西友への出資、米ファンドと楽天が発表→戦略次第で面白いと思う

店舗の多くが都市部に立地することが、西友の強み。インフラが密集している都市部は生活弱者には生活がしやすく、高齢化の進展に伴って郊外での子育てを終えた高齢者が都市部に回帰する可能性が高まっている。

改装を要する店舗も多いだろうが、それでも投資の価値はあると思う。個人的にはオーケーが西友を買収してくれたらいいなあと思うのだが。

西友は3000人規模の新規採用と、１人当たり15000円の手当てを支給している。
コロナ禍による業務負担が大きくなっているのが背景にあると思う。アメリカファンドが興味持って、出資するのは良いが、もし仮に急に売りに出したときが怖いと思う。熱しやすく冷め安いでは済まされない。どんな経営になるのか注目される。

米国の投資会社が65%の生殺与奪権を得ることになると、業績不振の際に今度こそ西友は消えてしまうだろう。

楽天の参加もスーパーとしての生き残りにプラスには効かない。デフレ基調の経済の中で安売り路線を離れて成城石井の後を追うのはまったく無謀な選択だ。

ウォルマートは、売上が60兆円近く、世界の企業ランキングで断トツのトップだが、売上の大半を本国アメリカで稼いでいる。

海外では、10数か国に進出しているが、アメリカと地続きのカナダやメキシコ以外は、ヨーロッパでも進出しているのはイギリスだけだし、大概の国では、日本と同様、パッとしないようだ。

徹底したディスカウント商法で、利益率の高いPB商品で儲けまくるスタイルは、先進国で成熟した市場を持つ日本やヨーロッパではなじまないのかもしれない。

人の褌で相撲を取るという言い方をしますが、この投資会社なるものは人に相撲をとらせて、優勝杯と賞金は自分がいただく、というエゲツない連中です。

しかし今の西友に選択する権利も能力もない・・か。早く業績を上げて連中を追い出しましょう。それにしても最初ＫＫＫ（クー・クラックス・クラン）かと思いました。その方がニュースになったかも。

うちの地域ではイオンに押されているけれど、個人的にはイオンより西友のほうが好き。イオンは食料品の質がいまいち。西友に頑張ってほしい！

西友といえば、ライオンズが黄金時代の1980年後半に毎年優勝し、「地平を駈ける獅子を見た」が流れたのを今でも覚えてます。いまや西友と西武グループは全く関係ないのかな。そして、楽天が進出してくるとは。

堤清二氏のセゾングループ時代の西友が懐かしい。ウォルマートに買収されてから売り場からおばちゃん達が消えて、ただただ安売りの無味乾燥な売り場になってしまってから行かなくなった。

時代遅れかも知れないが商店街と一体となって街づくりに貢献する活気あふれる西友に戻って欲しい。

西友の歴史は西武、ウオルマートそしてKKR・楽天とその時代を象徴している。現場の努力は消費者に常に伝わってきている。引き続き頑張ってほしい

これからの高齢社会に向けて、業界のやり方を変えていく必要がある。じいさん、ばあさんは、あんな大量総菜は買わないよ。もう少し、ミクロのマーケティングが必要だと思います。