務執行役員は記者会見で、空港に孤立した旅行客や職員が8000人に上る可能性があることを明らかにした。旅行客は、関西エアポートが手配した高速船とリムジンバスを使って空港から脱出した。バス運行会社などによると、午後9時時点で約6600人が脱出しており、救助は深夜まで続いた。
西尾氏は、救助に時間がかかっていることについて「(対岸で)渋滞が起きるなど混乱した。最後まで安全に搬送したい」と説明し、「行き届かない部分があり、不便をかけたことはおわびしたい」と謝罪した。
一方で、「多方面の協力で高速船とバスを用意し、かなりの数を運んだ。6日も同じ態勢をとる」として、救助に全力であたっているとも強調した。
引用元: https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180905-00050147-yom-soci
みんなのコメント
不特定多数の人々が集まる公共建築物は例え小規模であっても災害時の2方向避難は基本中の基本。ましてや国家プロジェクトたる国際空港など何をか言わんやである。
天災のみならずテロに対してもイチコロ空港。施設本体の基本設計は外国の有名建築家の手によるものだが、実際の設計には日本最大の組織設計事務所も加わっている。
中には建築や都市計画のプロに加え防災のプロも参画し、当然この防災上の大欠陥を認識していたはず。彼らは政府や行政当局に対して何の進言もしなかったのだろうか?
また当局も彼らの言葉に全く耳を傾けなかったのだろうか?いつも耳にする想定外の言葉に人災の様相が見えてきた。
軟弱地盤故の不同沈下に対し常時自動制御による900本におよぶ超大型ジャッキに頼る水平バランスは、そのランニングコストだけでも馬鹿にならない。技術力を自慢する前に、果たして海上空港が正しい選択であったのかを検証する必要がある。
人工島内の駐車場に止めてる車を出させたせいで渋滞が発生し、バスや緊急車両が巻き込まれているみたいだね。
連絡橋は片側1本しか使えず、対岸の泉佐野も信号停電でマヒ状態。孤立人数の把握すらできておらず、お粗末極まりない。早い段階で空港閉鎖しなかった点が最大の失敗なんだろうけど、その後の対応もずさんすぎる。まさに日本の恥。