「阪神3-4DeNA」(27日、甲子園球場)阪神・大山悠輔内野手が、珍しい形で同点の11号ランニング本塁打をマークした。
2点を追う五回、2死一塁。左中間へライナー性の打球を放ち、中堅手・乙坂がダイビングで好捕したかに思われた。だが、地面すれすれでワンバウンド捕球の判定。大山は全力疾走を緩めず、ダイヤモンドを一周した。
この際、乙坂はノーバウンドで捕球したと勘違い。このプレーで左手首を痛めたことで、その場で苦痛に顔をゆがめてグラウンド上でうずくまった。その後、仲間のかけ声でインプレーであると気づいた時には、すでに遅かった。
ラミレス監督はリクエストを要求。だが、リプレー検証の末に判定は覆らず、2者の生還が認められた。乙坂は頭を抱えてぼう然とスコアボードを見つめた。
阪神の選手がランニング本塁打を放ったのは、17年8月1日の広島戦(マツダ)で上本が放って以来、甲子園では88年4月26日の大洋戦での掛布雅之以来となる。
大山は「打ったのはカーブ。抜けてくれと思いながら走っていました。僕の位置からは(捕球したかどうか)わかりませんでしたが、プレーが切れていなかったので、
あきらめずに全力でホームまで走りました。メッセンジャーが踏ん張ってくれていたので、追いつくことができて良かったです」とコメントした。
なお、試合は痛恨の逆転負け。大山のランニング弾は空砲となった。
引用元: https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180927-00000142-dal-base
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